横浜方面は17日、20度近くまで気温が上がり、上着が不要なくらいでした。雨戸を開ける際や夕方の明るさ、梅の花の勢いの翳りに、春の接近を感じます。庭木への寒肥も例年通り終えました。義理?チョコも美味しくいただきました。薄手のコートもそろそろ出番となります。定番の行事を経て、2月も残り1週間。早いものですね。久々に音楽の話題で、「The Shadow of Your Smile」を取り上げます。1965年の映画「いそしぎ」の主題歌です。映画よりも曲の方が有名で、ジャンルを超えて広くカヴァーもされています。私の中ではボサノバ/ラテンのイメージが強い1曲です。
ボサノバの刷り込みの理由は勿論、Astrud Gilbertoです。決して歌が上手いとは言えないAstrud Gilbertoですが、「イパネマの娘」でブレイク、ボサノバの女王となってしまいました。以降、Verveからアルバムリリースを続ける中で、ブラジル以外の曲も取り上げました。けだるい彼女の声を通すと、原曲が何であれボサノバ風になるのが不思議です。私もまんまと刷り込まれた次第です。セカンドアルバムがまさしく『The Shadow of Your Smile』ですが、私の手元にあるのはデビュー40周年記念ベストです。Astrud の特別のファンでなければ、これ1枚で十分だと思います。
最近、オフ会でもかけることの多いBarden Powellです。71年の『孤独』に「The Shadow of Your Smile」が入っています。ダイナミックオーディオのSさんのフロアでSPの試聴をした際に、このアルバムの存在を知りました。聴いたのはアナログ盤で、訴求力のある音が印象に残りすぐにCDを買いました。アルバムの半数以上がソロ演奏で「The Shadow of Your Smile」もその一つです。ゆったりとしたテンポながら、彫りの深いギターに表題の孤独さが表現されています。Barden Powellは昨秋買ったアナログ盤『Samba Triste』もお気に入りで、70年代の作品を中心にアナログ盤を探すつもりです。
Helen Meririllの67年のアルバム『BOSSA NOVA IN TOKYO』です。半数程度がボサノバで、東京で録音されました。アレンジには前田憲男、渡辺貞夫とありますから、これは日、米、ブラジルの共作です。アラフォーの頃で、円熟のヴォーカルとハスキーなMerrill節はボサノバにマッチしていると思います。ただ、日本語で歌った「夢は夜ひらく」「信じていたい」は、ちと、やり過ぎではなかろうかと。
ここからラテン色が薄れるのはご容赦ください(笑)。過去に取り上げたEarl Klughのバラード集です。選曲は自身の過去のアルバムからです。「The Shadow of Your Smile」はピアノを加えたカルテットによるジャズアレンジです。やはり以前に紹介したアルバム『Trio Vol.1』に通ずる、夜、ホテルのラウンジバーで聴きたくなる仕上がりです。
ミネルヴァさんの日記で紹介さたジャズ喫茶Murraに行ったのが丁度2年ほど前になります。そこで流れていたのがScott Hamilton(別作品)でした。『TENORSHOES』は80年の作品で、軽快な「The Shadow of Your Smile」に自然と体が動いてしまいます。いわゆる歌心ですね。バック演奏も、アルバムの選曲もよしです。Scott Hamilton自身、まだ現役です。生演奏を聴いてみたいジャズ演奏者の一人です。
最後は竹内まりやの2003年の『Longtime Favorites』です。竹内まりやが影響受けた音楽は何といってもビートルズだそうですが、当時、同じように日常で流れていた洋楽を集めた作品です。ライナーにはAstrud Gilbertoで「The Shadow of Your Smile」を好きになったとあります。映画「いそしぎ」は私が生まれた頃の映画ですから、このアルバムに収められた曲々への思い入れは、実はあまり強くありません。知っていた曲は1/3程度だったでしょうか。それでも通して聴くと、その後の楽曲に通ずる原点を感じさせるアルバムです。山下達郎、大瀧詠一とのデュエットも聴きどころの一つでしょうね。
多分他にも探せば、カヴァー作品が家にあると思いますが、とりあえず区切ります。
ボサノバの刷り込みの理由は勿論、Astrud Gilbertoです。決して歌が上手いとは言えないAstrud Gilbertoですが、「イパネマの娘」でブレイク、ボサノバの女王となってしまいました。以降、Verveからアルバムリリースを続ける中で、ブラジル以外の曲も取り上げました。けだるい彼女の声を通すと、原曲が何であれボサノバ風になるのが不思議です。私もまんまと刷り込まれた次第です。セカンドアルバムがまさしく『The Shadow of Your Smile』ですが、私の手元にあるのはデビュー40周年記念ベストです。Astrud の特別のファンでなければ、これ1枚で十分だと思います。
最近、オフ会でもかけることの多いBarden Powellです。71年の『孤独』に「The Shadow of Your Smile」が入っています。ダイナミックオーディオのSさんのフロアでSPの試聴をした際に、このアルバムの存在を知りました。聴いたのはアナログ盤で、訴求力のある音が印象に残りすぐにCDを買いました。アルバムの半数以上がソロ演奏で「The Shadow of Your Smile」もその一つです。ゆったりとしたテンポながら、彫りの深いギターに表題の孤独さが表現されています。Barden Powellは昨秋買ったアナログ盤『Samba Triste』もお気に入りで、70年代の作品を中心にアナログ盤を探すつもりです。
Helen Meririllの67年のアルバム『BOSSA NOVA IN TOKYO』です。半数程度がボサノバで、東京で録音されました。アレンジには前田憲男、渡辺貞夫とありますから、これは日、米、ブラジルの共作です。アラフォーの頃で、円熟のヴォーカルとハスキーなMerrill節はボサノバにマッチしていると思います。ただ、日本語で歌った「夢は夜ひらく」「信じていたい」は、ちと、やり過ぎではなかろうかと。
ここからラテン色が薄れるのはご容赦ください(笑)。過去に取り上げたEarl Klughのバラード集です。選曲は自身の過去のアルバムからです。「The Shadow of Your Smile」はピアノを加えたカルテットによるジャズアレンジです。やはり以前に紹介したアルバム『Trio Vol.1』に通ずる、夜、ホテルのラウンジバーで聴きたくなる仕上がりです。
ミネルヴァさんの日記で紹介さたジャズ喫茶Murraに行ったのが丁度2年ほど前になります。そこで流れていたのがScott Hamilton(別作品)でした。『TENORSHOES』は80年の作品で、軽快な「The Shadow of Your Smile」に自然と体が動いてしまいます。いわゆる歌心ですね。バック演奏も、アルバムの選曲もよしです。Scott Hamilton自身、まだ現役です。生演奏を聴いてみたいジャズ演奏者の一人です。
最後は竹内まりやの2003年の『Longtime Favorites』です。竹内まりやが影響受けた音楽は何といってもビートルズだそうですが、当時、同じように日常で流れていた洋楽を集めた作品です。ライナーにはAstrud Gilbertoで「The Shadow of Your Smile」を好きになったとあります。映画「いそしぎ」は私が生まれた頃の映画ですから、このアルバムに収められた曲々への思い入れは、実はあまり強くありません。知っていた曲は1/3程度だったでしょうか。それでも通して聴くと、その後の楽曲に通ずる原点を感じさせるアルバムです。山下達郎、大瀧詠一とのデュエットも聴きどころの一つでしょうね。
多分他にも探せば、カヴァー作品が家にあると思いますが、とりあえず区切ります。