こんにちは。
「24日まで休業します」と張り紙をして出かけたものの、予定より早く帰ったものですから、今日から営業します。
あちらにもこちらにも「24日までいませんから・・・」と伝えているだけに、開けてどうなるものでもないかもなぁ?と思いつつ、そこは商売人ですので、それでも「開いていて良かった!」と言ってくださる方がおられるかもしれませぬよ。
・・・お役に立てたら幸いです。
(昨晩は、一泊二日で、またどこかへ行ってやろうかとも思っていましたが・・・出来の悪い商売人)
さて、お遍路さん3日目。(だんだん記憶が薄れていく・・・)
ホテルを夜明け前に出発。
28番「大日寺」
真っ暗。
それでも祈る祈る・・・
次の29番「国分寺」でようやく白んできましたね。
30番「善楽寺」からは高知市内。
初めての高知で、是非とも行きたいところがあった。
それは、「はりまや橋」と「桂浜」
(身内の話で申し訳ないですが、高知市のお仲間のHなぶささんもナビ子ちゃんに入れておいたのですが、朝が早すぎてとてもではないですが起こすのが忍びなかったです。ということで、残念ながら今回はパス)
さて、まずは「はりまや橋」
坊さんもかんざし屋も見あたりませんですた。
でも、見たから良し。
そして、「桂浜」
龍馬さん、ワシもとうとうここまで来たきに!(土佐弁、合ってます?)
そして、太平洋を望む桂浜へおりて、
前日に買いましたオニギリ(昨夕、閉店間際のため半額)で朝食。
日本の夜明けは確かに近かったです。(つ~か、すでに明けてました)
そんな桂浜には、
北名古屋市のあの人が考えそうなコピーがありました。
その後もお参りを続けまして、36番「青龍寺」
ここでも
「奥の院はこちら」
という標識を見ると、ついヨロヨロと誘われてしまうP。
で、あんまり人が通った形跡もないような山に入ってみる。
人が通っていないから、山道なのか獣道なのかがよくわからないところを行きますと、
でたぁ~!マムシ!(実は、ヤマカガシかもしれない・・・赤いんだ)
結局どんどこと行きましたが、道がわからなくなって引き返しました。
奥の院・・・おそるべし。
さて、その次に着きました37番「岩本寺」
ここで事件は起こった。
お参りを済ませて、止めてあった亀太郎のリアキャリアに再びカメラやらをしまおうとしたところ、亀太郎、勝手に右に転倒。
・・・なぬ?
右に傾斜している場所ではない・・・それなのに、なぜ?
倒れた亀太郎を見て、あたしは驚いた・・・
後ろのタイヤが半分白くなっている!
よくよく見ると、右半分のタイヤのゴムがなくなって、金属のワイヤー部分がむき出しになっていました。
どうやら、タイヤがすり減りすぎて、本来のバイクの高さが保てなかったらしい。
う~む・・・
・・・死ななくてよかった。
それまで平気でカーブを曲がっておりましたが、まさかこんなことになっていようとは!
転倒の折、右のバックミラーもボッキリと折れまして、折れたバックミラーを荷物としてくくりつけて、傷心のうちにソロリソロリと当てのないバイク屋さんを探す旅に出たのでありました。
ここは名も無いド田舎。
行くしかないのだ!
高知の長い太平洋岸をこわごわ走りまして、やがて四万十市。
一番最初に目に付いたガソリンスタンドに飛び込んで聞いてみた。
「この近くに、バイク屋さんはありまへんか?」
スタンドのお兄さんが優しく教えてくれたのが、とても小さな自転屋さん。
満身創痍の亀太郎を止めて、藁にもすがる思いでお店の人に聞いてみた。
そこの若いお兄さん・・・
「今すぐにと言われてもねぇ・・・タイヤもないし・・・4・5日くらいはかかるかもしれませんよ・・・」
これを聞いて、グルグルと回転するPの腐った脳細胞。
(5日かかっても、直ればいいじゃないか?)
(いやいや、5日もかかるなら、バイクごと送り返して出直したらどうだ?)
