珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

遠い旅路(ユーミン)

2020-04-26 22:33:29 | オーディオ
MFPCの正式導入後、棚から一掴み的に曲を選んでは聴いています。デジタルが一段落したので、今後はアナログにも割く時間を増やしたいと考えています。「好きな音楽はデジタル、アナログ問わず楽しむ」の路線に変わりはありません。ストライクゾーンである70~80年代は、アナログ→デジタル移行期です。メジャーなアーティストであれば、両方の音源が当たり前のように存在します。ただし、一部には入手が難しいものもあります。ユーミンの「遠い旅路」のCDも、その一つでした。

「遠い旅路」の存在、実は長らく忘れていました。9年も前になりますが、pat_mthny7205さんのコメントがきっかけで、再会となりました。既にネットの時代でしたから、曲名から音源に辿り着くことは容易でした。「血を吐くくらい~♪」というインパクトある歌詞と共に、中学生時分の記憶が蘇ってきました。多感な時期に刻まれた旋律は記憶から失せるものではありません。アナログプレイヤーの購入を検討していたこともあり、中古でLP盤、EP盤を調達しました。

「遠い旅路」を含むベストアルバム『ALBUM』が発売されたのは1977年です。まだ私は小学生でしたので時期的に符合しません。おそらく、もう少し経ってから、ラジオ放送で聴いたものと思われます。帯に、荒井&松任谷と併記されているように、『ALBUM』は、ユーミンの結婚前後の作品です。CD化はされていません。シングルは「ナビゲイター」とのカップリング。この曲も、やはりpat_mthny7205さんのお気に入りでした。シングルの方は1989年にCD化されていますが、入手を躊躇していました。


と言うのも、高値だったからです。諭吉1枚以上の時期もありましたが、最近は少し下がったようです。決して安くなかったですがが、アマゾンでポチりました。YUMING Sweetsは、オークションを見る限り、8cmCDのシリーズのようですね。ちなみにヤフオクで「埠頭を渡る風」は1000円くらいです。さて、アナログとデジタルの音の比較はどうでしょう?うーん、これはデジタル音源のソースにハンデがあるようで、アナログに軍配でした。それでもデジタル音源を入手できたことに満足しています。


すっかり日が長くなりました。いつもの丘からの夕景です。ちょうど大菩薩連嶺に太陽が沈んでいます。この後、沈む位置は北側へとシフトしていきます。世界中で経済が落ち込み、その分、空が済んだのは間違いないようですね。横浜でも晴天時の空の眩しさを実感します。インドでは30年ぶりにヒマラヤを遠望できたり、ベネチアの水が綺麗になったそうです。コロナ前後で、いろいろと物事が変わりそうな予感です。あと2週間ステイホームで、音楽とオーディオを楽しみたいと思います。



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MFPC Diretta仕様、正式導入

2020-04-19 16:36:39 | オーディオ
4月も残り10日となり、例年ですとGWを前に解放感が増す時期ですが、今年は様相が違います。4月を100%在宅勤務で終えて、GWを迎えることになりそうです。通勤時間が丸々浮くので、自分の時間が増えていることは間違いありません。例えば夕飯の一部を作ったり、新たな散歩コースを開拓したりと、置かれた状況で楽しみを見つける工夫をしています。オーディオの時間も増えました。今朝は気持ち良い青空が広がりました。富士山の手前は丹沢山塊で、その右端で冠雪しているのは、神奈川の最高峰、蛭ケ岳です。


さて、昨年12月から貸出が続いていたMFPC Diretta仕様ですが、漸く正式に導入となりました。3月末以降の外出自粛要請もあり、MFさんご来訪でのセットアップは断念しました。宅急便ベースでやりとりをさせていただき、無事、音出しまで辿り着きました。PCの数は貸出機と同じ構成です。この4ヶ月、すっかりトラブルシューティングの経験値も上がり、遠隔サポートでも何とかなるだろうと、踏んだ次第です。前回の記事でも上げたように、MFPC導入では、メイン、セカンド両システムの同時グレードアップを目論見ました。

まだラック内の配置を決めてません。ポン置き状態で、まずは音出しです。セカンドシステムで確認しました。一番心配していたRoon回りも難なくクリア。すんなり音が出てホッとしました。CDプレイヤーと違って、PCオーディオは音出し前が緊張します(笑)。一聴、ノイズフロアが下がり、楽器の表現力が上がっていることが分かりました。実機は貸出機より追い込んだ設定だと伺っています。その後、メインシステムにもつなぎましたが、貸出機でも感じた優位性が、よりしっかりと伝わってきます。詳細はGW頃に導入経緯なども含めて日記にします。


RoonコアPCです。ここはアルミではなく木製のケースを選択しました。LANケーブル3本(うち1本ストレート)もMFさんの自作品となっています。無線ルーターの設定でも、MFさんからいくつかアドバイスいただきました(助かりました!)。


