仕事の道楽化

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校務分掌の仕事は 学校で一番できるようにする

2018年02月06日 | 仕事術
 初任者の頃、ベテランの先輩からアドバイスを受けた。

 「自分の校務分掌には、こだわりなさい。」

 「自分校務分掌については、学校で一番、できるようになりなさい。」

 「できるようになったら、学校全体にも、一つだけ呼びかけて、学校全体で取り組むようにしなさい。」

 そのころは、意味がよく分からなかった。でも、今は分かる。

 校務分掌に関して、一番頑張って実践することによって、自分自身の指導力は高まる。

 また、学校全体で徹底して取り組むようにすることで、学校全体のレベルも上がる。


 以前、一緒に勤務していた生徒指導主事は、「挨拶」と「返事」こだわって指導していた。

 全校朝会などの話の中で、挨拶と返事の大切さを話し、どんな挨拶や返事が理想的なのかを語る。

 その後の毎月行われる全校朝会の度に、できているかどうかを確認させていた。


 以前、一緒に勤務していた保健主事は、「早寝、早起き、朝ご飯」にこだわって指導していた。

 やはり、全校朝会などの場で、その重要性を語る。

 その後の毎月行われる全校朝会では、できているかどうかを確認していく。

 その先生が、子供達の前に立っただけで、何を聞かれるか、どんな話をするのかを子供達は予想できるほどになっていた。



 これくらい繰り返し行い、徹底することで、学校は変わっていった。



 自分が初任者の頃は、「落とし物係」をしていた。今、学校の「落とし物係」を命じられたら、きっと「記名の徹底」に取り組むだろうなあ。

 自分のクラスで、持ち物に名前を書くように指導し、他のクラスでも、学校全体で持ち物に名前を書くように指導するだろうなあ。

 
 
 最近の自分は、「立腰」(姿勢)にこだわって全校児童に語るようにしている。

 この2年間近く、いろいろなことをやってきた。

 例えば、職員研修で綺麗な姿勢の重要性を共通理解した。

 全部の学級に入り、立腰の姿勢の大切さを指導してきた。

 全校朝会でも話をした。

 授業中も学級に入り、姿勢の指導をしてきた。

 おかげさまで、子供達の姿勢はずいぶんよくなった。

 もしできていない子も、私が近くに来るだけで、綺麗な姿勢になろうとしているのが分かる。

 先生方も進んで指導してくださる。

 有り難いことである。
 
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