仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

2時間の担当講座が終了

2009年08月03日 | 理科
 先ほど、2時間の講座を終えてきた。学校が主催する研修会である。5つの小中学校の先生方が集まっての研修会だった。2時間ある研修の講師は、私ただ一人である。

 自分たちのサークルで講座を開くときとは、参加者が違う。サークルが主催する場合は、休日に身銭を切って集まる人たちである。当然意欲的である。
 本日の研修会の参加者は、自ら進んで集まったわけではない。批判的に聞く人は多い可能性もある。(普通は多い。)そういう意味でも、不安だった。

 ところが、いざ始めてみると、反応の良いこと良いこと。中には頷きながら聞いている人もいる。相当、学ぶ意欲の高い方々なのだろうと感じた。おかげさまで、話もしやすかった。

 本日のテーマは、学力向上である。しかも、今私が担当している「理科」についての学力向上や小中連携した実践も聞きたいと言うことだった。

 本日のレジュメは、次の通り。
タイトル「基礎学力アップ推進 および 理科学習の指導力向上」

1 教師の取組

2 子どもに身につけさせたい躾 

3 小中連携した取組

4 理科学習の基礎基本・・・ 改訂をふまえて

(1) 目標の改訂

(2) 問題解決能力の育成重視

(3) 言語活動の充実

(4) 学力定着に欠かせない手だて

6 体験型学習→顕微鏡を使わせるコツ
解剖顕微鏡・・メダカの卵
顕微鏡・・・・いろいろな花粉  微生物  葉の裏面に見られる気孔

 2時間も講座を受け持つとなると、自分のこれまでの経験を整理せざるを得ない。かなりの整理を加えて話したつもりである。

 先月初めからずっと悩みながら講座の中身を作ってきた。今は、解放感でいっぱいである。
 例えが悪いが、1ヶ月くらいの便秘が治ったような(体験したことはないが)爽快感を今味わっている。

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授業力に関係する「経験」とは?

2009年08月02日 | 教師修業
  以前、次のように書いた。
> 授業力をあえて公式で表すと次のようになると考えている。
> 授業力=知識×経験×熱意
> 簡単に言うと、知識のメインは読書量である。
> 経験は、書いた量である。野口芳宏先生は次のように言う。「経験は、意図的に積み重ね、整理を加えなければ力にならない」。この主張に賛成である。ここで言う「整理」とは、「書くこと」に置き換えられると考えている。

もっと質の高い意図的に積み重ね、整理を加えた「経験」があるのではないかと考えるようになってきた。

 それは、「人に伝えられる経験」である。

 単純に言うと、「講座として多くの人に伝えられる経験」「本として活字で多くの人に伝えられる経験」である。

 講座や書物という形で、自分の経験を多くの人に伝えられる人は、間違いなく良い経験を持っている人である。

明日は、学力向上と理科学習の指導法向上をテーマにして話をしなければならない。しかも2時間である。

 自分の「経験」が問われる日である。

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授業力を必ず向上させる研究授業とは?

2009年08月01日 | 教師修業
 これまでにしてきた研究授業の中で、1番授業力が付くのが「一単元全部研究授業」であった。これは、1つの単元を全部公開するのである。

 よさは何かというと、「具体的で細かい指摘をしてもらえる。」点である。例えば、
チョークの持ち方、板書の仕方、視線の配り方、等々自分に足りないところをかなり教えてもらえる。
 これまでに、4年生のマット運動と跳び箱運動で行った。また、6年生でもマット運動、跳び箱運動の一単元全部研究授業を行った。
 これらの研究授業を通して、例えば、次のようなアドバイスを頂くことができた。
・ 児童への視線の配り方→子ども全体に視線を配る。
・ 運動中の教師の立ち位置→個別指導をする際も常に全体が見える位置で行う。
・ 学習カードの作り方→視覚的に、伸びが自覚できるように作る。
・ スモールステップの作り方→下位となる運動から始める。
・ よい体育授業の条件→高田四原則を学ぶ。
・ 授業の評価の仕方→高橋健夫氏の授業評価法で改善すべき点が見える。
・ 体育授業前の指導→持ち物の置き方、運動場所への移動の仕方を指導する。
等々、たくさんある。

 もう1つのよさは、「教師と児童の力がつく」点である。授業中、良い意味での緊張状態が続く。アドバイスをいかして次時の授業を改善できる。
5年生の算数「分数」と4年生の理科「もののあたたまり方」でも全部研究授業を行った。はじめは大変である。とてつもなく高い山に登る前というような気持ちだった。しかし、授業力の無さを自覚し、教えて頂こうという謙虚な姿勢があれば、一単元全部研究授業は、おもしろい。単元が進むうちに、自分も子どもも力が付くような気がした。

 ただ、行う際に、いくつかのコツがある。準備の仕方や他の先生方へのお願いの仕方、授業に臨む心構えに関するコツである。こうすればできるという方法である。
 そのコツは、・・・また今度。

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