ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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美子ちゃんの畑で、ユキさんと添い寝するのだ。

2020-11-18 16:13:00 | ノンジャンル
こんにちは。

昨日の定休日は、翌日にわたって次男お母ちゃんのところに行ったので、あらかじめの天気予報もにらみながら、美子ちゃんに了解を得て、ユキさんのいる美子ちゃんの畑でキャンプをした。

最近、このあたりには野犬が出るらしい。

実は、ユキさんの子どもも、一匹野犬に襲われて命を落としたらしい。

そんなことをとても心配していると、美子ちゃんからこの頃聞いたものだから、尚のことに、おじいちゃんは老い先が短いので、食われても仕方がないかと覚悟しつつ、せめて一晩、ユキさんの警護をしたのでした。

・・・というのは、本当ではなくて、一度この里山でテントで過ごしたかっただけです。

その程度の男ですよ、あたしゃ。


さて、久しぶりの野営ですが、イワナ同様、来たからと言ってすることもないからのんびり出かけます。

3時過ぎだと思う。

家から15分もあれば着いてしまうこの里山に、いつものテント一式をフリードに積んでやってきた。

早速に、風向きと地面を考えてテント設営。

慣れ親しんだスノーピーク・FAL2 無事完成。

で、それをほんの少し動かそうと思って、テントの骨を持ち上げたら・・・ポキ!



あっら~~~!!! 折れてまったがね。


骨も折れたけど、あたしの心も折れそうになった。

・・・帰ろっかな?


と一瞬思いましたが、そこはそれ、久しぶりの野営をせっかく楽しみに来たという思いもある。

う~む・・・とりあえず、ビールを飲んで考えよう。



一本の栓をあけて、ユキさんに相談。



「いったらんかい!ボケ!」

と、ユキさんに言われた気がしました。

心が決まればこっちのもので、ひしゃげたテントの中を確認して、なんとか寝るスペースは確保できると判断してマットとシュラフを設置。




ここをキャンプ地とする!

心の中で、ガッツポーズします。


さて、毎度ながら、キャンプと言えば、キャンプファイヤーですね。

それに取り掛かる。

とは言え、毎度のあたしの焚き火は、お一人さま用の焚き火です。

そのための小さな焚き火台に、木を乗せますが、さすが美子ちゃんの畑には、燃やすものが山とある。(竹林の隣なんだ)

小屋の周りの木片をかき集めれば、すぐに準備完了。

そして、イワナで学習したのですが、木っ端を燃やすのは楽ですが火がすぐに落ちてしまうので、家からカッチカチの備長炭を持ってきています。

これなら、目を離していても燃え続けてくれるでせう。


やがて、日が暮れた。



夕日の落ちるのを眺めながら飲んでいると、美子ちゃんの旦那さん(以後、パパさん)が登場。



ユキさんにご飯を上げにきたらしい。

「今日はお世話になります」と挨拶をして、しばらく歓談。

パパさん、現役サーファーで、大変活動的な方ですの。

これまでにも会った事はありますが、今回は大変面白いお話をたくさんしてくれた。

いわく、「一番初めに飼ったヤギは、去勢してないオスで、自分の体にオシッコをかけまくって、とても臭かったのだ(ヤギとはそういうものらしい)」とか、

いわく、「そんなヤギは、イスラムのラマダン明けに、ご馳走として食われるのだ」とか、

いわく、「ここはすぐそばに水が湧き出るところがある。実はこの辺りは、水が豊富なのだ」(目と鼻の先にセントレアがありますほどに伊勢湾が近い。里山とは言えたいした高さの山があるわけではないけれど、水が豊富で、だからここには作り酒屋もある)とか、

勉強になりました。

やがて帰り際に、空に向かってオー!と声をかけた。

何事かと聞けば、カラスの餌付けをしているとおっしゃる。

観れば確かに、巨大竹ブランコの上に、2匹のカラスが止まっておりました。



さすが美子ちゃんのパパさんでしたね。

帰り際、差し入れいただきました。



ありがとうございました。


すっかり日が落ちたので、焚き火開始。



エエ感じです。

そしてあたしは、ただただ、飲む。

エエ感じです。


海の方を見ながらボーっとしていると、今度は、美子ちゃんが登場。



お仕事の帰りに、たぶんあたしが悪さをしていないかと偵察に来たのでしょう。

そこそこちゃんとしているのを確認されましたところで、美子ちゃんともしばらく歓談。

この人おらんかったら、あたしもこんなことできません。

アレヤコレヤのご縁のお陰と感謝しつつ、美子ちゃんからも差し入れいただきました。



ありがとうございました。


すっかりベロベロになりかけたときに、車が来る音がする。

その前に美子ちゃんから、「ひょっとすると警察が見回りに来るかもしれないからね。不審者でないことを、きちんと説明するのですよ。」と聞いていたので、それだと思ったら、止まった車がかっこいい白いBMW

案の定、颯爽と現れたのは、丸ちゃんでした。

驚くあたしが「なにぃ~?あんた」(名古屋なまりで)、と聞けば、

「ぴかさんがテントで困っているのを知って、来ちゃいました。」・・・だって。

う~む・・・やっぱり、こんなエエ人、そうそうおらんな・・・と、とっさにあたしは思ったですの。



自分の椅子まで持ってきて、焚き火の前に腰掛けて、あたしは飲むけど丸ちゃんは飲まないですが、ただただ世間話をしたですよ。

それが本当に楽しくてね。

ついでに丸ちゃん、テントの修理までしてくれた。



「ラジオがないって聞いたから」と言って、スマホでジャズまで流してくれました。

(ここはイワナと違って電波が通じるので、あたしのことを逐一FBで流しておりました。)

う~む・・・こんなエエ人、探してもおらんな・・・と、また思った。


どうだろう?1時間くらいいたのかな?

やがて彼は、かっこいい白いBMWで、颯爽と帰っていきました。

丸ちゃん、本当にありがとうございました。


9時ごろになっていたのかな?

よくわかりませんが、あるだけのお酒を全部飲みきったので、寝ます。

骨が折れたひしゃげたテントですが、今宵は本当に暖かくて、大変気持ちよく眠りに落ちました。


・・・夜半。

雨の音で目が覚めた。

3時くらいだろうか?

その後、ウトウトしながら4時。

もうこれ以上は寝られないと分かるので、起床。

もちろん外は真っ暗。

ついでに言うと、途中で2回オシッコにも起きた。

ヘッドライトで、辺りを見回して、野犬がいないことは確認した。

そこで、濡れているテントの撤収は夜が明けてから改めてにして、起きていてもすることないから帰宅しました。


明けて、快晴の午前9時。

再度出かけて、テントその他の撤収。



どうやらユキさん、今日も室内待機のようです。




野犬の恐れがなくなると良いなと祈りつつ、美子ちゃんの里山キャンプ、大変楽しませていただきました。

皆さま、ありがとうございました。