珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

久々の青空

2021-07-11 16:10:54 | オーディオ
横浜方面はこの週末、両日とも晴れて梅雨明けを思わせるような天候となっています。当然、気温も上がり、夏本場の予行演習となりました。このまま来週には梅雨明けしそうな勢いですが、どうでしょうか?10日は、久々にオフ会があり、ハンコックさんのお宅を訪問してきました。3月末のHarubaruさん訪問以来ですから、オフ会は3ヶ月以上、開いたことになります。いろいろと気づきの多いオフ会でしたので、次回、整理して報告したいと思います。コロナ禍でも皆さんの音は着実に進んでいます。

オフ会からの戻り、少し遠回りして田園風景を歩いてみました。遠く、大山の頂上が見えています。この山のピークが見えれば、天候は安泰です、実際、翌日曜日もしっかりと晴れました。



あれだけ日中が暑いと、夏雲が湧きます。夜は関東のあちらこちらで雷雨や竜巻の警報が出ていました。拙宅でも10日の夜はゴロゴロと鳴っていました。


さて、ワクチンの職域接種に期待していたのですが、最近の混乱で一旦白紙になりました。いずれもしてもお盆以降、地元で受けるか、職域接種の仕切り直しで受けるか、の天秤となりそうです。東京の緊急事態宣言は随分先までとなりました。本格的な回復はやはり秋を待って、ということになりそうです。
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久々のステレオサウンド

2021-07-04 16:43:48 | オーディオ
ステレオサウンド誌を毎号のように買っていた時期がありました。2010年前後だった記憶していますが、オーディオ機器に目移りしなくなったことで、たまに書店で立ち読みする程度となりました。オーディオ誌では音はわかりませんし、オフ会で機器以外の要素の影響(の大きさ)を実感してきたことも理由です。といってもオーディオへの関心は変わらずですし、オーディオを取り巻く環境も数年スパンでは変わっていることが予想されます。ウィーンアコースティクス+オクターブに関する記事にも後押しされて最新号を購入しました。


コロナ禍直前のオーディオショウでウィーンアコースティックスの新SPのお披露目がありました。コロナが無ければ、試聴の機会を作ったはずですが、そんな場面もなく1年半が経過しました。コロナ禍のオーディオは専らPCトランスポートの更新=MFPC化でした。次はそろそろSPという想いもあります。オーディオ趣味をあとどれくらい楽しめるかは、自身の身体次第ですが、諸先輩を参考にすると長くて20年くらいでしょうか?SPの本領発揮が10年鳴らし込んでからとすると、購入のタイミングをつい考えてしまいます。

さて、記事です。評論家の山之内正氏が、ウィーンアコースティックスの新SP、リファレンスシリーズのフラッグシップ Beethoven Concert Grand Referenceを取り上げています。複数のアンプを組み合わせての鑑賞でしたが、その中にオクターブの新しいプリメインアンプV70 Class Aが使われていました。メーカーの組み合わせが拙宅と同じ上に、両者の相性の良さが紹介されていて関心度が一段上がった次第です。平面振動版を使ったドライバーユニットが齎す低音の解像度改善、気になるところです。


なお、拙宅ではオーディオ部屋の大きさから、このフラッグシップ機の導入が難しいので、その弟分であるBeethoven Baby Grand Referenceが検討対象となります(同じSPのバージョン違い)。ウーハーの数は一つ減りますが、コンセプトは共通しています。ウィーンアコースティクスのハイエンドThe Musicを秋葉原のテレオンで聴いたのは2010年の3月でした。既に平面振動版が登場していましたが、ようやくボリュームゾーンへの投入となりました。同社はモデルチェンジの頻度は低いですが、ブレない音づくりをしている点に好感を持っています。