その間、約2秒。
答えは、
「直してください」
でした。
これもご縁と思って、ここで楽しんだらええじゃないかと思いましたの。
そんな話をしていましたら、そのお兄さんが何かひらめいたようで、奥に引っ込んでいった。
そしてしばらくすると、
「よくわからないけれど、大きなバイク屋さんがあるから、そこへ行ってみたら?」
と教えてくれた。
何かの伝票の裏側に地図を書いてくれて、それを渡してくれました。
お礼を言って出かけようとしましたら、また亀太郎は勝手にコケました。
お兄さんは、
「大丈夫ですか?」
と心配してくれました。
お兄さん、ありがとふ。
そこからしばらく地図の通りに行きまして、着いたところがこちら。
「オートショップ オジマ」さんでした。
早速に現状を報告。
亀太郎を見るやいなや、社長さんらしき人が、
「危なかったねぇ!」
・・・
結局、タイヤの取り寄せは明日となり、それでも明日中には直るということで一安心。
(実は、一安心どころか危機一髪だったP)
社長さんは宿の紹介までしてくれまして、この日はこちらに投宿。
「民宿 中村」 素泊まり3500円。
お遍路さんの中で、結果的に最もコスパの高いところでした。
陽の高いうちにこんなことになったものだから、することがなくてとりあえず飲もうと思ったP。
宿の気のいいおばちゃん(=女主人)が教えてくれた。
「近くの飲み屋は美味しくないからね。前の店で買いなさい。」
その前の店・・・
四万十観光協会御用達みたいなところですた。
これもまたご縁ですよ。
店内を物色して、こちら、
なぜか夕食時には早いのに、半額にしてしまう心優しい四万十なのか?
せっかくでしたので、お酒だけはご当地の日本酒「四万十」を飲みます。
この頃、北名古屋市のあのお方に近況報告。
後に家に帰りまして、FBを拝見しましたら、
「ざまぁみろ」
・・・だと・・・
そんなあなたにも、弘法さんのご加護がありますように。
(奥さまとまゆちゃんには、絶対バチは当たりませぬからね・・・写真をありがとう)
ジェットコースターのような出来事の本日も、飲めばホロホロとして穏やかに就寝。(あたしの得意技)
そして、明けて翌日。
いつも通りに早朝の起床。
ありがたいことに、バイク屋さんが代車としてスクーターを貸してくれていました。
これを使わない手はないですね。
ということで、こんなことでもなければ立ち寄ることもなかったであろう四万十市の散策です。
日本最後の清流四万十の名は聞き及んでおりました。
だからということで、出かけました。
川沿いを上ってみた。
・・・着いたよ。
有名な沈下橋。
渡ってみるとわかりますが、車がすれ違えない。
絶対落ちた人がいますね。
ここに来ると、「飲んだら乗るな」と肝に命じると思いました。
そんなことを思いつつ、朝食。
今日もオニギリがうまい!
まだ時間はありますので、河口に下りてみた。
四万十川が太平洋とつながるところ。
ここへ連れてきてくれたのがこちら。
時速30キロのツーリングも楽しいかも?と知った気がいたしました。
お昼間近になりまして、バイク屋さんに寄ってみました。
「今やっているからね」
と言われて、お店で待たせてもらいました。
・・・神妙な顔つきの亀太郎。
そばにあったのが、
ゴムが禿げたかつてのタイヤ。(ピッカピカ)
後に社長が教えてくれた。
「空気圧が低かったからこうなったんだよ」
そういえばと思うのは、走っているとき「バチバチッ」という音を聞いていた。
あれは、ゴムがちぎれて飛んだ音だったのではなかったか?
