横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「夏の宿題」ちゃちゃっと?

2022-07-21 15:27:37 | 発達や学習が心配
横浜は、今日からもしくは、明日から夏休みの小学校が多いです。

「夏休み」

「休み」なのになぜ、「勉強」しなくてはいけないのか?

「休み」なのになぜ、「まるっきり自由」ではないのか?

しかも、勉強は「先生なし」で自分でやらなくてはいけないのか?

***********

ずうっと むかしからの「日本のなぞ」。

最近は、「先生の手作り」プリントは減り、

市販(学校限定)のドリル形式も増えてきました。


外国のように全く、40日間「ノルマ」がなかったら???????

たぶん、本当にな~~~んにも学習しない子がいて

そんな子こそ復習が必要だったりするのかな~と思います。

「休み」の期間が長いので、家庭のフォロー力も必要です。






ともあれ、夏休み始まった初日に「すべて終わった!」という話も聞いたことがあります。

あの、大量の宿題を?????

ちゃちゃっと終わらせたということです。

漢字は、答えを写して

計算は、ちゃちゃっとやって間違いは答えを赤で書き直して

感想文は、粗筋を書いて自分の感想を最後にひとこと。

自由研究は、種本を見て、画用紙にまとめる。


なるほど、あとの39日はパラダイス





でも・・・・・・。

そもそも、長期休暇の学校からの「課題」ってなんのためにあるの?

学校の授業がないので、復習や予習をして「学力」を定着させるため?

決まった課題をこなすという「ノルマ」を果たせる子になるため?

自由研究を通して「探求心」を育てるため?

やらなければ、それまでで学校で叱られることもないと思います。

でも、私は、もっと前向きに考えられたら、と思います。

例えば、「読書感想文」は、物語でなくても、自分の興味のある分野の本を選んで

その本をきっかけに、「~について」興味をもったり、疑問をもってさらに調べたり

人に意見を訊いたり、

自分を「高める」入口にする。

背伸びをしないで、「消化」できる本を選ぶことも大事ですね。

「自由研究」も同じ。

もし、校内に展示されるとしたら、「プレゼン」として

どうしたらより多くの人の目をひきつけられるかも考える。

もしかしたら、算数や国語、といった学習も

苦手なところの復習や、すごく好きだったところを発展的に学習する

(子どもからはなかなか動かないとしたら、少し動機付けを

大人がお手つだいすることも必要かな~)

工作にしても、「材料」を家庭の中で集めたり、

予算を立てて買い物に行ったり、

作る順序を考えたり、出来上がりの構想を考えたりすること自体が「勉強」。

時々「これで」と始めた自由研究がうまくいかず、他のものに変えることがあっても

それはそれで、いつもより「時間」がある分、やり直しもきくかと思います。


そして、私の夏休みの一番のおすすめとして・・・・

「手先」のことに少し心配があるお子さんは

「夏こそ勝負」

リコーダーや、ハサミの使い方、色の塗り方、

裁縫、包丁の使い方など

毎日短い時間で継続することできっと9月からの生活に役立つ機会が多くなると思います。

漢字の字形が整いにくいお子さんの中には、

この「手先」が関係していることがあります。

ぜひ、気長に、取り組んでほしいです。

ちなみにこんなお子さんの漢字練習は、

高学年であっても、1年生用の大きなマスノートがおすすめです。

いつもより整った字形で書けると思います。

「たくさん」書くより、「よく見て正しく書く」。

鉛筆より「サインペン」の方が覚えやすい子どももいます。

いつもと違う筆記用具で試してみるのも

時間がある夏休みだからこそ!

継続できたことが、子どもにとっての「自信」になりますね!







個別学習塾びすぽうくのホームページへ(線のところをクリックしてください)




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