珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

AIT LABOのDAC導入

2013-05-11 05:33:42 | オーディオ
GW明けの4日間の仕事を終えて、すっかりGWぼけは直ったようです。さて、AIT LABOのDACを導入して2週間になりました。ようやく音も落ち着いてきました。このDACを導入した動機は別途整理して記事にします。まずは導入状況を報告します。これまでDDCより上流で対策を重ねてきましたが、やはりDACの影響は大きいようです。いわゆる棚からCDを引っ張り出して聴き直す状態です・・・とは喩で、実際はNASから思いつきで選曲しています。こういった時はファイル再生は楽です。それぞれの音楽が新鮮に聴こえるのは嬉しいですね。これで約3年前から続いてきたPCオーディオの旅は、一段落と考えています。


AIT LABOのホームページの頒布価格にあるように、同社はDACの完成品というより基板と電源の販売がベースとなっています。腕に自信のある方であれば全てパーツで購入し組み立てることで導入コストを抑えることができます。勿論、一切を代表にお任せし、ケースに入った完成品として購入することもできます。ハンダ付がお話ならない私はその中間のパターンでの導入です。ハンダ済のパーツを購入し、あとはドライバーとペンチを使って組み立てました。タカチのケースの組み立て図がわかりにくく、また音楽を聴きながらの作業でしたので、3時間ほどかかりましたが、無事音が鳴ってホッとしました。


SPDIF信号の入力には光ケーブルを使っています。他のユーザーさんの間でも光ケーブルの評判が良いようです。これまで光ケーブルは同軸に比べるとジッターで不利というのが定説だったと思います。一方でPCで再生する立場からすると、光ケーブルはPC側のノイズを遮断できるという魅力を持っています。光入力であれ、ジッターに厳しいLowestモードで動作させることができるのであれば、光→電気変換のデメリットは無視できると踏みました。個人的な嗜好でケーブル類のメーカー混在を嫌って、光ケーブルはLANケーブルでも使用しているSAECのOPC-X1にしました。


音の印象は試聴時と基本的に変わりません。音源に入っている情報がそのまま正確に音になっている印象を受けます。特に感じるのは、
・音の立ち上がり、下がりのリアルさ
・空間配置の見通しの良さ、広がり
です。実在感の追求は私のテーマでもありますので、まずは狙い通りだったと言えるでしょう。皆さんDACに何を求めますか?私は味付けではなく、素直に音をアンプに伝えてくれればいいと思っています。(必要あれば)味付けはプリアンプ以降より下流で行うイメージです。仮にDACで女性ヴォーカルが艶めかしくなったら、それは元の音源にある艶めかしさを取り出せたと、考えたいのです。

なお、SPDIF入力の右にあるテープで塞いだ穴ですが、これは将来DSD信号をHDMIケーブル経由で入力するためのものです。ただ、所有のSACDは限られていますし、DSDファイルも今のところ購入意欲はわきません。しばらくは、この見かけの悪い状態が続きそうです。
コメント (6)
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