さて、SS誌です。まだ斜め読みしかしてませんが、デジタルファイル再生とアナログ再生という2極化が進んでいる印象を持ちました。ウィーンアコースティクスの記事は、同じ価格ランクの実力派SPの紹介として取り上げられていました。安くはないですが、べらぼうに高くないSP群です。11月のオーディオショウは予約制とは言え、2年ぶりに開催される見込みです。コロナ禍で家時間の大切さも見直されました。ニューノーマル時代のオーディオ、もうすぐそこまで来ているようです。皆さんとのオフ会での再会も楽しみです。

真空管使いとしては、本格的再開は残暑が収まる9月下旬頃でしょうか。梅雨明けする前の、比較的、涼しい今のうちが聴き時となりそうです。
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ユーミンのアナログ盤

2021-05-09 16:58:13 | オーディオ
ハンコックさんのブログで、ユーミンのアナログ盤に関する記事がありました。お持ちのレコードの製造情報(型番、プレスマーク、マトリックス番号等)が一覧表に纏められていました。よく初期のプレスの方が音がいいと言われていますね。普通は同じ盤を何枚も所有することは無いので、音の違いを気にするのはマニアックと言えばマニアックです。アナログ再生のみならずデジタル化にも注力されているハンコックさんらしい記事でした。とはいえ、手持ちの音源はどうなのか、気になったので調べてみました。


ユーミンは荒井由実~松任谷由実まで、デジタルではほぼ音源を持っていますが、アナログはあまり持っていません。ざっと探して6枚出てきました。ユーミンのアルバムでは一番のお気に入りは『流線形'80』なのですが、これを持っていないことからも、あまり力が入っていないことが分かります(汗)。確認したのはマトリックス番号といって1S2等とレコードの内周に刻印されている数字です。Sの前の数字が若い方が初期に近く、音もイイそうです。音楽がモノだったことを実感させる話題ですね。

結論から言いますと、『コバルト・アワー』『紅雀』は両面1Sで始まりました。ベストアルバムの『ALBUM』はB面が1S、A面が3Sという?な状況でした。『OLIVE』は残念ながら両面3S、『昨晩会いましょう』は両面2Sでした。他に『ひこうき雲』があるのですが、これは東芝EMI製ではなく、アルファレコードの盤でした(発売元はビクター音楽産業になっています)。このケースは、論外ということかも知れません。『コバルト・アワー』が1Sだったことを知り、調べて得した気分です。

A面2S1、B面2S1でした。重い雰囲気の曲が多いアルバムですが、「カンナ8号線」「夕闇をひとり」を学生の頃によく聴いてました。


A面3S2、B面3S。この盤を聴くようになったのは、むしろ社会人になってからです。ウィーンアコースティックのSPを購入する前のシステムで、「未来は霧の中に」 をリファレンスにしていました。


A面3S、B面1S2とありました。数字が異なることもあるんですね。このアルバムは、荒井時代、松任谷時代の楽曲が混在しています。昨年、高値でCD音源を手に入れた「遠い旅路」はA面なので、残念でした。



『紅雀』はA面B面共に1S2でした。ただし、CDでも持っていないくらい、過去に接点のなかった作品です。CDで持っていないから、敢えてアナログで入手したものと思われます。


本日の最大の収穫です。ダメ元で見たら両面1S2でした!荒井由実時代の4枚は、やはりアナログでも揃えておきたいです。A面1曲目の「コバルト・アワー」のグルーブ感を引き出すのは、オーディオ的快感でもあります。冒頭の飛行機の音からして、1Sで始まる盤は違うと信じたいところです。ちなみに「卒業写真」は上記の『ALBUM』のB面に入っていますが、音は違いました。ベスト盤よりオリジナル作品の方が良かったです。マトリックス番号間の比較は、あくまでも同一の盤の話ですね。



こちらは東芝EMIのアルバムではありません。個人的には十分聴ける音だと思っていたのですが・・・。『ひこうき雲』『ミスリム』『14番目の月』の3枚は、1Sで始まる盤を探してみたいと思います。とは言え、ハンコックさんのリストを見ると、荒井由実時代の1Sで始まる盤は、入手が難しい気もします。


