珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

バズケロさんを訪ねて(ハーベス部屋編)

2015-12-27 11:47:47 | オフ会
merry邸訪問の翌日は袋井のバズケロ邸訪問です。バズケロさんは前日の感想戦後の帰路、電車で乗り過ごされたそうです。盛り上がって気持ち良かったと想像します。翌日から仕事なので、この日はアルコール抜きで夕方までとしました。思わぬハプニングで、お昼も抜く状況となりましたが・・・。清水から袋井まで東海道線で移動している間に、前夜からの雨は止みました。袋井駅でバズケロさんにピックアップいただき、お宅のある高台の住宅地へ。袋井は神社仏閣が充実していると聞きました。移動中、古刹である可睡齋の近くも通りました。バズケロ邸でご近所のfuji3さんも合流です。

バズケロさんは個性の異なる二つのシステムを構築されています。オーディオはオーナーの好みが出るので、複数持っていても音が似通ってしまう、傾向があると思います。バズケロさんの場合、敢えて対極的な音づくりを同時並行で進められている点が面白いですね。私のように一つのシステムでジャンルを超えて聴く派は、落としどころ探さねばなりません。音源によって、気分によってシステムを選べる環境は、誰しも手に入れられる訳でありませんが、皆さんの多様なアプローチを、短い時間ながらも共有できることは、サウンド交流の楽しみです。最近特にそのように感じています。

まずは2階のハーベス部屋へ。こちらはご想像の通り、「柔」のシステムです。ハーベスを訪問先で聴くことは実は初めてとなります。英国サウンド、箱鳴り、倍音といったイメージが先行しますが、実際に聴いてみないとわかりません。おいしいコーヒーと共に談笑しつつ、オフ会スタートです。


ハーベス部屋の機器を紹介します。最近プリアンプをアキュフェーズの80年代初頭の名機C-280に変更されました。GOLDBUGのカートリッジと組み合わせるべく、最初から構想にあったそうです。アナログプレイヤーはトーレンスTD3001BCです。


CDプレイヤーはユニゾンリサーチUNICO CDです。プレイヤーの下は決まって振動対策がなされています。接触部には手を入れていると聞きました。


マックトンのパワーアンプは正規の商品ではなく試作品です。こうしてラインナップを見ると、一つ一つが個性的ですね。


アナログ、デジタルを数曲ずつ交互にかける進行が新鮮でした。盤の状態がいいので、アナログとデジタルの差が殆ど気になりません。ハーベスで聴かせていただいたデジタル音源の一部です。女性ヴォーカルを中心に聴かせていただきました。


一方、アナログです。冒頭で聴いたアッカルドのヴァイオリンソナタ(バッハ)は、教会の雰囲気が良く出ていました。洋楽、邦楽それぞれストライクゾーンの選曲、ありがとうございました。私だけでなくfuji3さんもお好きな太田裕美も勿論登場です。


ハーベス部屋にはもう少し色気が勝ったサウンドをイメージしていましたが、想像より上品、繊細な印象を持ちました。清楚なお嬢さんですね。リビングを活かした音場の広がりも加わり、ナチュラルサウンドに包まれる感覚がありました。最初の写真からも窺えますが、セッティングを綿密に追い込んだものと想像します。全般にヴォーカル、ヴァイオリンとの相性がいいように思いましたが、フジ子ヘミングをかけていただき、ピアノの鮮度も素晴らしいと思いました。仕事でしばらく家から離れる状況は、バズケロさんも私も同じです。久しぶりに戻ったら、直ぐに灯を入れて癒されたくなるでしょう。


そうこうしている間に用事を済ませた矢切亭主人さんが登場です。磐田のおいしいケーキを持ってきていただきました。主人さんもリファレンスの手嶌葵を聴いてご満悦の様子でした。実はケーキがこの日のお昼となってしまいました。袋井市内で行われたマラソンの煽りで外出できなくなったためです。その分、たっぷり音楽を聴かせていただきました。不思議とお腹が空かなかったのは、貴重な時間を音に費やしたかったからでしょう。最近アナログを始めたfuji3さんはアナログ盤を調達して午前の部で退席されました。続きのJBL部屋編は次回にアップします。
コメント
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