百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話

2020-03-02 | 昆布
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うど

 

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山の息吹のようなうどを食べると胸が清々します、高血圧を防ぐカリウムも豊富。

神経痛や関節炎など、中医学ではこれを「痺症・ひしょう」と言い、寒邪、湿邪、風邪の3つの邪気(病気の元)から来ると考えられています。

うどにはこの3つの邪気を取り去る効能があるとされていますよ。

ホイルで包んで焼くと、皮もスルリとむけて究極に香りが立ち、トロリとした食感が美味。

皮を剥いてぶつ切りにし、酢味噌でいただくのも良い相性。

氷水に酢少々を入れた冷水に5分漬けたら水気をきってスライス、粗塩とオリーブオイル、柑橘果汁のサラダにするのもおすすめです。

泡もいいし、白ワインとうどの香りの相性は抜群ですよ。

里山のうどは良い香り、購入する時は産毛が濃いものを選びましょう。

 

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新わかめ・めかぶ・ごま油・便秘改善

 

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春先だけに出回る生の和布蕪(めかぶ)はわかめの茎部分。

めかぶに含まれるフコイダンという成分は免疫機能を上げ胃の粘膜を保護し、豊富なヨウドは発がん抑制効果があるそうです。

わかめと思いっきりたくさんの針生姜を入れたごま油炒めにはまっています。

しっかり水気をふき、胡麻油とたっぷりの針生姜と赤唐辛子をちぎったものと炒めて、最後にジュっと醤油で味付けするだけなのですが、ごま油の油分でコーティングされたわかめの食感が滑らかで美味しく、いくらでも食べれてしまいます。

ごま油には腸の乾燥を改善させ、皮膚を潤す効能があります(繊維たっぷりのわかめと合わせると乾燥便秘に得によく効きます)。


我が家ではさっと茹でるだけの(旬わかめのしゃぶしゃぶ)も毎年楽しい行事となっています。

生姜は外的要因を抑える効能が期待できるので、花粉症予防にも良いかもしれません。

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季節の食材とその由来や歴史、食にまつわるお話・金柑

2020-03-01 | 昆布
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金柑・きんかん・のどの痛み・薬膳

 

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この季節は柑橘類が種類豊富に出回っていますが、金柑属の個別分類になる(皮ごと食せる)金柑がとても美味しいですね。

ヘタが緑で艶がよく、より赤みの強いものを購入します。

よく洗って皮ごと存分に楽しみます。

喉にもよい金柑は甘露煮にしたり、コンポートにして保存。

きんかんを2、3分下茹でしてアクを抜きます。

蜂蜜に漬けるだけでも良いですが、鍋に移してきんかん分量の半量くらいのきび砂糖とかぶるくらいの水、少々の酢か白ワインを加えトロミが出るまで煮詰めます。

煮物や酢豚などに入れると味に奥行きがでて、鶏肉や鴨肉などとよく合いますよ。

お菓子には、タルトやソルベになどにすると爽やかです。


金柑の皮に含まれるヘスペリジンやビタミンCは風邪予防やアレルギー対策に有効、香りには気の巡りをよくする効能があり、ストレスを緩和し心を落ち着かせます。


写真はドライ金柑、皮ごと薄切りにして3日間干すだけ。

セミドライなら、サラダに散らす、ケーキの飾りにすると可愛い仕上がりに。

しっかり乾燥させたものは、お茶や飲み物に加えると甘みがほんのり移ります。

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