Diretta ターゲットPCです。LANケーブルで音楽信号を受けて、USB3.0のポートからデジタル信号をUSB-DDCへ送ります。拙宅のJAVSのDDCは外部電源を使用していますので、バスパワーを通さないデータ専用のUSBケーブルを使用しています。


というわけで、4ヶ月越しのMFPC導入となりました。遠隔で、サポートいただいたMFさんに感謝です。メールのやりとりは、今後のためのメモとして活用させていただきます。本来であれば、GWのオフ会で初披露だったのでしょうが、オフ会は3密に近い(汗)ので、ここは我慢です。まずは、聴きなれた数百の曲を一通り回して聴いてみます。PCオーディオに移行して10年近くになりますが、未だに発見が続くというのは、つくづく面白いことだと思います。
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セカンドシステム近況

2020-04-12 16:05:15 | オーディオ
4月に入って、原則、在宅勤務となりました。夕方にはなるべく長めの散歩を入れて運動不足を解消しています。庭では各種の木々の花が咲き、新緑も目立つようになりました。クリスマスローズが粘っている間に、ブルーベリーやジューンベリーが咲き始めました。ドウダンツツジは、今年は花数が少ないようです。この時期は、一気に雑草が蔓延る季節でもあります。在宅勤務の恩恵で草むしりする時間も生まれました。草むしりの良い点は、達成感を味わえることです。



MFさんによるMFPCのセッティング日程を再調整していましたが、先の緊急事態宣言が出たこともあり、輸送ベースでの立ち上げに切り替えました。幸い、物流は動いています。セッティングもほぼつなぐだけの状況が予想されます。貸出機の一部返却を始めたところです。今回は、久しぶりにセカンドシステムの話題です。MFPCの導入により、セカンドシステムも大きく変わることとなりました。上流をMFPCに一本化し、システム全体のシンプル化を図りました。


セカンドシステムにNuforceのセパレートアンプを入れたのが2014年の夏でした。早、6年になります。当時、デスクアンダーにオーディオラックを置いて、アンプやエソテリックのDAC D-07を組み込んでいました。その後、D-07を手放し、中華製のS.M.S.L.で凌いでいる状況です。メインシステムとセカンドシステムのある書斎は隣り合わせです。当然ですが、二つのシステムを同時に鳴らすことはありません。MFPC-Diretta仕様をセカンドシステムにもつなげれば、一石二鳥でシステムのグレードを上げることができます。



YouTubeやラジオもいい音で・・・。オーディオファンならそう考えますね。この場合は、JAVSのUSB-DDC→中華DACとつないで出力します。昨年からピアソラの「フーガと神秘」の動画を様々なバージョンで見ています。写真はクレーメルのそれで、おそらくアンコールでの演奏と思われます。他にベルリンフィルの12人のチェリスト、マリンバの合奏、オーケストラ、ギター&フルートなどバラエティに富んでいて楽しいです。FM放送はradico経由です。昔、ラジカセでFMで聴いた感覚が蘇ってきます。


ピュアオーディオであれば、ノートPCもしくはiPhone上のRoonからの再生指示となります。MFPC Diretta仕様の導入により、セカンドシステムを聴く頻度は確実に上がりそうです。セカンドシステムのアキレス腱は、やはり中華DACです。もう10年近く使っていますが、そろそろ小ぶりのしっかりしたDACを充てても良いかも。あまりゴツくなくスマートなものを、選びたいところです。スピーカーのALR JORDAN Classic 1は、14年目に突入ですが、がまだまだ、頑張ってもらいます(笑)。

この1ヶ月で、オーディオラック、オーディオボード、クリーン電源、電源ケーブル等を処分しました。机の足元が十分に空いて、足を延ばせるのが嬉しいです。MFPC導入で断捨離が一気に進みました。
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MFPCのその後

2020-03-21 19:38:10 | オーディオ
先週は寒の戻りもありましたが、この3連休で横浜方面は一気に春めきました。久々にPCオーディオの話題です。昨年末よりMFPC Dirreta仕様のお試しで利用して、3ヶ月が経過しました。想定外のコロナ騒動もありましたが、MFさんのお言葉に甘えての長期試用となりました。導入は、早い段階で決めていました。3月に入って必要な機材を調達しました。あとは、MFさんにお越しいただいて、セットアップを待つばかりです。既にバッテリー、ハードディスク等は当方の購入品をつないでいます。サウンドも快調で、システムに灯を入れる頻度が上がりました。



これに伴い、これまで利用していたlight MPD×2台を中心としたシステムは撤収しました。私のPCオーディオは震災の2011年に本格化しました。以来、Voyage MPDCuboxlight MPDと、Linuxで通してきました。ついにピリオドです。バッファローのNAS(SSD)×3台、HUB×2、さらにそれぞれにアナログ電源と、かなり箱数の多い構成でもありました。MFPCの導入で一気にシンプルになりました。断捨離ではありませんが、オーディオ部屋脇の書斎が広々として、気持ちいいです。セカンドシステムの変化については改めて紹介します。

