珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

くーちゃん3003さん宅、訪問

2013-12-13 07:12:50 | オフ会
サッカーW杯の組み合わせが決まりました。決して楽な組み合わせではありませんが、絶望的な組み合わせでなくよかったというところでしょうか?開催国ブラジルではスタジアム建設が遅れているようですが、年が明けるとムードも高まってくるでしょう。メンバー選びもここから厳しくなりますが、これも強いチームを得るための過程です。何とか決勝トーナメントに進んで欲しいものです。

さて、7日の土曜日、栃木のくーちゃん3003さん宅を訪問してきました。きっかけは11月のPhilewebミーティングです。遠方にも関わらず有楽町の会にお越しいただきました。その後メッセージのやりとりで相互訪問の話がトントン拍子で進みました。ご一緒したのは、いたちょうさんです。仮に仕事であれば宇都宮は新幹線利用となりますが、趣味ですからのんびり在来線を使います。湘南新宿ラインのおかげで宇都宮方面へのアクセスも楽になりました。丁度、渋谷から宇都宮に直行する電車がありました。本とiPodさえあれば、2時間程度は苦になりません。


地方訪問の楽しみの一つが、その土地ならではの食事です。お昼前に集合して、地元のラーメン店「一品香」に向かいました。同名の中華料理チェーン店が横浜にもありますが、全く別のお店です。今回訪問した今宮店が、栃木にある4店舗のうち最も評判がいいようです。モチモチした太麺とスープの旨みが上手くバランスしていました。チャーシューもメンマ含めて完成度は高いです。宇都宮と言えば餃子も外せません。3個/皿ながら、並の餃子5、6個分はあったでしょう。野菜もたっぷりで、餃子のレベルが違いますね。オーダーしたのはシンプルにラーメン+餃子でしたが、十分満足してお宅に向かいました。


着いてまずびっくりしたのが、庭の広さです。横浜の住宅事情とは随分違います。くーちゃん3003さんはガーデニングも楽しまれていると伺いました。私も庭木いじりは好きな方ですが、狭いからやれているとも言えます。お宅に入る前に裏庭にも案内いただきました。遠方に映える山は男体山です。この山を見るのは、昨年6月に九輪草を見に中禅寺湖に行って以来かも知れません。家からこうしてシンボルとなる山が見えるのは、個人的には羨ましいです。きっと季節ごとに表情の違う男体山を楽しめることでしょう。自宅は東向きの斜面に位置しているので、西方向の丹沢や富士山を直接見ることはできません。


応接間+書斎が一体になった部屋に通していただきました。2チャンネルとマルチチャンネルを併用されています。ピュアオーディオだけでもソース2機種、SP2機種あります。これだけあると私などは別の部屋でシステムを組みたくなりますが、後で書きますようにジャンルに応じて使い分けされています。アナログにおけるカートリッジ感覚ですね。中央にあるモニターは懐かしいSONYのブラウン管です。


送り出しの機器です。デノンDCD-SX1にアキュフェーズDP-510です。DCD-SX1には柔らかさ・透明感が、DP-510のメリハリがあり、使い分けの理由になっています。


システムの中核、アキュフェーズのプリメインアンプE-550です。


SP群です。メインはソナスファベールのCremona Mです。お宅訪問でソナスのSPを聴くのが初めてでしたので、とても楽しみでした。比較するのも何ですが、サイズ的には拙宅のウィーンアコースティックのトールボーイBeethoven Baby Grand より一回り大きい程度です。価格、造形の美しさでは敵いませんが。手前の小型SPはタンノイのAutograph miniで、往年の名機のミニチュア版です。こちらも十分主役を張れるSPです。細身の白いSPはマルチ用で、BOSEです。ピュアの2SPの使い分けですが、クラシック系はDCD-SX1+Cremona Mで、ポップス系はDP-510+Autograph miniで聴くことが多いそうです。


まずはAutograph miniからスタートです。DP-510の影響もあると思いますが、非常にキレのある、メリハリのある音です。声の定位もしっかりしていて平井堅はまさに目の前で歌っているような再生。タンノイ=クラシックのイメージはすぐに払拭されます。一部の曲でかなりボリュームを上げた場面がありましたが、全く破綻しません。木製のスタンドは自作品です(奥に見えてるCremona Mの下のボードもそうです。3.11でもCremona Mを倒さなかったとか)。欲を言えば耳の高さにAutograph miniを持ってきたいところですが、他とのバランスもあります。上下方向の定位位置に違和感はありませんでした。


続いてCremona Mへ切り替えです。上下左右のスケール感、音の量感が増します。想像通り弦楽器の音色が美しいですね。アルゼンチンの女性チェリストSOL GABETTAによる四季をモチーフにした作品が気に入りました。Vacuumtubeさんがソナスは、弦楽器、特にチェロの表現力が見事といった記事を上げてたのを思い出します。くーちゃん3003さんはクラシックの中でもバッハを中心としたバロックを聴かれています。オーケストラより室内楽がお好みであるとの話が出ましたが、Cremona Mを聴いて分かるような気がしました。ヴォーカルの表現力、特に女性のハイトーンの伸びも素晴らしかったです。

何かと想定外のオフ会になったことも面白かったです。先日のPhilewebミーティングでは、バロックがお好きと伺っていましたので、こちらも相当構えていたのですが、蓋を開けたら、いたちょうさんと共にびっくりする展開となりました。7、8割方ヴォーカルものを聴いていた印象です。それだけ、くーちゃん3003さんは「声」好きだということです。ご自身は、お酒を飲まれないとのことだったのですが、ビール、おつまみ、軽食までいただきました。さすがにCremona Mはアルコール抜きで聴きたかったので、最終部のマルチチャンネルまで保留とさせていただきましたが。

といった流れで、映像系はお気楽モードでくつろがせていただきました。Philewebの一部で盛り上がっている?八神純子ですが、CDだけでなく映像集のDVDがありました。この方も高い声が伸びます。


Celtic Womanの面々です。他Celine Dion、Katherine Jenkins 、Sarah Brightman、Hayley Westenra・・・この辺りは想像付きますね。Susan Boyleもありました。その後、いきものがかり、宇多田ヒカル、MISIA、ELT・・・MISIAのコンサートには3回も行かれたとか。最期まで我々の想定が次々に覆される展開でした。


くーちゃん3003さん、大変お世話になりました。奥様にもお手間をかけてしまいました。ありがとうございました。中身のつまった地元の柿の種、らっかせい、おまんじゅうも美味しかったです。横浜へはお気に入りの音源を携えてお越しください。少しは英国系ソプラノにシステムを馴染ませておきます。いたちょうさんのAccordoも楽しみですね。年初の再会を楽しみにしています。師走になるとどうしても仕事、忘年会で忙しくなってしまいます。この記事もできれば週の半ばに上げたかったのですが、金曜日までかかりました。明日はオフ会はお休みで、山梨方面へ忘年登山の予定です。
コメント
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