ハンコックさん、貴重な情報ありがとうございました。『流線形'80』の1Sで始まる盤をお持ちですね。コロナが落ち着いたら、是非、聴かせて下さい。中古レコード屋さんでは盤面のコンディションに加えて、マトリックス番号も要チェックで参りたいと思います。型番情報も活用させていただきます。
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MFPCバージョンアップ、その後

2021-04-11 15:17:26 | オーディオ
ここに来て少し寒さが戻った横浜方面ですが、この土日は好天に恵まれています。先週は在宅ワーク後、連日、水泳の日本選手権を見ていました。ちょうど夕方17時以降に各種目の決勝、準決勝が組まれていたからです。素晴らしかったですね。池江選手の活躍には大いに力をいただきました。このところ残念なニュースが続いておりましたが、トンネルの向こうの明かりのような、そんな1週間でした。さて、3月半ばにバージョンアップしたMFPCのその後、です。大きな問題もなく様々な楽曲を聴いてきました。簡単に振り返ります。

今回は大きく3つの更新がありました。①Roonのバージョンアップ、②Windowsのアップデート、③Diretta Targetの最新版導入です。MFさんからはRoonのバージョンアップは、しばらく控えるようにと言われていましたが、漸く準備が整ったとのことで、今回の運びとなりました。本来であればアクションは混ぜたくないところですが、こればかりはMFさんお任せするのが一番です。まわりの皆さんが着々とバージョンアップされている様子でしたので、安心して臨みました。当日すんなり行かなかったのは先日の記事の通りです。


訪問した翌週にはMFPCをセットアップいただき、一式を戻していただきました。コントロールPCのUSBレシーバー(無線キーボード・マウス用)の代わりに、Diretta用のUSBメモリを挿入してしまい、ubuntuが立ち上がったときは焦りました。更にモニターの解像度の設定の問題で、Roonを起動できなかったのすが、MFさんにヘルプして問題解消しました。何だかんだで数時間かかりましたが、無事、音ができた時はホッとしました。MFPC導入後、音源は1台のHDに集約され、掃除も楽になりました。従来はラックにNASを4台載せてました。


Roon1.8になり、操作画面が変わりました。従来は横にスクロールして音源を探しましたが、今回は縦方向のスクロールになりました。ブラウザのスクロールと同じなので、しっくりきます。画面まわりがすっきりし、使い易さが上がった印象です。light MPD時代は、聴く音楽を先に決めて音源を探していました。Roonではスクロールしながら聴く音楽を、棚から一掴み的にに選べるのが嬉しいですね。ジャケット画像のスクロール表示の恩恵です。勿論、従来通りの決め打ち後の選曲もできます(MFPCのプロセスカットのためキーボード検索はできませんが)。


普段使いのノートPCにもRoonを入れています。こちらも無事バージョンアップできました。PCからの音出しも確認できました。本来であれば私がやるべき音源の解析もMFさんにやっていただき、至れり尽くせりの状態で、MFPC再開となりました。ありがとうございます!


全般に音がほぐれてしなやかさが増した感じを受けます。顕著なのはヴォーカル、ピアノです。音の立ち上がりや、消え際が手にとるように聴こえます。太田裕美の個人的リファレンス「煉瓦荘」は、何か別音源を聴いているような感覚でした。本来であれば空間情報が入っていないポップス系音源でも、左右の張り出しが広がりました。ハイドンのピアノソナタも再び聴き始めました。昨年、MFCP導入して一番感じた、風景が見えるサウンドも健在です。どんな音にも意味がある!を再確認するバージョンアップとなりました。


