珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

2021年オーディオ振り返り

2021-12-31 16:37:09 | オーディオ
2021年も残すところ僅かとなりました。結局、コロナ収束は来年へ持ち越しとなりましたが、2020年前半の雰囲気とは様相が変わっているように思います。私が3回目のワクチンを受けるのはGW頃になりそうですが、気兼ねなくオフ会、旅行、外食できるようになって欲しいものです。今年のオーディオを振り返ってみます。オフ会の回数は両手までは行きませんでしたが、状況を睨みつつ交流させていただきました。システムの方は、秋以降、デジタル回りのテコ入れが進みました。withコロナの下、それなりに充実の1年だったと思います。


■DACの入れ替え
システム上の一番の変化点はDACの入れ替えです。ES9018を積んだAIT LABOのDACを使用して8年が経過しました。最新のDACとの差が気になってきたこと、何よりオフ会でOさん製作のDACの音を複数個所で聴いてきたことから、決断しました。低音の沈み込み、音場の広がり、高音の表現において前進したように思います。導入後、3ヶ月経ちました。音源をとっかえひっかえ聴いては、えっ、こんな音だったの?と気づかされることが多いです。AITのDACはセカンドシステムのグレードアップに活用しました。


■DDCの入れ替え
DAC導入に合わせて、DDCも入れ替わりました。これまでJAVSのX-DDC Plusを使っていました(こちらも気に入っていたUSB DDCです)。DACの納品日にデモでI2S入力を聴いて心が揺らぎました。中華DDCの値段も伺い、早期に決断しました。導入したのは中国Singxer社のSU-2です。先日、ハンコックさんのお宅でもあらためて、I2S入力の優位性を確認できました。音の粒立ちが増して、座りがよくなる印象です。ちなみにSU-2よりずっと高額ですが、JAVSの最新のX7-DDC-femtoもI2S出力に対応しています。


■MFPCのシンプル化
2020年はMFPC導入元年でした。2021年はRoonのバージョンアップぐらいと思っていましたが、11月のオフ会以降、進展がありました。貸出機のDesk Mini1台と現行機Panda2台との直接比較をしました。明らかに前者の方に音が余裕があり、楽々鳴っている感じがします。PCのスペックは高い方がいいか低い方がいいか、両論ありましたが、高い方に軍配が上がったようです。正式にDesk Miniを導入し、MFPC一式がウェルフロートのボード1枚に収まりました。起動時間が圧倒的に短くなり、使い勝手も向上しました。


■WELLDELTA導入
DACの写真にもあるように、WELLDELTAを足元に配置しました。音が引き締まるのは、プリアンプに導入したときと同じ傾向です。Oさん製作のDACは基板を天板から吊っており、そういった構造上の工夫を活かす意味でも、足元は大事だったと感じています。拙宅のWELLDELTAはこれで合計7台になりました。

以上、2021年のオーディオを振り返りました。9月以降、短期集中でグレードアップしたので、しばらくは聴く方に専念したいと思います。来年は、アナログ導入10年目になります。このところ取り組みがデジタルに偏っていたのは事実です。来年はアナログに関わる時間を増やしたいと思っています。久々に投資もありかな、とも思案していますが、この辺りは状況次第で・・・。来年も実りあるオーディオ生活を送りたいものです。今年会えた方々、会えなかった方々、良いお年を迎えて下さい。



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新しいDDC

2021-11-07 20:25:29 | オーディオ
11月に入り、横浜方面は20℃前後の過ごしやすい天候が続いています。緊急事態宣言が解除されたこともあり、オフ会や登山の予定が年内にポツポツと入っています。新常態への移行が進んでも、オーディオのオフ会は従来の形式のままとなりますね。オーナーさんが普段聴いている音を知るには、お邪魔して聴くしかありません。本日も、つい先ほどまで拙宅オフ会でした。音楽を聴いていただくのは勿論、この趣味に関する雑談が楽しいわけです。オフ会の記事は来週上げます。今回は10月に導入した新DDCの話題です。


