横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「自分のペース」に巻き込もうとする?

2017-07-22 18:25:48 | 発達や学習が心配
夏休みですね!

塾に来る子どもたちは、

宿題をもってきて、取り組んでいます。

「早く終わって楽しみたい」派と

「のんびりしてから猛ダッシュかける」派が

いるようです。

どっちがいいのかな?

今日は、子どもが「自分のペース」に

周りを巻き込んでしまう話。

新しいこと

自信のないこと

不安なこと

退屈なこと

興味のないこと


・・・を避けようとするのは、だれに限らずですが、

集団(家族も!)で生活していると

だれかの「基準」に合わせることになります。

いつもは、学校や園で先生の指示や

学級のルールに合わせていく。

家にいれば、家族のルールに。

でも、緑の文字で書いたところ

のようなことがあったとき、

パニックになったり、

泣いたり、

大声を出したり、

てこでも動かなくなったり・・・

そんな行動をとって、「周りを困惑させる」。

その結果、

「やらなくて済む」

「自分の思い通りになる」

ことばかりが続くと、

「泣いたり、大声を出したりしたら

自分の思い通りになるんだ」

ということを「学習」してしまうかも

しれません。

もちろん、「できないこと」を無理強いするのも

よくないです。

でも、今までよりちょっと「先」に進む。

1回だけやってみる。

大人の手伝いのもと、チャレンジ。

1分だけがまんする。

・・・そんな一歩からできるようになること

がまんすること

を覚えるのが大人より「やわらかい子ども」かな。

と最近思います。

夏休み、「嫌だ、嫌だ」が出ることも

ありそうですね。

漢字が苦手だったら、

①初めは補助線をなぞる

②部分だけ書いてあるものの残りを書く

③手本を見て書く

④手本なしで書く

のように段階を追ってやっていく。

(けっこう大人の手間がかかりますが・・・)

手先に苦手感がある子どもだったら、

「宿題プリント」の枠を拡大コピーすると

気分が楽になることもあります。

「枠」が大きくなっただけで、文字が

自然と丁寧になった子どももいました。

(1年生用の大きなマスノートもいいですね)


覚えた文字を付箋で消していくと達成感がもてます。

子どもがいらいらを出すと大人もつらいので

つい、「妥協」してしまいそうになります。

でも、少しして気分が落ち着いたら、

「一歩」を踏み出すよう、「準備」をして

そっと背中を押せるとよいですね。

夏休みですもの。たっぷり時間があります!



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