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泳げるようになるための個別指導(平泳ぎ編)

2015年07月22日 | 保健体育
 今日は水泳が苦手な子への指導をする機会があった。

 指導前に泳げた距離が13m。

 泳ぎを見ていて、「これはすぐに泳げるなあ」と判断できた。

 なぜかというと、・・・長くなるのでここでは書かない。

 
 平泳ぎをしたいというので、少しアドバイス。

 「息継ぎが苦しくなるのでしょう?」

 コクッとうなずく。

 「大事なのは、息を強く吐くことだよ。」

 と言って、その子の手のひらを口の前10センチ位の距離に置かせる。

 「強くパッと息を吐いてごらん。手のひらに当たる位に。」

 というと、吐く息が強くなり始める。
 
 何回か繰り返して、20センチの距離でも、30センチの距離でも吐く息が手のひらに当たるように練習させる。

 
 次にアドバイスしたのは、

「速く泳いじゃだめだよ。ゆっくりゆっくり泳ぐんだよ。」

という声かけである。

 「ゆっくりというのは、先生が後頭部をタッチしたら、息継ぎをする位のゆっくりさだよ。」

 と言って泳がせる。

 自分は泳ぐ子を見ながら後ろ向きに進む。

 泳いでいる子は、平泳ぎで手を前に伸ばした後に、頭が水面上に浮かんでくる。

 その浮かんだところで後頭部にタッチする。これが息継ぎの合図である。

 浮いてきた状態で息継ぎをさせると、楽に息継ぎができる。

 結局その子は10分間の個別指導で31m泳ぐことができるようになった。

 泳げるようになって喜んでいる子供の姿を見るのは、かなりうれしい。


 
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