仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

職人にも教員に共通する修業時代の心構えとは何か

2016年02月23日 | 修養
 ある天ぷら屋さんの言葉

 やっぱり仕事というのは、一日一日の積み重ねです。私のような田舎者がここまで来たこと自体に自分でもびっくりしていますが、別に特別なことは何もなくて、やるべきことを毎日毎日やってきた。それだけですね。

 私はよく、修業をしたいのでいい店を紹介してくださいって頼まれるんですが、私が紹介すると、みんな長く持つんです。

 私が彼らに必ず言うのは、修業っていうのは仕事を覚えにいくことじゃない。我慢を覚えにいくんだよと。五年我慢したら、五年分の仕事を覚える。十年我慢したら十年分の仕事を覚えるんだと。後先反対に考えるから我慢ができなくなるんで、我慢を覚えるというのが修業の元だからと。そうしたらみんな持つんです。



 天ぷら「みかわ是山居」主人の早乙女哲哉氏の言葉である。

 やはり、修業の時代は我慢の時代でもあると思う。この時代に、どんな心構えで過ごしたかで、10年後、20年後の仕事レベルが変わる。

 教員も職人も同じなのだと感じる。

コメント
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