Oさん製作のDACを導入したのが9月末で、その後はひたすらエージングを進めてきました。導入時に貸出いただいたのが、中国Singxer社のDDC、SU-1です。HDMIケーブル経由でI2S信号を送ることができます。しばらく試聴した後、音の広がり、粒立ち感で、同軸ケーブルを凌ぐと感じました。早速、後継機のSU-2を導入することとしました。アマゾンで購入してから数週間ほどを要しましたが、現地からSU-2が直接送られてきました。Direttaとの接続も問題なく、すんなりシステムの一部に収まりました。


接続もシンプルです。USBケーブルで受けて、HDMIケーブルで出すだけです。ケーブルは共にオーディオクエストのCinnamonにしました。チューバホーンさん曰く、HDMIケーブルはできるだけ短い方がよいようです。


Oさん製作のDACです。DACの足元をいろいろと変えてみましたが、プリアンプに敷いたウェルフロート(バーチ)とウェルデルタの組み合わは、やはり外せないことを確認しました。そのため、DACの方は、バーチ素材のQuadRingに戻しました。QuadRing自体は面で受ける構造のため、脚には使えず、現在は3辺に当てがっています。


拙宅ではこれまでJAVSのX-DDC Plusを長らく使ってきました。タイミングよく中華DDCの存在を知り、引き続きDDCを間に挟む構成が続くこととなります。ちなみにX-DDC PlusはAIT laboのDACと共にセカンドシステムへ移し、専らAmazon Music用となっています。
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ディスクリートDAC

2021-10-03 18:21:36 | オーディオ
先週、久しぶりのオフ会の速報をアップしました。この1週間、ほぼ毎日、新DACに電源を入れてエージングに勤しんでいます。DACの導入経緯などはあらためて紹介するとして、音の第一印象を整理しておきたいと思います。音に何か変化があると、あたかも音が良い方向に変わったと錯覚しがちですが、一歩引いて音を聴くようにしています。これまで使用してきたES9018を使用したDACも、十分いい音で鳴っていました。階段を上るためのDAC入れ替えでありますが、慌てて上がる必要はありません。新DACのエージング期間は、私自身の耳の慣らし期間でもあります。


新DACの詳細を問われるとOさんに訊くしかないのですが、大きく
・DAI基板(デジタルオーディオインタフェース)
・DSD原理基板(D/A変換)
から構成されます。DACチップを使わない、いわゆるディスクリートDACです。チューバホーンさん、ハンコックさんのお宅で、やはりOさん製作による同じ路線のDACが導入されています。基板類は筐体の底面ではなく、天板につける等、振動対策もなされています。

メインシステムにおけるDACの配置は変わりません。Quad Ring3台の上に新DACを乗せています。DACの奥の黒いBOXはOさんより一時的に拝借している中華DDC、Singxer SU-1です。オフ会当日まで知らなかったのですが、HDMIケーブルを介してI2S信号を送ることができます。長らくUSBとDACの間にDDコンバータを挟む形式を採用してきましたが、新DAC導入以降もその路線を維持することなりそうです。なおSU-1は現在SU-2となっています。Amazonでも購入できます。早速、ポチって到着待ちです。


新DACへ同軸のデジタルケーブル(赤)と、HDMIケーブルを挿入し、聴き比べをします。同軸については、X-DDX PlusとSingxer SU-1も比べてみます。


新DACの操作は、Appleリモコンで行います。リモコンの電波が弱いので、かなり近くに寄らないと操作できません。一旦、設定が固まれば操作する機会は減るとのことですが、新DACを使いこなす意味でも操作に慣れる必要があります。同軸もI2Sも、全てDSD 5.6Mの信号に変換してD/Aコンバートするようになっています。デジタルのゲイン調整、クリップ対策などは、オフ会が終わってから私自身でやりました。ある程度鳴らし込んだら、耳を頼りにベストな設定を探ってみたいと思っています。


まずES9018DACと新DACの比較ですが、全般にES9018DACの方が音がすっきりしていて、新DACに濃さ、深みを感じます。ハンコックさんのお宅で比較して感じた印象は、拙宅でも再現しているように思いました。新DACは重心が下がる一方で、ヴァイオリンやヴォーカルが柔らかく心地良いのが特徴です。

続いて、新DACの入力を変えての印象です。
①X-DDC Plus→同軸
②Singxer SU-1→同軸
③Singxer SU-1→I2S
を比べると、①と②はほぼ同等で②が若干よく、②より③がはっきり好ましいと感じられました。①と②は電源、USBケーブルの条件が別々で、純粋なDDCの比較にはなっていません。③はベールが剥がれ、ステージが広がります。③の可能性を感じたので、Singxer SU-2の導入に踏み切った次第です。中華DDC侮れません。

コロナ禍においても拙宅のオーディオシステムは変化してきました。2020年はMFPC、2021年はディスクリートDACの導入が、私にとっての一大イベントとなりました。いずもれオーディオ交流がなければ実現しなかったとも言えます。両者の良さを組み合わせて、さらに違った風景を見たいものです。なお、ES9018DACは、そのままセカンドシステムに組み込み、グレードアップに使う予定です。本日、接続して音出しまで確認しました。Amazon HDとES9018DACの組み合わせも、実は楽しみであります。

オーディオ熱、上がってきました。
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久しぶりのオフ会

2021-09-26 22:16:57 | オーディオ
9月の最終日曜日、拙宅での久しぶりのオフ会を行いました。Oさんに製作をお願いしていたDACの納入披露を兼ねて、チューバホーン、Oさんにお越しいただきました。7月のハンコックさん訪問の後、製作の可否を伺ったところ、OKとの返事をいただき、お願いしていた次第です。いわゆるDACチップを使わないディスクリートDACです。音が落ち着くまで1か月程度かかるそうで、しばらくは聴き込みに専念します。来週、ファーストインプレッションを紹介します。2021年のオーディオの目玉は、このDAC導入となりそうです。


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8月に入って

2021-08-01 19:08:58 | オーディオ
8月に入りました。梅雨明け10日後、一旦天気が崩れましたが、横浜方面は引き続き晴天、猛暑が続いています。日課の散歩は、基本夕方の涼しい時間帯を選んでいますが、久々に午前中に歩いてみました。いつもの尾根道を歩いて山吹緑地に出ると、大山・丹沢、さらには富士山の展望が待っていました。夏雲が湧く前の散歩の利点かもしれません。手前の草むらの高さに真夏を感じます。夕刻の散歩と違って直射日光をどうしても浴びてしまいます。まだ8時台でしたが、1時間歩いただけで汗びっしょりでした。


秋を先取りしたような、高い雲です。朝は朝で、いろいろと発見があります。コロナがここに来て大変な状況ですが、秋には落ち着いて欲しいものです。私自身は8月半ばに1回目のワクチン接種を予定しています。現在、もっともリスクの高い世代のど真ん中ですので、9月半ばまでは大人しくしています。


というわけでオーディオなのですが、真空管アンプ派として、夏場はシステムに向き合いづらいという事情があります。事前に冷房を入れて、再生時には切って聴いています。外の暑さ、真空管の発熱により、1時間もすれば冷房を入れたくなりますが、その時点でお開きにしています。


選曲も涼し目に・・・。こちらはトロンボーン奏者、向井滋春とアストラッド・ジルベルトのコラボレーション『SO&SO』です。先日紹介した阿川泰子の『JOURNEY』 に参加していた向井氏のトロンボーンが良かったので検索して辿り着きました。Amazon Musicでも聴けたので、セカンドシステムで予行演習して購入しました。よく聴く「BERIMBAU」はバーデン・パウエル作曲のボサノバ調の曲です。サビで広がるトロンボーンとテナー・サックスに清涼剤のような心地良さを感じます。



アストラッド・ジルベルトの参加は3曲のみです。決して歌が上手いとは言えないアストラッドですが、声は夏向きです。メインシステムの火入れは減りますが、このアルバムで涼むことになりそうです。
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