珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

五葉山、早池峰山(岩手)

2022-07-10 14:46:21 | オーディオ
7月の最初の週末、男女5名で岩手の五葉山、早池峰山に登ってきました。東北北部だけがまだ梅雨明けしていませんでしたが、土日ともに好天に恵まれ、夏山を満喫することができました。岩手に入るのはいつ以来でしょうか?仕事で仙台に行ったことはありますが、岩手は学生以来かも知れません。学生時分、雫石や安比でスキーしたことやわんこそばを食べたことが懐かしく思い出されます。震災もあって遠ざかりがちの東北でしたが、久しぶりに訪れて旅行でも岩手を再訪したいと思いました。

7月2日に登った五葉山(ごようさん)は大船渡市と釜石市の境にある、標高1351mの山です。翌日登る早池峰山と共に、北上山地に属します。標高はさほどでもありませんが、花の名山として知られています。海が近く、大船渡の港を遠望することができました。


山頂に近づくにつれ、シャクナゲを見かけるようになりました。ちょう開花時期を迎えていました。下山後は、遠野を経由して北上方面移動し1泊。翌日に影響出ない程度に飲んで早池峰山に備えました。


翌3日、早池峰山に登りました。早池峰山は北上山地の最高峰で、日本百名山にも選ばれています。企画が決まって以降、楽しみにしていました。北上からは花巻経由で早池峰山方面へ向かいました。途中マイカー規制があり、シャトルバスを使って小田越登山口まで移動しました。


東北は緯度が高いので、アルプスに比べて森林限界が低いのが特徴です。歩き出して間もなく、森林限界を超えることとなりました。向かい薬師岳がまだ高いです。


森林限界を超えると景色はよくなりますが、先がまだまだ長いことも分かってしまいます。たいてい見えているのは偽ピークで、先の先まで道が続くこととなります。


ハヤチネウスユキソウの群落です。和製エーデルワイスと呼ばれ、この山を人気の山にしています。まさに開花シーズンで、当然ながら登山客は多かったです。


今にも転がりそうな巨大な岩です。奥に見えるのは花巻市街でしょうか?赤茶けた岩は蛇紋岩で、かなり滑りやすい岩でした。ホント、晴れでよかったです。


唯一の難所ですが、ハシゴが取り付けられているので大丈夫です。前の人ととの間隔を保ち、三点確保しつつ登りました。ここを登るとあとはダラダラと山頂を目指すことになります。


ハヤチネウスユキソウ以外も、様々な高山植物が咲いていました。ミヤマオダマキ(紫)とミヤマキンバイ(黄)でしょうか。花好きには堪らない山と言えるでしょう。間もなく山頂です。


早池峰山に着きました。これでまた百名山登頂が一座増えました。先ほど見上げていた薬師岳が遥か下方に見えます。お昼兼ねてしばらく山頂に留まりました。


反対側に目を転じると、盛岡市方面、さらにその先に岩手山、八幡平を見ることができました。南部片富士と称される岩手山のフォルムの美しさに惹きつけられました。


帰りは途中1回休憩を取っただけで、一気に下りました。小田越登山口から早池峰山を眺めます。想像以上に素晴らしい山でした。この二日間で一気に日焼けし、温泉では早速ヒリヒリしておりました。


早池峰山下山後、盛岡市に近い矢巾温泉によって汗を流すこととなりました。皆さんは夜間、車での帰京でしたが、翌日の仕事の準備もあって、私だけが一足先に新幹線で帰ることとなりました。岩手駅で駅弁を買うつもりでいたのですが、観光客で賑わっていたせいか、完全に売り切れ。ひもじいい思いしたまま自宅に戻ったのでした。
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アナログ調整

2022-04-10 20:05:07 | オーディオ
先週の後半、約1年ぶりに姫路方面の出張がありました。昨年、ホテルの朝食は部屋でお弁当をいただく形式でしたが、従来通りレストランで食べれるようになっていました。姫路のおでんや穴子飯が食べれるので、やはりレストランの方がありがたいです。関西方面はちょうど桜が満開で、満開の桜を再び見ることとなりました。このところ、東京が一番先に開花し、横浜はその次、関西はその後というパターンが続いています。昔からこうだったのでしょうか?桜前線は、北上あるいは西から東へ移動するイメージを持っていました。

昨年までのデジタル偏重からここに来てアナログが巻き返しています。MFPCや新DACへの投資が済み、デジタルが一段落したことが大きいです。前々回の記事でフォノイコライザーにWELLDELTAの導入状況を上げましたが、その後、その足元を見直しました。


フェーズテックのフォノイコライザーEA-3Ⅱです。前回はバーチ素材のウェルフロートボードを敷いて、その上にWELLDELTAを置くスタイルでした。今回、思い切ってウェルフロートボードを外し、WELLDELTAのみで受けるようにしました。この受け方は、DACも同様です。ウェルフロートボードを外しても音が痩せることはなく、むしろ細かい音をより拾えている印象です。左右の広がり、見通しも十分です。プリアンプに敷いたウェルフロートボードがしっかり効いている恩恵かも知れません。


