おはよ。
連続入院記録が、本日30日を迎えました。
昨日のこと。
医学生を引き連れてあたしを診に何度目かになる後藤講師という女性医師が、
「調子はどうですか?」
とおっしゃるので、相変わらず、
「あたちはおうちにかえりたい・・・I wanna go home.」
と言いましたら、その時は学生の前だったせいもあろうかと思いますが、
「好ちゅう菌が100しかないからねぇ・・・」
と、やんわり帰宅は無理であるとほのめかしてくれたのですが、その後に一人でお越しくださって、いろいろご助言くださった。
主治医とあたしのやり取りも多分承知の上で、悩めるあたしとあたしの希望を何とかしてやろうとする主治医の仲を取り持つように、お話しくださった。
病気がわかってから5か月ほどたちますが、入院をしているとはいえ、血液の数値などは改善しているとはいいがたく、時間の経過とともに間違いなくあたしは壊れています。
現状では、いよいよの次の手となる幹細胞移植前の今、それに向けて骨髄に長男の幹細胞が無事に定着できるよう、血液というのか?あたしの状態を少しでもそれがうまくいくように仕立てたいというのがお医者の見解。
だから、好ちゅう菌が500はないと退院できないところを、たかだか100しかないのにあたしの希望を聞いてしまって、感染でもしたらそれは最悪の結果になる。
(好ちゅう菌というのが、細菌と戦ってくれるやつらしく、これが500くらいはないとすぐに体が負けるらしい。その上にあたしの白血球も今はとても少なくて、100歩譲っても、退院なんて無理らしい)
そんな中、それでも主治医があたしの意見を聞いてあげたいというのが、気配でわかるでありました。
そして今回の、後藤講師のお話。
彼女はきっぱりと言う。
「およそこんな数値で退院なんて絶対無理!このままいくと、死にますよ!」
・・・
本音で話ができるということは大切で、彼女にはあたしの本音が通じたようだ。
(主治医にも通じているのは、あたしは承知している)
つまり、一時退院が今は無理でも、何か月か後に、多少なりともまともな体で、次男と福ちゃんラーメンが食べに行けるのならあたしは今を我慢できる。
他方、そうであるとも限らない今だから、今のうちに無理を承知で次男と福ちゃんラーメンを食べに行こうというあたしもいる。
さて、あたしはどこで折り合いを付けたらよいのか?
そこを悩んでいるのでありました。
そしてこの一言で、あたしは決心した。
その夜、担当医が来て、
「う~ん・・・新美さん・・・何とか少しの間でも帰れるとよいと思っているのですけれどね・・・」
と言ったところで遮って、
「先生、あたし今回はこのまま入院を続けます」
と答えました。
そう・・・あたしの腹が決まった瞬間でした。
せっかくの長男の幹細胞を無駄にするのが一番惜しい。
それ以上のことはない。
あとはこれまで通り、お任せのあたしでよいのでありました。
大変すっきりして、担当医もお顔が穏やかになった気がしましたよ。
よかよか。
ということで、その夜は穏やかに就寝。
明けて本日は、6時消灯解除ののち、散歩に行くふりをして(実際散歩に行くのだが)
きもちよ~く一服したりました。
ちょうど東の空が夜明け直前で、久しぶりに手を合わせて祝詞奏上。
あぁ、すっきりした。
昨日は、次男がお母ちゃんに乗せられて、面会に来てくれた。
その際に頼んでおいたのが、これ。(バリカン)
今回から長期の入院で、今まで家に帰って頭を剃っていたのが、これからは病院で頭の始末もつけないといけない。
(美容院がありますが、丸坊主3000円だって・・・この数十年、床屋に行ったことがない)
これでお父さんの頭は完璧だ。
そしてお母さんが持ってきてくれたのが、コレ。
怪しく包まれておりました。
さすがあたしのex WIFEでした。(よくわかっている)
長女の様子など少し話をして、お別れ。
コウヤ君、ありがとうね。
さぁて、そんなこんなで方向は決まったので、あとはあたしがどうやって楽しもうかと思っています。
監獄のようなここから外に出ることはかないませんので、いろいろご協力をお願いしたりもすると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
お父さん、まだ死なない。
がんばりまっす!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます