仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

何のために学ぶのか

2016年08月01日 | 修養
 今日の産経新聞の正論は、考えさせられる内容だった。

 タイトルは、「プログラミング教育の問題点」である。

 筆者は、三木光範氏(同志社大学教授)

 小学校で必修化となったプログラミング教育についての話である。

 プログラミング教育とは、何か?

 プログラミングを教えることである。

 では、プログラミングとは?

 「プログラミングとはコンピューターソフトウェアを使って仕事に必要な計算をさせたり、芸術表現にもなるような作品を作ったりすること」
 
 「プログラミングは論理思考や問題について考え抜く力が必須。そのため子ども達の学力基礎を学ぶためにプログラミング教育を活用していくことで大きな教育価値を生み出すことができる」

そうである。

 このような教育が導入される。



 プログラミング教育に対する三木市の主張は、次である。

 ○ 小学校の必修化には反対

 ○ プログラミングは、大学からでも社会人になってからでも習得できる。

 ○ プログラミング教育の目的である論理的思考などは、従来の算数や理科などの教科で十分に達成可能である。

 ○ 小学校の段階では、仮想現実からではなく、現実世界から経験を通して学ぶ機会を増やした方がよい。物事には、それを学ぶ最も適切な年齢がある。

 ○ ただし、プログラミングを好きになることは否定しない。興味を持った子が深く学べる選択制にするのがよい。
 
 どれもなるほどと思わされる。

 新しく導入される教育内容が増えている。

 教育現場では、やれと言われたことはやるようになっているが、なぜその教育活動をするのか、よさは何か、デメリットは何かなどを実践する者が考えておかないと、振り回されてしまうことになる。

 今朝の新聞で得た学びは貴重だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする