キミは、配偶者のおむつ交換ができるか?・・・ボキは、これまで考えもしなかったが・・・
昨日の老人大学では、介護の実習を一日やっていただいた。専門家3名による講義とまさに本格的な実習である。介護の実習であった。
最初、介護ベッドメイキングから入っていった。シーツの整え方から入っていったが、これはまだカルカッタ。
ボキは、かなり積極的に取り組んだ。つまり志願兵というわけである。代表して、グループワークの一番先に実際にやってみる。そしたら、まぁまぁ周囲がうるさい、うるさい。あーせよ、こーせよ、そんなやり方はアカンとか、ご指導をいただく。女性が多いから当然である。ボキのやっていることがあまりにも程度が低くて、見ちゃおれんというわけである。
仕方なし。
なにをやっても不器用だからだ。それでもボキはめげない。たくましく生きている(^0^)。
だいいち、ボキのやることなんか、最初から低レベルである。そういう意味では他人様に指導なんて不可能である。絶望である。だから徹底してなんでもやれるし、やろうとする意欲満々なのである。
妙なプライドってぇもんがないからだろう。なにをやっても素人だからである。なにをやってもモノにならないからである。笑いものになるのは覚悟の上である。慣れているし。
わははっははっっははっはははっはははは。
あれこれと楽しく実習を受けていたのだが、午後からのおむつ交換実習ではたまげた。結論から言って、実にためになった。
これまで、ボキが介護の対象になることがあっても、ボキが配偶者の介護をすることになるだろうとは夢にも思わなかったからで。
だいいち、おむつがあんなに多種多様だとは知らなかった。
孫のおむつで知ったつもりでいたのだが(孫のおむつ交換はしたことがあったので)、高齢者用のおむつのバリエーションが豊富なのに感動すらしていた。
それに講師の先生が、女性対象、男性対象ときっちり教えてくださるのである。それこそ性器や肛門の拭き方までご指導くださった。ここに至って、ボキはようやく事の重大さに気がついた。そうなのである。そういう世代になったということに、愕然となったのである。
それにそういうことに対していい加減に考えていると、いろいろな病気も引き起こす。膀胱炎しかりであるし、下半身主体の病気を抱えることになる。
これはこれは。
非常に勉強になった。
福祉や介護の勉強のことは、これまで耳にはしていた。
しかしである。これほど詳しく体験したことはなかったから、いかにボキの考えが浅はかであったかということを思い知った。
人生はまことに真摯なるものである。
冗談ばかりで生きていちゃアカンですなぁ~。
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もっともアレだ。
家に帰ってから古女房ドノに、「あんたのおむつ交換ができそうだよん」と申し上げたら、「冗談じゃないわよ」と言われておしまい。
やっぱり、我々古タヌキジジイ老夫婦は、どーしようもないらしい。
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今日は、これから古文書講座である。
忠臣蔵の古文書が今日から始まる。関係する文献も読んだ。楽しみである。さらに夜は中国語講座。
冗談で学んでいるようなもんかなぁ~。どっちも。
ま、いいか。
じゃぁねぇ~。
Bye-bye!