横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

プライドを保ちたい

2015-07-06 17:03:31 | 発達や学習が心配
なでしこ・・・本当に残念でした!

でも、アスリートの汗って本当にかっこいい!

ぜんぜん境遇が違うのに、いつの間にか心が

ピッチに立ってしまう私です。

今週はお天気が心配ですね。学校では水泳を

楽しみにしている子とそうでない子と

いるようです。

今日は、「プライド」の話です。

今井美樹の「pride」もいい歌ですが、

教室でのプライド、子ども間のプライド、

子どもにとって大切なものです。

本人の前で「謙遜して」「うちの子ってだめなの~」と

言ってしまうとけっこう傷ついていたりします。




どんな子も心から「認めてほしい」と思っています。

傷つき体験が多い「発達に特性をもつ子どもたち」は

なおさらです。


自分メーター>が「0か100」のお子さんは、

友だちなどからのこの一言で一気に自分メーターが

「0」に下がってしまうことも。

そうかといって「おせいじ」はうれしくありません。

ちょっぴり自信がないことは、(前もってわかって

いれば)少し「準備運動」として練習して自信を

もっておくと本番での「プライド」が保てることが

あります。

特に、体育での「なわとび」や「器械運動」「鉄棒」。

音楽での「歌」や「リコーダー」、そして、国語の

「音読」。ときには「工作」や「絵」。家庭科の

料理や裁縫。日直さんのスピーチや初めての「場」での

自己紹介。

そして給食当番のおかずをよそうことや掃除の

ほうきまで。

家庭では、「学年だより」や「年間計画」をみて

何か月か前から少しずつ取り組めるとよいと

思います。


算数の計算や漢字を書くことよりよほど

他の子どもの視線や何気ない一言がぐさっと

響いてくることもあります。

気にならない子どもにとっては「失敗しようが、できまいが

なんてことない」ことでも「少しでもできない」ことが

自信喪失につながってしまうこともある・・・。



そうは、言ってもすべてを「練習」して臨むわけには

いかないし、「突発的」に挑まなくてはいけないことも

学校では多いです。

本人が「失敗した~」と思う前に、

「なんでも完璧な人はいないし、初めてでうまく

いくことの方が珍しいんだよ~」
などと言っておくと

「そんなものなんだ~」と気にしなくなることも

ありました。(ちょっと気をつかいます

「取り組んだ」こと自体をほめていくことで、次に

チャレンジする気持ちも育ってきます。

このへん、家で、というより学校の先生にお願いしたい

ところですが・・・。

そして、努力を子ども本人の「目に見える形」で表すのも

よいかと思います。

料理だったら、「今日は第1段階のきゅうりを切ることクリアー」の

ように表にしてあったり、歌だったら、「息つぎがみんなとそろう」の

ように。それもあまり大げさでなく、他の子も一緒にできるような

ものが「プライド」を保てると思います。

0か100」ではなく、「10ずつ進んでいく」のように

「前に進む中間点」をつくって
いけるようになると「楽」に

なっていけると思います。子ども自身を支援者も!

そのうちに、「みんなだって苦手なものがある」ことにだんだん

気づいてきます。


そのことを友達本人に言わないようにもしないといけないんですけどね。



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