仕事の道楽化

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返事の指導の一場面で指導力が分かる

2016年02月15日 | 教師修業
 以前、縄跳び大会後に、各種目で優秀な成績をおさめた児童を表彰する場面があった。

 小さな学校なので、そんなに時間はかからない。

 学級ごとに、担任が名前を呼び、拍手をする。

 この場面で、その担任の指導力が分かる。



 1つめの場面

 まず、名前を呼んだ後に、「ハイッ」という返事ができる児童が多い学級は、普段から指導をしている学級である。

 コミュニケーションをとるための基本である返事をきちんとしている学級担任であると言っていい。

 こういう学級では、人間関係も良好な場合が多い。



 2つめの場面

 名前を呼んだ後に、「ハイッ」という返事をしない子がいた場合の指導である。

 あまり指導力がない場合、スルーしてしまう。言い換えれば、「その程度の返事でもいいんだよ。」というメッセージを子供に送っていることになる。

 指導力がある担任は、もう一度チャンスを与える。もう一度返事をし、「ハイッ」という返事をさせるのである。そして、ほめる。

 (気配りのできる担任の場合、普段返事ができない子がいた場合、「表彰式で名前を呼ぶから、返事をしてね。」と前もってその子に予告をすることもある。)



 たかが返事であるが、されど返事である。
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