小一時間して、前後ともタイヤ交換が完了。
「新しいタイヤは滑るから、気をつけてね」
作業をしてくれたお兄ちゃんが、声をかけてくれました。
そして社長は、
「足摺岬へはこちらの道を通ると良いですよ」
と教えてくれた。
優しさが身にしみたのです・・・
心からのお礼を申しまして、次の札所へと向かいました。
・・・
旅立ちの前、おばかの殿さまからこんな言葉をいただいていた。
「出会いを通じて、自分に出会う」
出会ったご縁を生かしたいと思いました。
この日は長い一日だったので、今日はこれまで。
・・・続く
「24日まで休業します」と張り紙をして出かけたものの、予定より早く帰ったものですから、今日から営業します。
あちらにもこちらにも「24日までいませんから・・・」と伝えているだけに、開けてどうなるものでもないかもなぁ?と思いつつ、そこは商売人ですので、それでも「開いていて良かった!」と言ってくださる方がおられるかもしれませぬよ。
・・・お役に立てたら幸いです。
(昨晩は、一泊二日で、またどこかへ行ってやろうかとも思っていましたが・・・出来の悪い商売人)
さて、お遍路さん3日目。(だんだん記憶が薄れていく・・・)
ホテルを夜明け前に出発。
28番「大日寺」
真っ暗。
それでも祈る祈る・・・
次の29番「国分寺」でようやく白んできましたね。
30番「善楽寺」からは高知市内。
初めての高知で、是非とも行きたいところがあった。
それは、「はりまや橋」と「桂浜」
(身内の話で申し訳ないですが、高知市のお仲間のHなぶささんもナビ子ちゃんに入れておいたのですが、朝が早すぎてとてもではないですが起こすのが忍びなかったです。ということで、残念ながら今回はパス)
さて、まずは「はりまや橋」
坊さんもかんざし屋も見あたりませんですた。
でも、見たから良し。
そして、「桂浜」
龍馬さん、ワシもとうとうここまで来たきに!(土佐弁、合ってます?)
そして、太平洋を望む桂浜へおりて、
前日に買いましたオニギリ(昨夕、閉店間際のため半額)で朝食。
日本の夜明けは確かに近かったです。(つ~か、すでに明けてました)
そんな桂浜には、
北名古屋市のあの人が考えそうなコピーがありました。
その後もお参りを続けまして、36番「青龍寺」
ここでも
「奥の院はこちら」
という標識を見ると、ついヨロヨロと誘われてしまうP。
で、あんまり人が通った形跡もないような山に入ってみる。
人が通っていないから、山道なのか獣道なのかがよくわからないところを行きますと、
でたぁ~!マムシ!(実は、ヤマカガシかもしれない・・・赤いんだ)
結局どんどこと行きましたが、道がわからなくなって引き返しました。
奥の院・・・おそるべし。
さて、その次に着きました37番「岩本寺」
ここで事件は起こった。
お参りを済ませて、止めてあった亀太郎のリアキャリアに再びカメラやらをしまおうとしたところ、亀太郎、勝手に右に転倒。
・・・なぬ?
右に傾斜している場所ではない・・・それなのに、なぜ?
倒れた亀太郎を見て、あたしは驚いた・・・
後ろのタイヤが半分白くなっている!
よくよく見ると、右半分のタイヤのゴムがなくなって、金属のワイヤー部分がむき出しになっていました。
どうやら、タイヤがすり減りすぎて、本来のバイクの高さが保てなかったらしい。
う~む・・・
・・・死ななくてよかった。
それまで平気でカーブを曲がっておりましたが、まさかこんなことになっていようとは!
転倒の折、右のバックミラーもボッキリと折れまして、折れたバックミラーを荷物としてくくりつけて、傷心のうちにソロリソロリと当てのないバイク屋さんを探す旅に出たのでありました。
ここは名も無いド田舎。
行くしかないのだ!
高知の長い太平洋岸をこわごわ走りまして、やがて四万十市。
一番最初に目に付いたガソリンスタンドに飛び込んで聞いてみた。
「この近くに、バイク屋さんはありまへんか?」
スタンドのお兄さんが優しく教えてくれたのが、とても小さな自転屋さん。
満身創痍の亀太郎を止めて、藁にもすがる思いでお店の人に聞いてみた。
そこの若いお兄さん・・・
「今すぐにと言われてもねぇ・・・タイヤもないし・・・4・5日くらいはかかるかもしれませんよ・・・」
これを聞いて、グルグルと回転するPの腐った脳細胞。
(5日かかっても、直ればいいじゃないか?)
(いやいや、5日もかかるなら、バイクごと送り返して出直したらどうだ?)