音源は4TBのUSBハードディスクに格納しました。NASから全て移植しましたが、トータル1TBに満ちません。繰り返し聴く音楽は、どうしても限られてしまいます。MFPCで聴くCD音源には発見も多いです。ハイレゾに走らなければ、容量は要りません。残りのオーディオライフは、このUSBハードディスク1台で間に合ってしまいそうです(笑)。なんだか儚いですね。ハードディスクにはバッテリー1台を奢り、iDfenderを挟んで接続しています。MFさんから、USBの配線に関するアドバイスもあり、1段、音が柔らかくなりました。



選曲のインタフェースがLINNのKINSKYからRoonに変わりました。当初は戸惑いもありましたが、Google検索の感覚で音源を探せるのは、楽ですね。従来は頭の中にフォルダ構成のイメージを持っていましたが、その必要がありません。まだ使いこなしてませんが、リコメンド機能で自分の音源から勝手にチョイスしてくれるのは、面白いですね。ネットラジオと違って所有している音源ですからハズレにくいわけです。眠っていた音源にハッとすることが少なくありません。フォルダから辿る方式では、こうは行きません。片鱗ですが、音楽の海を体感しています。

というわけで、今年のオーディオネタのメインは、早くも3月に生じることになりそうです。3連休の初日、緩んだ天候の下、地元の恩田川沿いを歩いてみました。街中の人も、外を楽しんでいる雰囲気を感じます。コロナ騒動、GW頃には落ち着いて欲しいものです。


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OCTAVE10年経過

2020-03-15 11:20:58 | オーディオ
1月に間一髪中国から戻った記事を書いてから、早2か月になります。ここまでウイルス騒動が大きくなるとは正直思ってもいませんでした。2月下旬からは在宅勤務の割合が増えました。PCで普段通りに会議できますし、往復の通勤時間が丸々浮くので1日の時間が増えたような錯覚すらあります。働き方改革と言われてそれなりに経ちますが、新型コロナで後押しされた格好です。在宅が続いて、通勤によりオンオフを切り替えることも意味があるなぁ、と思い直しました。ともあれ、電車の中のピリピリとした空気感、早く無くなって欲しいものです。

久々にオーディオ機器の話題です。OCTAVE のプリメインアンプV40SEを導入して、10年以上が経過しました。ちょうどブログ開設の頃で、まさしくひと昔前の出来事です。長らく横浜のVienna Acoustics fanを名乗っていますが、横浜のOCTAVE fanでもあるわけです。2018年にはやはりOCTAVEのプリアンプ HP 300SEを導入、音作りの中枢にOCTAVEのアンプが位置することになりました。V40SEは現在パワーアンプとして使っています。この10年大きな故障もなく、ドイツの武骨なアンプを導入して本当に良かったと思っています。



OCTAVEの存在を知ったのは、2007~2008年頃でした。当時、オーディオ熱が少しずつ上がってきた時期で、ステレオサウンドをはじめとするオーディオ誌をよく眺めていました。「真空管らしからぬ涼やかな音」といった表現が記憶にあります。勿論、オーディオ誌の評判だけで決めるわけにもゆかず、ダイナミックオーディオで試聴したのが2009年の暮れでした。以後、導入まで4回ほど試聴を重ねたとあります。決して安くないので、納得するまで聴いたのでしょう。実際は、納得より思い切りの要素の方が強かったような・・・(苦笑)。懐かしい話です。

私は部屋が音で満たされる感覚が好きです。音楽に包まれているように感じられます。ライブとも違う、オーディオでしか味わえない感覚です。一方で、一音一音の躍動感、粒立ち、消え方といった細部に聴き入りたいという要望もあります。当然、アンプだけでなく上流(ソース機器)、下流(スピーカー)の総合力が問われますが、アンプが描く風景は、確かにあるように思います。結局、人が感じるのは力学的、機械的な振動です。スピーカーに加えて部屋、エアボリュームを相手にしなければならいないわけです。アンプの支配力を知った10年とも言えます。


私自身、現在の音が、真空管の音という認識はありません。「らしい、らしからぬ」を意識しないまま、10年間聴き続けてきました。真空管の寿命による交換はありましたが、それは想定内ですし、交換頻度も許容の範囲でした。海外製品だけにサポートは気になる点ですが、幸い、フューレン・コーディネートさんでの扱いが継続しています。訪問させていただいたオーディオ仲間にも、OCTAVEユーザーさんがいます。それなりに日本に受け入れられたアンプなんだと思います。以前より値段が上がっているのは気になりますが、日本でのビジネスの継続を期待しているところです。

横浜は昨日、桜の開花と入れ替わるように、雪が降りました(今シーズン初めて?)。暖冬ももう終わりでしょうか。
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