間もなく9月になり、秋の気配が漂ってくる頃は草丈が最も高く、草刈りをしていないところは雑草が大繁茂します。
私は、毎朝、益田川(飛騨川)沿いを散歩しているのですが、河川敷は草刈りをされないところが大半で雑草の繁茂がすさまじく、その代表格がクズです。
春からクズが生長し、どんどん広がってゆき、今まさに最高潮の状況になってきています。
そんな写真を載せると。「う~ん」と頭をかかえる人が大半でしょう。
今では雑草としか見られない、クズですが、秋の七草の一つで、今は下呂市萩原町では最盛期を過ぎましたが花の時期で至るところで花を観察することができます。
今は雑草で嫌われるクズが、何で秋の七草になっているんだ・・・と思っている人は多いのではと私は思います。
ただ、色々とクズについて調べてみると、昔は雑草ではないというより有用植物で様々な利用があります。
まずは根茎、これを乾燥させたものは葛根(かっこん)という生薬となり初期感冒に効果があります。葛根湯と言われる漢方薬に配合されているんです。
以前、薬草観察会の講師をしている時に、クズの前で、このことを話したら「葛根湯のカッコンとは、クズの根だったの?」と言われる人がいました。
私は内心、一体全体なんだと思っていたのだろう???と内心、思いながら「間違い無くクズです」と真面目に答えたりしたのです。
あと、本当に使われているかどうか分かりませんが、花を乾燥させたものを葛花(かっか)という煎じて内服すると二日酔いに効果ありだとか??
薬用以外の根茎の利用は、根茎からデンプンを採りだしたものが葛粉となりますよね~、葛きりといった和菓子の材料。
奈良県の吉野の葛は吉野葛と言われ高級品ですよね。
ただ、国内で流通する葛粉の大半は中国産です。国産だと高くなりすぎてしまうので・・・私は挑戦したことはありませんが、葛粉採取に挑戦した人の苦労話は結構聞きます。
その話を聞くと、私は挑戦する気が失せてしまい実行に移していない根性無しです。
あと、地上部は家畜の飼い葉としていたという話も聞いたこともあります。
マメ科であるクズは栄養価も高く、家畜飼料としては最適なものだと言えますが、今は配合飼料にとって変わられクズを利用している人は、限られた人だと思います。
あと、山之口村誌(今の下呂市萩原町山之口)を読んだ時に、ツルで「はばき」を作った書かれていました。
思いついたものを、ざっと書き出してみただけでも、これだけあります。
ちゃんと調べて書きだそうと思うと一日では終わらないことが確実です。
そんな、クズは今では雑草です。
クズが積極的に利用していた時代の人が、益田川の河川敷に繁茂して雑草扱いされているクズを見ると何と思うのだろう?と思いながら最近歩いています。
きっと、なんてもったいないことを!と思うに違いないと思いながら。
<過去の記事>
クズの花
森野吉野葛本舗「葛の館」
飛騨川大橋から見た繁茂状況
所かまわず広がってゆくクズ
生長点に障害物があると伸びません。水に触れているところからは伸びません。
花です。二日酔いに効果?恐らく食べたら美味しいと思います?
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私は、毎朝、益田川(飛騨川)沿いを散歩しているのですが、河川敷は草刈りをされないところが大半で雑草の繁茂がすさまじく、その代表格がクズです。
春からクズが生長し、どんどん広がってゆき、今まさに最高潮の状況になってきています。
そんな写真を載せると。「う~ん」と頭をかかえる人が大半でしょう。
今では雑草としか見られない、クズですが、秋の七草の一つで、今は下呂市萩原町では最盛期を過ぎましたが花の時期で至るところで花を観察することができます。
今は雑草で嫌われるクズが、何で秋の七草になっているんだ・・・と思っている人は多いのではと私は思います。
ただ、色々とクズについて調べてみると、昔は雑草ではないというより有用植物で様々な利用があります。
まずは根茎、これを乾燥させたものは葛根(かっこん)という生薬となり初期感冒に効果があります。葛根湯と言われる漢方薬に配合されているんです。
以前、薬草観察会の講師をしている時に、クズの前で、このことを話したら「葛根湯のカッコンとは、クズの根だったの?」と言われる人がいました。
私は内心、一体全体なんだと思っていたのだろう???と内心、思いながら「間違い無くクズです」と真面目に答えたりしたのです。
あと、本当に使われているかどうか分かりませんが、花を乾燥させたものを葛花(かっか)という煎じて内服すると二日酔いに効果ありだとか??
薬用以外の根茎の利用は、根茎からデンプンを採りだしたものが葛粉となりますよね~、葛きりといった和菓子の材料。
奈良県の吉野の葛は吉野葛と言われ高級品ですよね。
ただ、国内で流通する葛粉の大半は中国産です。国産だと高くなりすぎてしまうので・・・私は挑戦したことはありませんが、葛粉採取に挑戦した人の苦労話は結構聞きます。
その話を聞くと、私は挑戦する気が失せてしまい実行に移していない根性無しです。
あと、地上部は家畜の飼い葉としていたという話も聞いたこともあります。
マメ科であるクズは栄養価も高く、家畜飼料としては最適なものだと言えますが、今は配合飼料にとって変わられクズを利用している人は、限られた人だと思います。
あと、山之口村誌(今の下呂市萩原町山之口)を読んだ時に、ツルで「はばき」を作った書かれていました。
思いついたものを、ざっと書き出してみただけでも、これだけあります。
ちゃんと調べて書きだそうと思うと一日では終わらないことが確実です。
そんな、クズは今では雑草です。
クズが積極的に利用していた時代の人が、益田川の河川敷に繁茂して雑草扱いされているクズを見ると何と思うのだろう?と思いながら最近歩いています。
きっと、なんてもったいないことを!と思うに違いないと思いながら。
<過去の記事>
クズの花
森野吉野葛本舗「葛の館」
飛騨川大橋から見た繁茂状況
所かまわず広がってゆくクズ
生長点に障害物があると伸びません。水に触れているところからは伸びません。
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