というわけで、今年のオーディオ弄りの第一弾、MFPCバージョンアップが無事終了しました。MFさん、あらためてありがとうございました。しばらくは現状の音を聴き込み、耳を慣らしたいと思います。今年のGWもオフ会は難しそうなので、じっくりマイシステムと向き合うことになりそうです。世間が落ち着いたら、Core i9のサウンドデモをお願いすることにしましょう。
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WELLDELTAをプリアンプに

2021-01-31 14:19:24 | オーディオ
横浜方面は周期的に雨天と晴天を繰り返すようになりました。晴れると気温も12度くらいまで上がり、過ごしやすくなります。今回は、久々に自宅オーディオの話題です。昨年末に購入したWELLDELTAをプリアンプの下に敷いたレポートになります。WELLDELTAは、昨年秋のオフ会にて持ち込み企画で聴かせていただきました。拙宅オフでも効果がありと感じたので12月に導入となりました。年末から1月にかけてMFPC、DACと置き場を変えて聴いていましたが、プリアンプでの効果が一番分かり易かったです。


元来プリアンプHP-300SEの下には、バーチ素材のウェルフロートボードが敷いてありました。HarubaruさんからはWELLDELTAを単体で使うのではなく、両者を重ねる方式の有効性を聞いていました。バーチ素材のウェルフロートボードは、メカが強化されたタイプで、これ自体には満足していました。とは言え、更なる上乗せがあるのかは、気になるところです。結局は自身で聴いて納得するしかありません。前方1点、後方2点の配置でWELLDWLTAをウェルフロートボードの上に載せ、更にHP-300SEを重ねました。


何かを変えれば音が変わるオーディオです。機器やアクセサリーを入れ替えた後は、時間をかけて様々な音楽を聴いて、総合的に判断するようにしています。とは言え、MFPCやES9018DACに敷いた時と比べて、変化を感じ易かったのは確かです。登場人物がHP-300SE、WELLDWLTA、バーチ素材のウェルフロートボードの3者がいるため、切り分けが必要ですが、当面はこの組み合わせで聴いてみたいと、思わせる音になりました。昨年のオフ会で効果を感じたパワーアンプへの適用をしばらく見送ります。

全般的に随分細かい音、聴き逃していた音が聴こえます。それらが煩さではなく柔らかさを保ったまま聴こえてくるので、よく言われる「ずっと聴いていられるサウンド」のように感じられます。一番顕著なのは声でしょうか?竹内まりやの「五線紙」は私のリファレンス曲の一つです。一枚ベールが剥がされたように、ヴォーカルの実在感が上がります。フィンガースナップ(指パッチン)も同様です。打撃音はシステムの物差しのような側面がありますが、耳タコ音源で一聴して判る変化に驚きました。


その後、ジャンルを跨いで聴いていますが、声が気持ちよく聴こえる点は一貫しています。ピアノ、打撃音は概ね良く、ブラスのように瞬発力が要るサウンドも良いようです。先のGRFさん宅訪問では、オーディオは詰まるところプリアンプの音を聴いているといった話がありました。拙宅では2018年にHP-300SEを導入し、昨年はMFPC化により上流の信号の質を向上させました。この1年は両者の相乗効果を感じていたのですが、WELLDELTAにより更なる効果を引き出せそうです。あらためてプリアンプの制振の大切さを実感しました。

WELLDELTAとバーチのウエルフロートボードの両方が要るとなると、導入のハードルが高くなります。おいそれと全面展開できないのは確かです。パワーアンプ(プリメインアンプV40SEを転用)の下は、当面現状維持(バーチのQuad Ring)で行きます。Harubaruさんを始め他のユーザーさんの使いこなしを参考にしながら、WELLDELTAの導入を考えたいと思います。

昨日の大山方面の夕景です。先週後半は横浜でも一瞬、雪が降りました。当然、大山や丹沢にも積もります。雪化粧とまでは言いませんが、雪が点在していることが確認できます。1月も今日で終わりです。毎年感じるのですが、新年明けてからの1か月間はあっという間に過ぎていきます。特に今年はそう感じました。


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