ヤツが来た

おはよ。


ヤツと言っては失礼でしたが、ヤツこときみ君がやってきました。

先日荒井さんからきみ君へと預かっていたものを、取りに来てくれたのよ。


丁度、買ったばかりのミシンで縫い物をしていたもので、きみ君は事務所で焼酎を飲みながら、不器用にミシンを操作するあたしを眺めていたのでした。



（ちょっとボケました）


一人で飲ませるのは忍びないので、あたしも一緒に飲みました。


「昔は、お袋がミシンを使ってたよねぇ・・・」と、きみ君。

そうそう、あたしの家にも、足踏みのミシンがあって、なんか縫ってました。

「あの頃は、手作りで、何でも作っちゃったんだよねぇ・・・」


話は今の話になり、この頃はミシンも見かけなくなったとか、雑巾も買ったほうが安いよねとか、どこかの若奥さんのような話題で盛り上がったのでございました。

ただ、自分がミシンを使ったり、手で縫ったりしてみると、手をかけることの大切さを感じるような気がしております。

ひん曲がった縫い目も、なにやらいとおしくなるようで、う～さん風に言えば「味わい」を感じたりするのでした。


もうちょっといろいろ縫ってみると、キレイに縫えるようになるかもしれません。

・・・

素敵なだんなさんに、なれるかしら？（ぴかちゃん　４８歳　おバカ)