こんばんは・・・というより、おはようございますの24日午前4時。
@病院7階の病棟応接室。
早すぎて誰もいないから、よくこの時間にここにきて朝明けの窓外を眺めるのが好きですが、さすがに今日は早すぎてまだ暗いや。
さて、思い立って今朝はこちらから初めてパソを持ち込んで、ブログを書いてみようと思います。
いざ。
閉鎖空間となっていますこの病院というところですが、かつて申しましたように、あたしが言うところの光はないのですが(少ないと言い換えたほうがいいかもしれない)、それでもいろいろなところで気付きはある。
この頃目にした他人様の投稿で、「入院したけれど、医療の様子がひどい」というものがあった。
医療も一律ではないから、出来の良いところ悪いところ、得手のいいところ悪いところがあるのかもしれないとは理解できる。
ただ、あたしもそうであったけれど,急な入院とか対処できるのがソコしかないという場合もあって、これは選択の余地がない。
今回の投稿主もご主人が事故だそうで、救急に入られたところがそういう対応なのを嘆いておられた。
今は、ご快癒と早期の退院を念じておりますが、それはそれとして、比してあたしのこちらは十分に満足のいく体制だと思います。
それでもよく見ていると、その理由というものがわかってきたりもする。
一つ気付いたのは、ご本人たちがどう思っているかはわかりませんが、お医者や看護師さんたちの努力というのか献身というのか?そういうものの上でようやく成り立っているという事実。
つまり、患者の尊厳をどこまで理解して対処できるかの精神的技術的な高度なことを、ここの看護師さんたちなどは十分に合格点というところでやっていると思うのですが、ご本人たちの精神的体力的な負担はそれは多大なものであろうとも想像できます。
それゆえ、ここの看護師さん(特に女性)に、年配の人が大変少ない。
若い女性が多いのはおじいちゃんにはありがたいですが、そうでないと務まらないハードさがあると思うのでありました。
「だから、患者の相手がぞんざいになっても仕方がない」という理屈は当てはまりませんが、負担のなるべく少ない範囲で、長続きする程度のお務めの中で、この患者の満足度、医療の高度さを保っていただきたいと切に思うのでありました。
ちなみに、患者もいろいろで、ものすごくわがままを言う輩もいる。
それでも献身的に対処する彼女たちには頭が下がるのですが、そこまでせんでもええだろう?と思うところもあってたまに進言したりすると、彼女たちは黙ってしまう。
そこは、先輩というのが指導するといいなと思ったりしますが、先の通りに先輩があまりいないから、直近の若い先輩がお手本になっていて、その為に過剰かもなとも思える看護?をすることになっているのかもしれないと、理解しているところもあるのでした。
次。
入院が長かったから、いろいろなシーンに出くわしました。
楽しいこともありましたが、
心に深く残っているのは、こんな場面。
3カ月ほど前かな?
部屋の移動があって、個室から大部屋に移った。
それくらい、あたしの症状は改善してきたのだろうと思っていた。
その4人部屋に、一人おじいちゃんがいた。
およそ動ける様子もなく、御一緒したその時点から何やら念仏のようなものを寝たままでゴニョゴニョ口籠っていた。
で、相当のお年のようだし、半ボケのおじいちゃんが訳もわからぬことを一人口しているのかと思っていたら、たまに看護師さんが見回りにやって来た時にハッキリしゃべるのを聞いて、それがなんであるのか理解した。
このおじいちゃん、水が飲みたかったのだ。
ただ、病気のせいかお医者から止められているらしく、看護師さんも「飲ませてあげられないんです」と答えていた。
そして・・・その夜おじいちゃんは、亡くなった。
・・・
これは一体なんであるのか?
その時のあたしの、咄嗟の感情でしたね。
事の良し悪しを言うつもりはない。
それぞれの立場で、それぞれが良いと思った結果であった。
が、あたしは今一つ釈然としない何かがいまだに残っている。
人間の尊厳というものの扱い。
あのおじいちゃん、今生、幸せだったんかな?
そうでありますように。
それがずっと残っています。合掌。
さて、この頃も変わらず、あたしゃ入院生活が続いておりますが、下痢も相変わらずでその上に投薬のせいで浮腫みもすごい。
足首以下が象の足になりまちた。
足首が膨れすぎて曲がらないから、歩けないヨ。
これが結構つらいのよ。
でも、リハビリ頑張りまっす。
これも見せちゃおう。
ドン!
心電図みたいなの二つ付きの、サイボーグP。
どや、カッコエエだろ?
そして、とどめだ!
オムツだよ。
腸がGVHD(二つの免疫が体の中で軋轢を起こして調子の悪い状態になるのだ)で、それが下痢の原因らしいのですが、便の量を計るのにオムツで便を取ります。
もうすっかり慣れました(当初は大騒ぎ)・・・エヘッ!
絶食も10日を過ぎまして、固形物を10日間食べてないよ。
味覚障害もあるから美味しいものが食べられないとわかっていますが、おなかが頼りないのだな。
2日前から腸の練習にと言われて、飲み始めたのがコレ。
顆粒のこいつを、朝と昼、お湯で溶かして飲む。
甘いです。
一日、朝昼、100ccずつ飲みます。
それで腸を鳴らしているらしいです。
あぁ、ちょうですか?・・・はい、ちょうです。
(最近身内で、腸ネタが多いな)
・・・
あ、夜明けだ!
さて、今日もおじいちゃん頑張りまっす。
いつもながらの何の役にも立たぬブログですが、ご高覧いただき、ありがとうございました。
どうぞ、あまねく穏やかでありますように。