おはよ。
長男が帰るその朝、朝6時過ぎからのファミマでのモーニングの後、部屋に戻るその時、
「ありがとう」と、唐突に彼は言った。
それは、危うく聞き逃すほどの「ありがとう」だった。
彼が続けて、
「こういう時でないと言えないからな・・・」
35歳の息子と男親。
親としてできることはやったつもりではあるが、さほどに出来の良い親でなかったとの反省もある。
そして、それでも無事に育って、伴侶を得て子も持った。
親としては、これ以上のことはない今の彼であった。
そんな彼からの「ありがとう」
これは、今までのどの”ありがとう”よりも深く重い。
わたしは、それを、魂に刻んだ。
あたしの体がこうなったから得た縁だったのかもしれぬ。
縁尽奇妙。
こちらこそ、ありがとう。
さぁて、おじいちゃん、もう少しがんばるよ。
そして、子供たちの未来が、あまねく穏やかでありますようにと、全霊で祈っております。
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