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大変ご無沙汰しておりました。その1

2023-12-02 11:58:55 | 病気

こんにちは。

あっという間に12月突入で、時の移ろいの速さに我ながら驚いていますが、同様にどちら様もご無沙汰しておりまして、お変わりなくお過ごしいただいておりますこと、念じております。


どうでしょう? およそ2か月ぶりのブログです。

前回書きましたが、しばらく療養生活で入院しておりまして、その間、スマホではこちらのブログが書けませず、ようやく本日、2か月ぶりに一時退院を果たしましたので、これまでのことを、記録も含め書いておきます。

では、以下、どうぞよろしく。


10月10日、藤田病院へ入院。

この日から、あたしの治療生活が始まりました。

お昼ごろ、姉二人に車で送ってもらって、諸々手続きを済ませて早速入院生活開始。

入院自体が初めてなので、よくわからないまま、各所の指示に従って7階の病室へ。

ここで、一般病室とは区別された「クリーンルーム」という個室に入った。

要は、あたしの病気は治療中に免疫力が極端に下がるので、感染予防のため負圧の無菌状態の場所に入ったということです。

それは、10畳ほどの、シャワーとトイレが併設された部屋でした。

そこに、いかにも病院ですというベッドがデンッ!と置かれている。



さて、ここからいよいよ治療開始。


あたしの病気は血液のガンなので、切ったり張ったりは無くて、お薬で化学療法となります。

その為、日がな一日を点滴されたり注射をされたりで過ごすのだ。

常時点滴の針が腕につながっているので、ほとんどをベッドの上だけで過ごす。

そして、これが1クール約ひと月かかる。(それが、なんと、4クールもある!)

なげぇーよ!

最初の頃こそ、興味もあって過ごしましたが、そのうち飽きてきた。

とは言え、点滴がつながっているから、そして、あたしはか弱い免疫力のない体だから、このクリーンルームからあまり出ないようにとお達しいただいておる。

さて、どうするべ?


事前にこの期間の長さは聞いていたので、それながらに準備はしてきた。

が一番よかろうと思って、トランクの半分を本で埋めてきた。

そして、携帯ラジオといつも台所で使っていた古いipad、を持ってきた。(あと、スマホね)

そして、これは確かに役に立った。


おおよその毎日は、午前6時に消灯解除となり、早速に点滴が始まる。(これが8時間に一度、一日3回ある)

大体この通常の点滴一回に一時間強かかって、その後7時半に朝食。



まぁ、大体こんなものが、7時半と12時と18時に供される。

食べるものに汚くないあたしですので、これでも質素だなとは思いましたが、さして不満はなかった。

右の紙にありますが、一日1600キロカロリーの計算らしい。

動かないから、毎日体重を計るのですが、やせるということもなかったです。

人の体は、おもろいね。


で、これ以外に、抗がん剤の注射、採血など、針ばっかり刺されておりました。



まぁ、病人だからしゃぁあんめぇ。

でも、腕は使えないから、両腕がみるみる細くなるのはわかりましたよ。

ちなみに、体は動かせるので、体力維持もあってリハビリのトレーナーさんが週に5日、運動を強制的にさせてくれます。

下半身を使って、スクワットとか足の振り上げとかつま先の上げ下げとか、そんなの。

それはありがたいですよ。(さもなければ、筋力がた落ちでしょう)


この頃、薬のせいなのか環境のせいなのか、便秘が始まってやがてになった。

そうなると、痛くて寝てもいられない。

常にお尻が痛い。

で、お医者に薬をもらうのだが、一向に効かず、約10日間苦しみましたね。

FBでは、時々のことを伝えていましたので、お友達がいろいろ心配をしてもくださいました。

その節は、みなさま、ありがとう。

で、何でもよく知っている稲村Aさんが、「食物繊維摂取のため、ファイブミニがよろしいのではないか?」とご助言くださって、院内のファミマに買いに行った。
(クリーンルームから出ないようにとは言われていましたが、同じ階の自販機にお茶を買いに行く風で、エレベーターで一般の患者さんがいるそこへ買いに行ったった。)

・・・あった!



で、せっかくここまで忍んできたのだからと、コーヒー飲んだった。

入所初めての、久しぶりのコーヒー・・・うまかったです。

(そしてあたしは、これに味をしめて、一日一度は看護師さんの目を盗みつつ、コーヒーを飲んだるのでありました・・・ささやかな楽しみ・・・稲村さん、ありがとう)


その後、お薬は飲むもののどうにも排便がなくて、オケツが痛くてしょうがないものだから、お医者に強力に直訴したところ、「最強の座薬です」というのを若くてかわいい看護師さんが優しく挿入。

すると、ものの30分で排便。

いやぁ、これまでこれほど救われたと感じたことはなかったです。

が、一方で、そんな薬があるなら、もっと早く使ったらんかい!という怒りも感じておりました。

あたしの苦痛の10日間はなんだったのか?

・・・まぁ、治ったから良しとしたる。



さて、そんなこんなもありつつ、一日は相変わらず長い。

それを解消するのが、こんなの。



40冊くらい持ってきた本。

これでかなり救われた。

また、長文は読む気にもならんだろうと、



父と母の句集も持ってきた。

このページは、が軍隊に行っていたころの俳句で(実際には、彼は戦地にはいかずに済んだのだが、軍隊で死というものはいつもそばにあったということがよくわかる)、それにまつわる句は、今のあたしに刺さるものがあった。

まぁ、暇つぶしには良い選書でありました。



そうしてやがて、第一クールが終了となって、11月の2日に一時退院となった。

そして、第2クールのための再入院まで約1週間の帰宅となっていた。

うん、なっていたのだ!

が、あちら様の計らいというものは人智を超えておりましたのね。

さてもさても、この後のあたしは、どうなったのでありませうや?

長文につき、とりあえず第一部はここまで。

to be continued.





























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