こんにちは。
昨日の定休日は、翌日にわたって次男がお母ちゃんのところに行ったので、あらかじめの天気予報もにらみながら、美子ちゃんに了解を得て、ユキさんのいる美子ちゃんの畑でキャンプをした。
最近、このあたりには野犬が出るらしい。
実は、ユキさんの子どもも、一匹野犬に襲われて命を落としたらしい。
そんなことをとても心配していると、美子ちゃんからこの頃聞いたものだから、尚のことに、おじいちゃんは老い先が短いので、食われても仕方がないかと覚悟しつつ、せめて一晩、ユキさんの警護をしたのでした。
・・・というのは、本当ではなくて、一度この里山でテントで過ごしたかっただけです。
その程度の男ですよ、あたしゃ。
さて、久しぶりの野営ですが、イワナ同様、来たからと言ってすることもないからのんびり出かけます。
3時過ぎだと思う。
家から15分もあれば着いてしまうこの里山に、いつものテント一式をフリードに積んでやってきた。
早速に、風向きと地面を考えてテント設営。
慣れ親しんだスノーピーク・FAL2 無事完成。
で、それをほんの少し動かそうと思って、テントの骨を持ち上げたら・・・ポキ!
あっら~~~!!! 折れてまったがね。
骨も折れたけど、あたしの心も折れそうになった。
・・・帰ろっかな?
と一瞬思いましたが、そこはそれ、久しぶりの野営をせっかく楽しみに来たという思いもある。
う~む・・・とりあえず、ビールを飲んで考えよう。
一本の栓をあけて、ユキさんに相談。
「いったらんかい!ボケ!」
と、ユキさんに言われた気がしました。
心が決まればこっちのもので、ひしゃげたテントの中を確認して、なんとか寝るスペースは確保できると判断してマットとシュラフを設置。
ここをキャンプ地とする!
心の中で、ガッツポーズします。
さて、毎度ながら、キャンプと言えば、キャンプファイヤーですね。
それに取り掛かる。
とは言え、毎度のあたしの焚き火は、お一人さま用の焚き火です。
そのための小さな焚き火台に、木を乗せますが、さすが美子ちゃんの畑には、燃やすものが山とある。(竹林の隣なんだ)
小屋の周りの木片をかき集めれば、すぐに準備完了。
そして、イワナで学習したのですが、木っ端を燃やすのは楽ですが火がすぐに落ちてしまうので、家からカッチカチの備長炭を持ってきています。
これなら、目を離していても燃え続けてくれるでせう。
やがて、日が暮れた。
夕日の落ちるのを眺めながら飲んでいると、美子ちゃんの旦那さん(以後、パパさん)が登場。
ユキさんにご飯を上げにきたらしい。
「今日はお世話になります」と挨拶をして、しばらく歓談。
パパさん、現役サーファーで、大変活動的な方ですの。
これまでにも会った事はありますが、今回は大変面白いお話をたくさんしてくれた。
いわく、「一番初めに飼ったヤギは、去勢してないオスで、自分の体にオシッコをかけまくって、とても臭かったのだ(ヤギとはそういうものらしい)」とか、
いわく、「そんなヤギは、イスラムのラマダン明けに、ご馳走として食われるのだ」とか、
いわく、「ここはすぐそばに水が湧き出るところがある。実はこの辺りは、水が豊富なのだ」(目と鼻の先にセントレアがありますほどに伊勢湾が近い。里山とは言えたいした高さの山があるわけではないけれど、水が豊富で、だからここには作り酒屋もある)とか、
勉強になりました。
やがて帰り際に、空に向かってオー!と声をかけた。
何事かと聞けば、カラスの餌付けをしているとおっしゃる。
観れば確かに、巨大竹ブランコの上に、2匹のカラスが止まっておりました。
さすが美子ちゃんのパパさんでしたね。
帰り際、差し入れいただきました。
ありがとうございました。
すっかり日が落ちたので、焚き火開始。
エエ感じです。
そしてあたしは、ただただ、飲む。
エエ感じです。
海の方を見ながらボーっとしていると、今度は、美子ちゃんが登場。
お仕事の帰りに、たぶんあたしが悪さをしていないかと偵察に来たのでしょう。
そこそこちゃんとしているのを確認されましたところで、美子ちゃんともしばらく歓談。
この人おらんかったら、あたしもこんなことできません。
アレヤコレヤのご縁のお陰と感謝しつつ、美子ちゃんからも差し入れいただきました。
ありがとうございました。
すっかりベロベロになりかけたときに、車が来る音がする。
その前に美子ちゃんから、「ひょっとすると警察が見回りに来るかもしれないからね。不審者でないことを、きちんと説明するのですよ。」と聞いていたので、それだと思ったら、止まった車がかっこいい白いBMW。
案の定、颯爽と現れたのは、丸ちゃんでした。
驚くあたしが「なにぃ~?あんた」(名古屋なまりで)、と聞けば、
「ぴかさんがテントで困っているのを知って、来ちゃいました。」・・・だって。
う~む・・・やっぱり、こんなエエ人、そうそうおらんな・・・と、とっさにあたしは思ったですの。
自分の椅子まで持ってきて、焚き火の前に腰掛けて、あたしは飲むけど丸ちゃんは飲まないですが、ただただ世間話をしたですよ。
それが本当に楽しくてね。
ついでに丸ちゃん、テントの修理までしてくれた。
「ラジオがないって聞いたから」と言って、スマホでジャズまで流してくれました。
(ここはイワナと違って電波が通じるので、あたしのことを逐一FBで流しておりました。)
う~む・・・こんなエエ人、探してもおらんな・・・と、また思った。
どうだろう?1時間くらいいたのかな?
やがて彼は、かっこいい白いBMWで、颯爽と帰っていきました。
丸ちゃん、本当にありがとうございました。
9時ごろになっていたのかな?
よくわかりませんが、あるだけのお酒を全部飲みきったので、寝ます。
骨が折れたひしゃげたテントですが、今宵は本当に暖かくて、大変気持ちよく眠りに落ちました。
・・・夜半。
雨の音で目が覚めた。
3時くらいだろうか?
その後、ウトウトしながら4時。
もうこれ以上は寝られないと分かるので、起床。
もちろん外は真っ暗。
ついでに言うと、途中で2回オシッコにも起きた。
ヘッドライトで、辺りを見回して、野犬がいないことは確認した。
そこで、濡れているテントの撤収は夜が明けてから改めてにして、起きていてもすることないから帰宅しました。
明けて、快晴の午前9時。
再度出かけて、テントその他の撤収。
どうやらユキさん、今日も室内待機のようです。
野犬の恐れがなくなると良いなと祈りつつ、美子ちゃんの里山キャンプ、大変楽しませていただきました。
皆さま、ありがとうございました。
昨日の定休日は、翌日にわたって次男がお母ちゃんのところに行ったので、あらかじめの天気予報もにらみながら、美子ちゃんに了解を得て、ユキさんのいる美子ちゃんの畑でキャンプをした。
最近、このあたりには野犬が出るらしい。
実は、ユキさんの子どもも、一匹野犬に襲われて命を落としたらしい。
そんなことをとても心配していると、美子ちゃんからこの頃聞いたものだから、尚のことに、おじいちゃんは老い先が短いので、食われても仕方がないかと覚悟しつつ、せめて一晩、ユキさんの警護をしたのでした。
・・・というのは、本当ではなくて、一度この里山でテントで過ごしたかっただけです。
その程度の男ですよ、あたしゃ。
さて、久しぶりの野営ですが、イワナ同様、来たからと言ってすることもないからのんびり出かけます。
3時過ぎだと思う。
家から15分もあれば着いてしまうこの里山に、いつものテント一式をフリードに積んでやってきた。
早速に、風向きと地面を考えてテント設営。
慣れ親しんだスノーピーク・FAL2 無事完成。
で、それをほんの少し動かそうと思って、テントの骨を持ち上げたら・・・ポキ!
あっら~~~!!! 折れてまったがね。
骨も折れたけど、あたしの心も折れそうになった。
・・・帰ろっかな?
と一瞬思いましたが、そこはそれ、久しぶりの野営をせっかく楽しみに来たという思いもある。
う~む・・・とりあえず、ビールを飲んで考えよう。
一本の栓をあけて、ユキさんに相談。
「いったらんかい!ボケ!」
と、ユキさんに言われた気がしました。
心が決まればこっちのもので、ひしゃげたテントの中を確認して、なんとか寝るスペースは確保できると判断してマットとシュラフを設置。
ここをキャンプ地とする!