リスポジからの眺めです。プリアンプ、DAC、フォノイコライザーいずれにもWELLDELTAが充てられています。WELLDELTAはシルバー系の機器にマッチします。DACの足元とフォノイコライザーの足元が同じになったので、見た目のバランスもよくなりました。しばらくはこのシステム構成で聴いてみます。


懐かしい70年代の後半の作品から。CD前夜の時代に、多感な青春期を迎えていたことはラッキーだったと思います。懐かしい音源をアナログ、デジタルで聴く楽しみが残りました。シティポップス音源の値段が上がっている話を聞きますが、中古レコード探しが再び始まりそうです。一方でCDでの入手が困難な音源を、Amazon HDで聴けるケースにも遭遇しました。アナログとデジタルの切磋琢磨は、以前より描いていた構想です。昨年までデジタルに肩入れしていましたが、暫くはアナログ偏重となりそうです。



今日の横浜は25℃を超え、初夏の陽気でした。
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WELLDELTAを増強

2022-03-27 15:40:57 | オーディオ
昨日、3回目のワクチンを打ってきました。過去2回のファイザーから、今回敢えてモデルナにしましたが、副反応も想定内で、思ったより軽かったです。特有の腕の筋肉痛が残っていますが、無事終了といったところです。この2日間は念のため、散歩も控えてのんびりとオーディオ三昧で過ごしています。さて、以前から導入を進めていたWELLDELTAを追加導入し、DAC、フォノイコライザー、プリアンプという主要なアナログ機器の足元を固めました。昨年、デジタルが一段落し、アナログに力を入れたい2022年です。


WELLDELTAを最初に導入したのは、2022年の師走です。その少し前のBOさんのお宅でのオフ会にて効果を確認し、拙宅にも導入しました。以後、DAC向けに追加し、今回フォノイコライザー向けにも追加しました。副作用を感じずに、音が引き締まるところが気に入っています。

フェーズテックのフォノイコライザーEA-3Ⅱの脚は3つです。前に2個、後ろの1個、WELLDELTAを配置します。バーチのウェルフロートボードは、DACを想定して昨年末に導入したのですが、サイズがミートせず、今回、フォノイコライザー用に回すこととしました。


続いてオクターブのプリアンプHP300-SEの足元です。こちらは脚が4個ですが、WELLDELTAが3個しか用意できておらず、底面を3か所で受けていました。新たに1個増強し、4つの脚を4つのWELLDELTAで受けることとしました。4点受けの場合、荷重の配分は気になるところです。調整を考えています。バーチのウェルフロートボードは当初より導入していました。WELLDELTA単体、ボード単体と聴き比べしましたが、両者の組み合わせにより、音の深みと音数の多さ(ノイズ低下感)が両立します。


こちらは昨年導入したOさん製作のDACです。脚は4つあり、昨年の11月にWELLDELTAを導入しました。ウェルフロートボードのサイズに比べて、DACが大きいのでボードとの組み合わせは見送りました。DAC導入だけでも十分インパクトの大きい出来事でしたので、しばらくはこの受け方にします。


まん延防止等重点措置 が解除され、オーディオの足元も固まりました。しばらくレコードを購入してませんでしたが、中古レコード店を巡って漁りたいと思います。これからGWにかけては気候も穏やかで、清々しい季節となります。ボチボチ、オフ会も再開となりそうです。
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久々にステレオサウンド

2022-03-13 13:32:13 | オーディオ
この週末、横浜方面は気温が20℃を超え、週明けにも桜が開花しそうな勢いです。まだ三寒四温というより四寒三温といった感じではありますが、春到来といってよい雰囲気です。庭でもクリスマスローズやユキヤナギ、レンギョウが咲き始めました。まん延防止措置もおそらく延長はなさそうです。私自身の三回目のワクチン接種の予約もすんなり取れました。新常態、新様式という言葉がこれまでに使われてきましたが、新たなステージに入りつつあるように思います。また皆さんとの交流ができることを楽しみにしています。

久々にステレオサウンド(以下SS誌)の最新号を購入しました。B&Wの801D4が取り上げられています。B&Wユーザーの知り合いが各地にいますが、皆さんどう捉えているのか、聞いてみたい気もします。SS誌で短期詩集中連載となっていたファイル再生ワークショップ、今回はRoonが取り上げられています。MFPC導入で当たり前のように使っているRoonですが、そのからくり、音質への影響などが傅氏と土方氏の対談を通じて解説されています。両氏の視聴の感想が、私自身のbefore Roon とafter Roonの感覚ともマッチする部分もあり、納得して読みました。


