すっきりした週末になりました!
こんな日は気持ちも晴れますね!
先日「VR」というものを初めて体験しました。
テレビで「高層ビルの上に立って下をみる」みたいな「仮想体験」をする番組をみたことがありましたが、
実際に見て、びっくり!
すごくリアルで「立体的」に見える。
「こんなとき、あなたならどうする?」という選択肢の方に視線を向けると
そこが「マーキング」される・・・・。
どんな内容のVRだったかというと
「ソーシャルスキルトレーニング」。
子どもの俳優さん(?)が教室場面で起こりそうなできごとを演じていて
自分ならどうする?と考える内容でした。
一場面だけの体験だったので、他の選択肢を選んだらどうなったのかすごく興味がありました。
ゴーグルをかけているのを忘れそうなぐらい、リアル。
登場人物がこちらに視線を送ってくると本当に自分が話しかけられているように感じました。
教室編だけでなく、社会人になる前の「面接の練習編」もあるそうです。
試聴の後、討議がありました。
試した子どもさんや保護者からの肯定的な意見が紹介されました。
成長してくるとなかなか「ロールプレイ」などの体験の機会が減り、
「社会」の中で自力で生きるために道を切り開いていくことが大変になってくると思います。
学校や保護者から守られていた年代から自分自身で進路を決めたり
社会生活を送る上で、「マナー」だったり、「一般的な受け答え方」だったり
前もって「練習」する手段になるのかな~と思いながら聞いていました。
自分から「練習」の機会を作ったり、「失敗」してしまったときに
どうしたらいいか考えにくかったりするときには、「こうすればうまくいく」という
指針になるのかもしれません。
そのあと、「ソーシャルスキルトレーニング」の意義についての話もありました。
「こうすべき」という「型」が示されることで、その通り動かなくてはならないと
思ってしまうことにならないのか
製作者の意図をどう受け取るのか
など考慮することがたくさんありました。
「ソーシャルスキルトレーニング」は、「訓練」というイメージでいいのか
言葉や概念自体の意義を問う意見もありました。
さらに「VR」という仮想現実と「現実」の区別がつかなくなってしまうことは
ないのかという意見も出されていました。
体験して、また討議をきいてみて、
VRへの入りやすさ(値段はともかく)とソーシャルスキルトレーニングの難しさの両方が
感じられました。
自分の中でも簡単には消化できない課題です。
きっとVR自体、いろんな形で教育に導入されていくと思います。
(現実に職業訓練では使われているようです)
そのときに、「支援」する側に確固たる目的や、方針が必要だと思いました。
また、導入対象(特に子どもの場合)は、その子その子の状態によって
かなり配慮が必要だとも思いました。
だんだん、加速的に世の中が進歩してくると
今まで「こういうものがあったらいいな~(ドラえもんの秘密道具的な)」というものが
どんどん現実に開発され、実用化されてきています。
「主体的に使う」ということがますます大切になってくるのかな、と感じます。
・・・・そして、どんな内容のものができているのか
体験をもっとしてみたい・・・というのも本心かな~。
ただ、しばらく私は「リアル」でいきそうです。(笑)
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