心の中で、ガッツポーズします。
さて、毎度ながら、キャンプと言えば、キャンプファイヤーですね。
それに取り掛かる。
とは言え、毎度のあたしの焚き火は、お一人さま用の焚き火です。
そのための小さな焚き火台に、木を乗せますが、さすが美子ちゃんの畑には、燃やすものが山とある。(竹林の隣なんだ)
小屋の周りの木片をかき集めれば、すぐに準備完了。
そして、イワナで学習したのですが、木っ端を燃やすのは楽ですが火がすぐに落ちてしまうので、家からカッチカチの備長炭を持ってきています。
これなら、目を離していても燃え続けてくれるでせう。
やがて、日が暮れた。
夕日の落ちるのを眺めながら飲んでいると、美子ちゃんの旦那さん(以後、パパさん)が登場。
ユキさんにご飯を上げにきたらしい。
「今日はお世話になります」と挨拶をして、しばらく歓談。
パパさん、現役サーファーで、大変活動的な方ですの。
これまでにも会った事はありますが、今回は大変面白いお話をたくさんしてくれた。
いわく、「一番初めに飼ったヤギは、去勢してないオスで、自分の体にオシッコをかけまくって、とても臭かったのだ(ヤギとはそういうものらしい)」とか、
いわく、「そんなヤギは、イスラムのラマダン明けに、ご馳走として食われるのだ」とか、
いわく、「ここはすぐそばに水が湧き出るところがある。実はこの辺りは、水が豊富なのだ」(目と鼻の先にセントレアがありますほどに伊勢湾が近い。里山とは言えたいした高さの山があるわけではないけれど、水が豊富で、だからここには作り酒屋もある)とか、
勉強になりました。
やがて帰り際に、空に向かってオー!と声をかけた。
何事かと聞けば、カラスの餌付けをしているとおっしゃる。
観れば確かに、巨大竹ブランコの上に、2匹のカラスが止まっておりました。
さすが美子ちゃんのパパさんでしたね。
帰り際、差し入れいただきました。
ありがとうございました。
すっかり日が落ちたので、焚き火開始。
エエ感じです。
そしてあたしは、ただただ、飲む。
エエ感じです。
海の方を見ながらボーっとしていると、今度は、美子ちゃんが登場。
お仕事の帰りに、たぶんあたしが悪さをしていないかと偵察に来たのでしょう。
そこそこちゃんとしているのを確認されましたところで、美子ちゃんともしばらく歓談。
この人おらんかったら、あたしもこんなことできません。
アレヤコレヤのご縁のお陰と感謝しつつ、美子ちゃんからも差し入れいただきました。
ありがとうございました。
すっかりベロベロになりかけたときに、車が来る音がする。
その前に美子ちゃんから、「ひょっとすると警察が見回りに来るかもしれないからね。不審者でないことを、きちんと説明するのですよ。」と聞いていたので、それだと思ったら、止まった車がかっこいい白いBMW。
案の定、颯爽と現れたのは、丸ちゃんでした。
驚くあたしが「なにぃ~?あんた」(名古屋なまりで)、と聞けば、
「ぴかさんがテントで困っているのを知って、来ちゃいました。」・・・だって。
う~む・・・やっぱり、こんなエエ人、そうそうおらんな・・・と、とっさにあたしは思ったですの。
自分の椅子まで持ってきて、焚き火の前に腰掛けて、あたしは飲むけど丸ちゃんは飲まないですが、ただただ世間話をしたですよ。
それが本当に楽しくてね。
ついでに丸ちゃん、テントの修理までしてくれた。
「ラジオがないって聞いたから」と言って、スマホでジャズまで流してくれました。
(ここはイワナと違って電波が通じるので、あたしのことを逐一FBで流しておりました。)
う~む・・・こんなエエ人、探してもおらんな・・・と、また思った。
どうだろう?1時間くらいいたのかな?
やがて彼は、かっこいい白いBMWで、颯爽と帰っていきました。
丸ちゃん、本当にありがとうございました。
9時ごろになっていたのかな?
よくわかりませんが、あるだけのお酒を全部飲みきったので、寝ます。
骨が折れたひしゃげたテントですが、今宵は本当に暖かくて、大変気持ちよく眠りに落ちました。
・・・夜半。
雨の音で目が覚めた。
3時くらいだろうか?
その後、ウトウトしながら4時。
もうこれ以上は寝られないと分かるので、起床。
もちろん外は真っ暗。
ついでに言うと、途中で2回オシッコにも起きた。
ヘッドライトで、辺りを見回して、野犬がいないことは確認した。
そこで、濡れているテントの撤収は夜が明けてから改めてにして、起きていてもすることないから帰宅しました。
明けて、快晴の午前9時。
再度出かけて、テントその他の撤収。
どうやらユキさん、今日も室内待機のようです。
野犬の恐れがなくなると良いなと祈りつつ、美子ちゃんの里山キャンプ、大変楽しませていただきました。
皆さま、ありがとうございました。