おばんです。
連投気味ですが、昨日のことを記録。
朝、いつものように4時ごろに目が覚めて、大広間で薄いコーヒーを飲んだ。
(まだ腸が弱いと思って、自粛中)
その後しばらく、これもいつものように窓の外の夜明けを楽しみながらボーとしてベッドに戻る。
と・・・胃が痛くなってきた。
お腹を冷やした時に痛くなる感覚なので、看護師さんに、アイスノンの温かいやつ(ホットポットといいます)を持ってきてもらって、お腹を温めてみた。
(これは過去にもにも経験済み)
前回同様にお腹に押し当ててじっとしてみるが、段々に痛みが広がって、やがて腹全体が痛くなって、さすがのあたしも耐えられなくなってきた。
で、まだ6時にもならぬ頃だと思いますが、看護師さんに現状報告をして助けを求めた。
取り合えず鎮痛剤を飲んで様子をみる。
・・・が、痛みはいや増してきて、あたしの限界に近くなってきた。
で、こんな早くに普通は何もないところが、なんとこの日は腹のMRIを撮る予定があって、それが7:30.
タイミングが良すぎて、腹の痛みの原因を探すにも良いということで、腹を抱えて悶絶するあたしは、俎板の鯉よろしく検査室へと運ばれてそのまま検査。
そしてこれが1時間ほどかかるとおっしゃいますの。
この時点で、気絶しそうな痛みに耐えておりますPですが、痛みの原因をさぐらねば対処もできぬと理解はしていますので、死んでもいいからと検査続行。
(後から思ったのが、死んだふりしたらどうなったか?・・・できんかったけど)
MRIは、検査中体を動かせない。(固定もされる)
それをおよそ一時間、うめき声をあげながら気絶しそうになりながら我慢しましたね。
(お前はよく頑張った。今度タバコとビールおごったる)
何とか終わって、でも検査が終わっただけなので、対処の方法を得るまでこのままが続く。
それがまた、長い。
その上、朝のまだ9時とかそんな時間で、あたしは痛いのを我慢しながらただただ体を丸くして耐えるのだ。
それでもやがて、担当医などがぞろぞろとやってきた。
検査の結果も出ていないので様子だけを聞きにくる。
あたしの返事は全部同じ・・・
「痛ぇ~~~!痛いぇ~~~!痛ぇ~~~!」
実際、過去最強の痛みに、あたしは悶絶していました。
「もうちょっと、我慢してくださいね」
全員がそうおっしゃって、戻って行った。
看護師さんも入れ代わり立ち代わりやって来て、熱を測ったり血圧見たりとバイタルチェック欠かさず。
午後になってようやく、何か分かったようだ。
(この時も、悶絶度合いは変わらず、体温は38℃を超えていった。マジ、死ぬかもなと思ってました)
どうやら例のGVHDという原因で、免疫が勘違いをしてあたしの腸を攻撃しているのですが、今回薬の効き目が減ったのか?再び免疫が攻撃力を増してあたしの腸壁をただれさせているらしい。
想像できます?
あたしの腸の表面が、全体に皮がズル向けになっている・・・という絵づら。
ここはさすがに、「あぁ、ちょうですか」と冗談を言う余裕はなかった。
「痛ぇ~~~!痛ぇ~~~!」と呻きタダ耐えるしかなかった。
それでもお薬の点滴が始まったりし初めて、夕方頃、ようやく何となく1割、2割と、痛みが減っていったような気がしました。
夜の8時頃になったと思いますが、それでも痛みが半分くらいになったかな?
このあたりで、ようやく話ができるようになった。
バイタルも多少安定してきたようで、熱も37℃そこそこに落ち着いてきたようだ。
薬が効いているらしい、嬉し。
そんなことを思う余裕が出てきたですの。
まぁ、お医者たちも安堵したと思いますが、ありがとうございました。
おっしゃ!なんとか、生き残ったぜ!
この後、夜も更けたので、就寝。
まだ痛いですが、痛かったらこれを押せと言われて、あたしはいつもの大部屋で休むこととなった。
(手前のやつがボタンになっている)
中に痛み止めが入っていて、痛い時に自分でボタンを押してその薬剤を投与するという器具らしい。
看護婦さんが、「久しぶりに見たわ。前回移植患者さんがやったの見て以来」
という珍品らしく、他の看護師さんは、初めての方がほとんどでした。
で、痛けりゃ、何回押してもいいらしい。
まだ痛いから、その場ですぐに10回くらい押したりました。
そのせいか?やがて痛みも薄れていったのか?あたしはようやく落ち着いて眠りにつたようです。
明けてどうだろう、また4時くらいだったのかな?
すっかり体は疲れていますが、痛みは8割は取れていた。
これは大変うれしかったです。
のどが渇いていたですが、当然ながら完全絶食で朝の採血を待って、その後その結果次第で今後の方針も決まるようです。
しばらくして採血、そしてまたしばらくするとお医者登場。
少しなら水かお茶を飲んでもいいですよということで、机の上の常温の水を少しだけ飲んだ。
・・・あぁ・・・甘露!
バイタルはすっかり平常に戻ったようで、翌日の本日、これを書いています。
過去最強の痛みに耐えたというお話。
自分をほめると同時に、お医者や看護師さんに大変お世話になりましたことあらためて感謝しています。
本当に、ありがとうございました。
余談
痛い時は、何度押しても良いといわれたこいつ。
その履歴が、パソに残されているらしく、あとになって懇意の看護師さんが来て言うには、
「ニーミさん、この時10回くらい押してますね。あにょね、この機械、一回押すと15分間たたないと2回目が押せないようになっているんです・・・よほど痛かったんですね。」
と意地悪ババァみたいな顔をして、笑って見せた。
う~む・・・今になって笑い話で済んでよかったと、正直思います。
また命拾いました。
ありがとうございました。
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