その間、約2秒。
答えは、
「直してください」
でした。
これもご縁と思って、ここで楽しんだらええじゃないかと思いましたの。
そんな話をしていましたら、そのお兄さんが何かひらめいたようで、奥に引っ込んでいった。
そしてしばらくすると、
「よくわからないけれど、大きなバイク屋さんがあるから、そこへ行ってみたら?」
と教えてくれた。
何かの伝票の裏側に地図を書いてくれて、それを渡してくれました。
お礼を言って出かけようとしましたら、また亀太郎は勝手にコケました。
お兄さんは、
「大丈夫ですか?」
と心配してくれました。
お兄さん、ありがとふ。
そこからしばらく地図の通りに行きまして、着いたところがこちら。
「オートショップ オジマ」さんでした。
早速に現状を報告。
亀太郎を見るやいなや、社長さんらしき人が、
「危なかったねぇ!」
・・・
結局、タイヤの取り寄せは明日となり、それでも明日中には直るということで一安心。
(実は、一安心どころか危機一髪だったP)
社長さんは宿の紹介までしてくれまして、この日はこちらに投宿。
「民宿 中村」 素泊まり3500円。
お遍路さんの中で、結果的に最もコスパの高いところでした。
陽の高いうちにこんなことになったものだから、することがなくてとりあえず飲もうと思ったP。
宿の気のいいおばちゃん(=女主人)が教えてくれた。
「近くの飲み屋は美味しくないからね。前の店で買いなさい。」
その前の店・・・
四万十観光協会御用達みたいなところですた。
これもまたご縁ですよ。
店内を物色して、こちら、
なぜか夕食時には早いのに、半額にしてしまう心優しい四万十なのか?
せっかくでしたので、お酒だけはご当地の日本酒「四万十」を飲みます。
この頃、北名古屋市のあのお方に近況報告。
後に家に帰りまして、FBを拝見しましたら、
「ざまぁみろ」
・・・だと・・・
そんなあなたにも、弘法さんのご加護がありますように。
(奥さまとまゆちゃんには、絶対バチは当たりませぬからね・・・写真をありがとう)
ジェットコースターのような出来事の本日も、飲めばホロホロとして穏やかに就寝。(あたしの得意技)
そして、明けて翌日。
いつも通りに早朝の起床。
ありがたいことに、バイク屋さんが代車としてスクーターを貸してくれていました。
これを使わない手はないですね。
ということで、こんなことでもなければ立ち寄ることもなかったであろう四万十市の散策です。
日本最後の清流四万十の名は聞き及んでおりました。
だからということで、出かけました。
川沿いを上ってみた。
・・・着いたよ。
有名な沈下橋。
渡ってみるとわかりますが、車がすれ違えない。
絶対落ちた人がいますね。
ここに来ると、「飲んだら乗るな」と肝に命じると思いました。
そんなことを思いつつ、朝食。
今日もオニギリがうまい!
まだ時間はありますので、河口に下りてみた。
四万十川が太平洋とつながるところ。
ここへ連れてきてくれたのがこちら。
時速30キロのツーリングも楽しいかも?と知った気がいたしました。
お昼間近になりまして、バイク屋さんに寄ってみました。
「今やっているからね」
と言われて、お店で待たせてもらいました。
・・・神妙な顔つきの亀太郎。
そばにあったのが、
ゴムが禿げたかつてのタイヤ。(ピッカピカ)
後に社長が教えてくれた。
「空気圧が低かったからこうなったんだよ」
そういえばと思うのは、走っているとき「バチバチッ」という音を聞いていた。
あれは、ゴムがちぎれて飛んだ音だったのではなかったか?
小一時間して、前後ともタイヤ交換が完了。
「新しいタイヤは滑るから、気をつけてね」
作業をしてくれたお兄ちゃんが、声をかけてくれました。
そして社長は、
「足摺岬へはこちらの道を通ると良いですよ」
と教えてくれた。
優しさが身にしみたのです・・・
心からのお礼を申しまして、次の札所へと向かいました。
・・・
旅立ちの前、おばかの殿さまからこんな言葉をいただいていた。
「出会いを通じて、自分に出会う」
出会ったご縁を生かしたいと思いました。
この日は長い一日だったので、今日はこれまで。
・・・続く
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