ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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あたしがあたしでなくなる瞬間

2014-01-16 15:59:00 | ノンジャンル
こんにちは。

一大イベントの成人式が過ぎまして、昨日まで残務整理に追われました。

定休日の昨日でしたので、頃合を見て年寄りの介助に出かけました。

介助されている年寄りたちですが、あたしの労をねぎらってくれました。

じいちゃんばあちゃん、ありがとうね。


そして本日も、まだ残っておりますあれやこれやのお仕事を店で片付けつつ、平日ながらご来客を賜りました。

全身全霊をかけて、お相手させていただきました。

ありがたくご成約。

そんな中で、たまたまふた組重なりましたので、あたしのいつもの口上を述べました。

「申し訳ありませんが、今日はあたし一人でお相手させていただきますので、どうぞ他所をご覧になるご予定がありましたら、そちらを先にご覧下さいませ。」

申し訳なさ一杯ですが、それは正直に申し上げました。

そして・・・

それでもお客様は、どちら様もご辛抱いただいた上にご成約いただきました。

ありがとうございました。


全身全霊と言いましたが、あちら様とこちら様を同時にお相手させていただいているとき、あまりに頭が集中しすぎて、あたしはあたしでなくなっているような感覚がありますよ。

目の前のお嬢様に「あたしの持てる限りを尽くして、さて、何が一番ふさわしいのであろうか?」と集中しているとき、あたしというものはどこかへ行ってしまいまして、お嬢様ご本人と同化しているような錯覚を覚えます。
(危なくはないです・・・念のため)

それがオノレで知覚できるので、お嬢様とご家族様にはこんな申し開きをしています。

「あたしが正しくはないですよ」


呉服屋を30年やってきて、たどり着いたところがこんなところだと思います。

それでもそんなあたしを認めていただいて、それで食べていける今が、本当にありがたい。

心から、ありがとうございます。


あたしは一体なんだんねん?

昔からのあたしのテーマですが、商売を通じてなんとな~く気づかされているような気もしています。

・・・

心から心から、ありがとうございます。