珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

ニッキーさんを招いて

2014-05-02 20:54:43 | オフ会
前日の雨から天候が回復し、5月晴れとなった1日、高尾のニッキーさんにお越しいただきました。伺ったのはまだ大雪の痕跡が残る3月上旬ですから、この2か月間の陽気の変化に驚きます。半袖を着始めるタイミングですから、2か月で一気に冬から夏へ移ったような感覚さえあります。前日の雨の日は、東京方面へ出かけました。前から気になっていた怪しげなこのお店も目的の一つです。右肩上がりの時代への憧れなのか、音楽に限らず「昭和」が見直されているようです。この日の戦利品はアナログレコード2枚でした。ほとんどを平成で過ごされているニッキーさんには、縁の薄い世界かも知れません。


天候の回復は早かったようです。午前中の準備の間から日差しがでてきました。5月に入ったとたんに五月晴れとは幸先がいいではありませんか。


先週、開拓した成瀬のお店です。やはり洋菓子店には晴天が似合います。わたせせいぞうさん、鈴木英人さんのイラストのような雰囲気です。


これまでのお客様は、同じ年代の方、先輩の方がほとんどです。ずっとお若いニッキーさんに向けて、プログラムをどう組むかは思案のしどころでもありました。2000年以降の邦楽はさっぱりですが、90年代であれば私もついていけます。平原綾香(この方は2000年以降ですが)、スピッツ、ELT、花*花、ゴスペラーズ、相川七瀬のラインナップでオーディオ目線で楽しめそうな曲を選びました。先日の訪問で、ニッキーさんがロック好きである一方で、ボサノバやクラシックなど癒され系の音楽もお好きであることも分かっていました。ジャズも女性ヴォーカルやラテン色の入った、親しみやすい曲に絞りました。


平行法の音を初めて聴かれる方は、その出音に戸惑いを覚えるかもしれません。更にニッキーさんは和室、私は洋室でシステムを構築しています。反射音の振る舞いが異なります(それでも二人とも、同じヤマハの調音パネルを使っている点は面白いですね)。訪問先では、普段の音との差異が余計に強調されることもあるでしょう。ニッキーさんからは、残響音、ホール感、四方八方・・・といったキーワードが出ました。なるべく拙システムの特徴が伝わるような曲を用意しましたが、果たしてどうだったでしょうか?個別の楽器ではエレキギター、ピアノの音が好印象だったと伺いました。

アナログは音源の時代性から、完全な空振りも予想されたのですが、写真の2枚は話がつながりました。ロック好きのニッキーさん、Philewebの交流先でZeppelinの洗礼は受けていたようです。お住まいの八王子市にユーミンの生家「荒井呉服店」があるとの話題を振っていただきました。とくれば「中央フリーウェイ」でしょう。クラシックでは大編成より室内楽を好まれるとのことでしたので、Mozartのdivertimento K.136 にしました。曲調と季節感が合っていますね。あとは、パコデルシア、ジョビンといったラテン系のインストです。お気楽モードのアナログとは言え、何とか形になりました。


ニッキーさん、相互交流お疲れ様でした。あまり参考にならなかったかも知れませんが、こちらは若い方と交流ができて嬉しかったです。音への指摘は私の気づかない点も突かれていて、勉強になりました。調音パネルの使いこなし、進展あったら情報交換しましょう。GWも後半ですが、連日のホスト役とも伺いました。乗り切ってください。
コメント
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