珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

平行法、あれやこれや1

2014-10-25 09:13:08 | オーディオ
拙宅のSPセッティングに平行法を導入して、もう4年が過ぎました。この間ほとんどSPのセッティングは弄っていなかったのですが、先日のベルウッドさんの訪問以降、SP間隔が気になっていました。この機会に最適なSP間隔を追いこんみようと思っています。基本、狭める方向でトライしています。SP間隔に限らず、平行法の音については、ネット上でも様々な表現で語られています。ただし、音を言葉で表現することに限りはありますし、ケースバイケースもあるでしょう。私自身の整理も兼ねて、実際の耳を使ってあれやこれや探ってみたいと思っています。

平行法はSPをリスニングポジションに向けず平行に配置する方法ですが、平行に配置すればお終い、というわけではありません。平行にした上で、部屋の中で最もよく鳴る位置を探す必要があります。「よく鳴る」では、まだ抽象的ですね。一方、しばしば引き合いに出される「モノラルが立体感を持つ」は、より具体的です。まずは分かりやすいところから始めることにします。これまでのセッティングでも十分に音楽を楽しめていましたが、更なる上積みがあるのかどうか。いったん決まれば、ステレオのみならずモノラルのオーケストラも左右に広がるそうです。

検証のためのモノラル音源です。人間の声が判りやすいようです。クラシック、ジャズ、歌謡曲とジャンルを跨いでヴォーカル系を揃えてみました。リタ・シュトライヒは椀方さん宅で紹介いただきました。背景にオーケストラもあるので、その広がりにも着目です。ジャズは定番エラ&ルイです。エラのヴォーカルは元々迫力があって既に立体感もありますが、果たして追い込む余地があるのでしょうか?太田裕美のレア音源は、NHKのみんなのうたで使われた「あじさい」です。イントロのフルートやヴォーカルが眼前で浮かぶ様子を楽しんできましたが、のけぞるような気配を引き出したいところです。


続いてステレオですが、やはり交響曲でしょうか。中学校の音楽の教科書に出てきそうな曲ばかりで恐縮ですが、こういったコテコテの盤を楽しめないようでは、先もないと割り切りました。レファレンスとなるコンサート経験も浅く、曲の進行もめまぐるしいので、私の場合、交響曲は調整向きではありません。音の追い込みはモノラルでやって、都度、こちらサイドで再確認する・・・そんなイメージを持っています。モノラルが立体的に鳴ることが、ステレオ再生にどう影響するのか、という視点をキープしたい思います。その意味では、モノラルのオーケストラものは、できれば1枚、確保しておきたいところです。


平行法に関連して、ミリ単位の調整、トントン、動かない音像、音の疎密などいくつかのキーワードがあります。これらについても、一連の実験の中で咀嚼できればと思っていますが、なかには半信半疑のまま終えるものもあるかも知れません(笑)。ということで、いつに終わるかも不明なまま、あれやこれやを始めますが、あまりご期待せずに。
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