新製品紹介では、小型の真空管を使ったEMTのフォノイコライザーがEMT128 目につきました。スタイリッシュなフォルムで、JPA66 Mk2(生産完了。とても手が出ないほど高額)とは同じメーカーの製品とは思えないほどです。EMT128も決して安くはありませんが、どこぞでそのサウンドを聴いてみたいと思いました。 SS誌によればEMTの体制も旧技術陣からの脱却が進み、大きく変わっているようです。EMTはフォノカートリッジも健在です。デジタルが一段落した現在、気になる存在になってきました。
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amazon music HDをメインシステムで

2022-02-26 17:17:48 | オーディオ
例年になく冷え込む日が多かった横浜方面ですが、週末から春らしさが増しそうです。北京五輪は悲喜こもごもいろいろありましたが、まずまず盛り上がったのではないかと思います。祭りの後の淋しさが残っていますが、一方で世界情勢の混沌が心配されます。事前に報道されていたとは言え、ロシアのウクライナ侵攻が現実化してしまいました。コロナはコロナで、ステルスオミクロンが広がっているという話もあります。2022年もまだまだ落ち着かない年になるのでしょうか?

amazon music HDは専らセカンドシステムで聴いてきましたが、昨年のDAC新調もあり、メインシステムでも時々聴くようになりました。MFPCとは比較にはなりませんが、所有していない音源を無尽蔵に聴けるのは、ストリーミングサービスの良さです。しかも非圧縮音源です。70年~80年代にかけての洋楽、邦楽を選曲し、リスト化して聴いています。気に入った音源は、あらためてCDで購入しMFPCで聴く、あるいはアナログレコードを入手するといったように、音源探索ツールとしても活用できます。


中華のUSB-DDC、SU-2には普段Diretta Target PCからのUSBケーブル(audioquest)をつないでいます。amazon musicを聴く場合には、現状USBケーブルの差し替えで対応しています。青いUSBケーブルは、セカンドシステムがある書斎のノートPCから伸びています。眠っていたフルテックの3.6mのUSBケーブルの利活用です。何も手を施していないWindows 10のノートPC直結ですので割り切った使い方ですが、リハーサル的にメインシステムで聴くことができます。


惣領智子は70年代の歌手で、ジャンルではシティポップに入ります。もっともシティポップは後付けで、当時はフォークかニューミュージックとされていたのでしょう。「終わりのない歌」が有名でしょうか?たまたま流した「City Lights by the Moonlight」がイイ感じだったので、CDを探したのですが、見つけることができませんでした。CDになっていない曲を、デジタルで聴けるのはストリーミングの良さだと思います。70年代のマイナー路線の音源ならではの愉しみです。次に神田に行ったらこの盤を探しましょう。


こちらも想定外の1枚です。私がお小遣いで最初に購入したシングル盤は沢田研二の「憎みきれないろくでなし」でした。ヒットしたのはA面ですが、何故かB面の「俺とお前」の印象が強く残っていて、アナログを再開した際にシングル盤を入手したほどです。たまにオフ会でもかけたりしていました。アルバムにも入っていないので、デジタル音源の入手は無理と諦めていたのですが、しっかり在るではありませんか。先の盤の状態はよくないので、余計に重宝します。シングル盤のB面、要チェックです。


以前に取り上げた「バードランドの子守唄」 を探していてJUJUのジャズアルバムに辿り着きました。昭和歌謡含め、カバー作品も多いJUJUですが、Jazzのアルバムを何枚か出しています。このアルバムには「バードランドの子守唄」は入っていませんが、スティングの「Englishman in New York」のカバーがイイ感じでだったのでCDも購入しました。久保田利伸とのデュエットです。その場ですぐに原曲と聴き比べできるのはストリーミングならでは、です。久々に原曲を聴いて学生時代にワープできました。


思いたったように聴きたくなるのがThe Beatles。CD音源のみらず一部ハイレゾも配信されていて、時の流れを感じます。2009年のリマスター音源の他、別バージョンやライブ音源も聴けます。「I saw her standing there」「A hard day's night」「Back in U.S.S.R」等、ガツンとした曲をやや大きめのボリュームで聴くのが好みです。アナログのオリジナル盤、音の良いCD盤があるのは承知していますが、そこまでの気力はないので、ストリーミングが落としどころというわけです。


CDを持っているユーミンの『流線形'80』より「ロッヂで待つクリスマス」で、MFPCとamazon musicの直接比較を行いました。amzon musicはハイレゾでしたが、背景の静けさ、音の分離で、声の自然さでMFPCには敵いませんでした。amazon musicの問題というより、ノーガードのPCオーディオ環境の問題のような気もします。伸びしろはあるでないかと思案しています。最近、話題に触れることの多い、BluesoundのNODEが気になっています。PCレスで操作できる上、SU-2のUSBケーブル差し替えも不要になります。


先日のMFさんのお宅でもZEN StreamでSpotifyを聴かせていただきました。MFPCとの差はありましたが、オーディオの世界にストリーミングが入ってきていることは間違いありません。PCオーディオがそうであったように、ストリーミングについても多くの改善アイデアが出てくるといいですね。
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