横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

筆算が苦手・・・

2017-12-01 16:39:13 | 発達や学習が心配
クリスマスのディスプレーがちらほら。

寒くなると、すこーし心も「しんみり」しますが、

年末のお楽しみもありますね!

            

塾に来る子どもたちは、

「漢字」の練習もがんばっていますが、

「計算」に苦手感がある子もいます。

1年生だと、「さくらんぼ計算」の意味が

分からず・・・

学校とは全く違う方法で正解する子も

けっこういます!

2年生だと「九九」や3けたの足し算・引き算。

「位」がずれたり、「28」を「82」と書く

「逆転現象」も!



筆算は、「図形の位置」の把握や、

「手続きの順序の記憶」と関係あると思います。

「位置」があいまいになってしまう場合は、

写真のように、位ごとに色を付けたり



こんなふうに、位のところに「お金」をかいてみたり

することで、手がかりになることがあります。

「お金」の手がかりは、「お買い物経験」の

多い子には、わかりやすいようです。



3けたの割り算がでてくる4年生。

どこまで掛けたか、分からなくなってしまったり、

いったん、「繰り上がり」を覚えておくことが

難しくて、脇に「補助計算」で繰り上がりを

書いておく子もいます。

繰り上がり用に「小さなます」を予め書いておくのも

よいかと思います。

また、何年生になっても「指」を使って計算

している子もいます。(すごい速さで指が

動いています

高学年になると「指」は「安心のため」に

使っているのかもしれないし、

「視覚的に繰り上がり・繰り下がり」を意識し、

記憶にとどめておくための手段かもしれませんが、

「自分の体の一部」なので、「不正」には

なりません。

「筆算」になると、

「計算手続きの順序」を覚えなくては

いけなくて(掛ける➡引く➡おろす)のような・・・

「数字を書く位置」プラス「順序の記憶」

大切になってきます。

引き算の筆算では、「上から下をひく」のですが、

逆に「下から上を引く」子もいます。

なんどか、「上から」を教えて、どうしても

下から引いてしまう場合は、

「いったん下から上を引いてその答えを10から引く」

2段階でする方法を提案してみました。

・・・「これなら、いける!」とのことでした。

そして、

「書くこと自体が苦手」の子は、

3桁の割り算もなんと「暗算」でしています。

テストでは、筆算の「下の部分」がなくて、

いきなり「答え」が書かれていて、

採点する人も「びっくり」だと思いますが、

「どうやったの?」ときくと、頭の中で計算している

ことがわかります。

「計算が苦手」の理由もいろいろあります。

教科書通りでなくても、「その子に合った方法」が

見つかるよう、お手伝いしていきたいと思っています。


11月もあと1日ですね。



個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする