横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

卒塾生・・・中学のノートテイク

2019-04-07 18:53:33 | 発達や学習が心配
今年も3月はお別れの月になりました。

「びすぽうく」は6年生までの支援なので、卒業と同時にこちらも「卒塾」です。

「卒塾式」もします!

一人ひとりに「卒塾証書」を渡しました。一人ひとり今までのがんばりをことばにしてみました。

1年生からずっと通ってくれたお子さんもいて、胸いっぱいです。

思わず泣かれた保護者もいらっしゃいました・・・・。

小さな足をぶらぶらさせていた子が私の背をぬかしそうになっていました・・・。

いろいろなことを話したことを思い出します。


ナノブロック。「みんなでつくろう、くまモン!」得意な子たちが休憩時間に少しずつ組み立てています。

はじめは、こちらの話をきくだけで精一杯だったのが、だんだん

「自分は~したらできるようになると思う。」と言ったり、

「こういう問題って苦手なので教えてください。」

「授業では、こんなときに困っています。」

と伝えられたりするようになってきました。

ときには、友達との付き合い方の悩みを話したり・・・。


たとえ、いろいろあったにしろ、みんな中学校に向かって「前に気持ちを向けて」います。

3月は「中学校に向けての学習方法」をその子その子に合わせて考えてみました。


中心はノートを使った勉強方法です。

「目いっぱいがんばりすぎてしまいがちな子」

「教科書の学習用語」を覚えにくいかもしれない子

「書くことに疲れが出てしまうかもしれない子」


いかに授業中のノートテイクを充実させるか・・・。

中学校では教科担任になり、放課後は部活もあります。

ノートの下三分の一あたりに線を引き、覚えたい学習用語と意味を書くようにしてみました。

テストのときは、ここを見れば、能率的に学習できるのでは。

また、忘れやすいことばには、色をつける、図を描く

別冊「暗記ノート」をつくる

そんな「手」もあり。

この「暗記ノート」小学校の図形の面積や体積・単位などをまとめて

書いていった子もいました。

また、先生の話を聞きながら書くことに苦手感が予想される子は、

「ここだけ」は書いてノートには「空間」を作っておき、授業では話を聞く方に重点をおく

家で教科書やネットの授業で分かったことをノートに補足する、ということを考えた子もいました。


ノートひとつとっても「一律」ではないです。

ましてや、勉強方法も。

12歳になるとかなり自分のことが分かってきて、「自分はここが得意・苦手」が分かるように

なってくる。

でも、「どうしていいかわからない」。

そんなときに少しヒントになれば、と思って6年生に毎年ノートの取り方の提案をしています。

1時間目から6時間目までずっと「100%」だと息ぎれしてしまう。

だからこそ、「自分に合った学習方法」が必要になるのでは。


子どもたちの新たな出発を祝して

おめでとう!きっと君たちならがんばれる。




卒塾式のあと、ちょっぴりほろっとする塾長でした・・・



個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)








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