珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

merryさんを再訪

2015-12-23 09:18:58 | オフ会
12月12日と13日、関西方面からの戻りがてら、静岡で途中下車してオーディオ交流の旅を楽しみました。清水の居酒屋「新生丸」の営業日の関係で、初日が清水、2日目が袋井の順となりました。初日は袋井からバズケロさん、山梨からケニティーさんも参加されました。merryさんのシステムは昨年の訪問以降、かなり機器の入れ替えがありました。大きくは1)アンプ群のグレードアップ、2)アナログの本格再開の二つです。ヴァイオリンの鳴りでシステムを仕上げるmerryさんのサウンドの進化は果たして。そして同じフェーズメーション使いとして、新規に導入されたカートリッジPP-1000も大いに気になるところです。

早めに草薙駅に集合して、ランチへ向かいました。この日は好天で富士山もしっかり見えていたのですが、シャッター機会を逸したのは残念でした。昨年の静岡駅前の高層ビルのレストランも素晴らしかったですが、今年も素敵なお店を案内いただきました。


ベーカリーを併設している池田の森です。我々より先に訪問された矢切亭主人さん一押しのメニュー、「ハンバー牛(ぎゅう)」を皆さんで選びました。Philewebの写真班兼グルメ班の矢切亭主人さんの御眼鏡に適ったメニューであればハズレはありません。


お腹も満足し、しばし食後のコーヒーで談笑後、merry邸に向かいました。奥様への挨拶を済ませて2階のオーディオ部屋へ。1年ぶりにシステムとの対面です。デザインの変化が少ないアキュフェーズの製品が多いので、一見、変化ないように見えますが、中身は大きく変わっています。


プリアンプはC-3850へ、そしてパワーアンプA-47へ、一気に2枚入れ替わっています。プリはC-3800へ一度、舵を切られたのですが少ない差額でC-3850へ交換となりました。贔屓のショップさんとの信頼関係ですね。A-47は想定より1年リリースが早かったと聞きました。


アナログ本格再開の目玉がこちら、ラックスマンのPD-171ALです。私がアナログ導入を検討していたときは、アームが最初から付いているタイプでした。その後アームを選べるようになり製品としての魅力が増しました。トーンアームFR64は、お知り合いのショップの店長さんから譲り受けたそうです。


個人的にはフェーズメーションのカートリッジPP-1000に注目していました。弟分のPP-300を使っていますが、将来グレードアップするなら候補の一つになります。merryさんも当初はPP-300を導入予定でしたが、事前の比較でPP-1000との差を実感され導入となりました。


フェーズメーションのフォノイコライザEA-3Ⅱと昇圧トランスT-500です。EA-3Ⅱは拙宅と共通ですが、こちらでは昇圧トランスが前段に配置されています。フェーズメーション推奨の接続方法で、トーンアームからの信号をバランス接続で受けて、EA-3ⅡにはMM入力でつなぎます。


merryさんと言えば、ヴァイオリンです。1曲目の宮本笑里から昨年の音との違いが分かりました。艶のある濃いヴァイオリンです。C-3850の支配力かとも思いましたが、総合的に追い込んだ結果と、merryさんの回答でした。ヴォーカルの佇まい、音場の広がりなど昨年からの進化も実感しました。


アナログもデジタルと肩を並べて楽しめる状況になりました。PP-1000が持つ音の彫の深さと上品さのバランスが素晴らしかったです。特に女性ヴォーカルとの相性がよかったですね。センターポジションで聴いた竹内まりやの「五線紙」に惹き付けられました。レコード磨きに精が出るのが分かります。


1年ぶりの訪問でしたが、その音の変化に驚きました。全般に艶、コク、広がりが増した印象です。ケーブル、ボード、スタビライザーなどの取捨の場面がありましたが、ヴァイオリンが良く鳴る方向で都度、判断をされてきたようです。改めて物差しの大事さを感じますね。奥様がヴァイオリンを弾かれていて、生の音を聴いてきたことも下支えになっている筈です。もう上がり、ですねと申し上げました。バズケロさんや別の日に訪問された矢切亭主人さんも同様の印象を持たれたようです。勿論、オーディオに終わりはありませんが、暫くは音楽を楽しむ日々を満喫できますね。

オフ会が終わったら感想戦です。一年ぶりの「新生丸」にて、駿河湾の相変わらずの新鮮な海鮮をいただきました。残念ながらこの日は海が荒れたため、漁は不調だった模様です。掻き揚げも半分ずつになってしまいましたが、美味しさに変わりありません。お隣に座ったケニティーさんが、お歳のわりに我々世代の音楽を、お好きなことも判明、話題が広がりました。カートリッジのグレードアップの如く、日本酒のランクを上げたのはやり過ぎだったかも知れません。端から聞いて何の話か分からないのはオーディオマニアの飲み会ならではです。ケニティーさんの帰りの特急「ふじかわ」に合わせて、1次会はお開きとなりました。


残った3人でショットバーにて2次会です。オーディオや音楽の話より、人の話をしていたような気がします。その後、袋井へ戻られるバズケロさんと別れて3軒目へ。ラーメン、餃子、野菜炒め、ビールでしめました。merryさん、清水での暖かいおもてなし、ありがとうございました。この日は清水駅近くのビジネスホテルに泊まり、翌日のバズケロ邸訪問に備えました。
コメント (2)
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