信頼（人として）＞商い（儲けとして）

こんにちは。

今日もええ天気です。

今朝は４時に目が覚めて、暗い中をももちゃんと散歩してきました。

今日が休みの次男が「今夜はサッカーのシリア戦がある」と教えてくれました。

・・・起きていられるかな？


復旧後の豊坂屋ですが、なんとか形は整えたものの、先日はこんなお客様がご来店。

「せっかくならお宅でと思って・・・」

とご来店くださったのは、ご近所の奥様とお嬢様。

これまでも、良いもの（高いというだけの意味ではない）をお買い上げいただいておりました。

そのお嬢様がご成人を前にして、振袖を見に来てくださいました。

そして、豊坂屋の現在のオールスターキャストをご覧いただきました。

が・・・キラ星のごときスター不在がいかんともしがたい。

（前回の災害で、高額品もろとも一挙に廃棄となっております）


それながらにご覧いただいて、それでも数点をご吟味していただきました。

「これかこれ、どちらかにします」といわれましたが・・・

・・・その時、とっさに思った・・・

・・・こんな商売して、ええんかい？


よしんば、それでも良いといっていただければそれながらの商いにはなったと思う。

でも、忖度するのは難しいし、してもいかんのかもしれんけど、これはないだろうとあたし自身が思ってしまった。

そうなると、選択の余地はない。

「もう一度、改めてご覧ください」と今朝ほど電話でお伝えしました。


商いができるかどうかは大事です。

それで食べていけないとあたしは困ってしまう。

でも、「せっかくだから豊坂屋で」と言ってくださったお客様のお気持ちに全力で向かわなければ、あたしが商売している意味がない。

食べるだけの稼ぎがなんとかできて、同時にお客様も幸せだと思っていただけたら最高です。

そんな商売ができたらエエです。


呉服屋さん、大好きよ。

もうちょっとだけ、頑張ろうと思っています。

お客様と一緒に幸せになれる商売を、頑張ろうと思います。

こんなあたしと豊坂屋ですが、どうぞよろしくお願いします。