今年は予想通り、金木犀の香りに触れるのが早く、横浜では9月23日でした。その後関西に出張する機会がありましたが、全くその気配なしでした。この夏、関西は猛暑、関東は冷夏でしたので、その差が出ているものと思います。先週の雨で花が散ってしまい、一気に香りがトーンダウンしたのは残念です。西日本方面への出張での再会?を期待しましょう。さて秋のスイッチが入った、その23日、荻窪のパグ太郎さんを訪ねました。ご一緒するのはいたちょうさんで、Octaveの会でもあります。14時に荻窪駅で待ち合わせて、徒歩にて十数分。洗練された佇まいの戸建てのお宅に着きました。
システムは2階のリビングルームで組まれていました。勾配のついた天井が高く、開放感溢れる空間です。ラックスマン+オクターブ+B&Wの組み合わせは、8月に訪問させていただいたgenmiさんと同じです。SACD/CDプレイヤーのみの再生の、極めてシンプルなシステムです。クアドラスパイアのラックは足元がキャスターのタイプでした。これは臨機応変にシステムを移動させる(後ろ壁側へ寄せる)ためで、リビングオーディオを円満に行うための策とのことです。これまで英国アーカムの機器を使われていたそうですが、3か月ほど前に一新され、Philewebにも積極的に日記をアップされています。
最上流はラックスマンのSACD/CDプレイヤーのフラッグシップ、D-08uです。導入時にはLinnのDSなども検討していたそうですが、出音を聴いてディスク再生を選ばれました。ラックスマンのプレイヤーは何故かセンターに位置しない・・・そんな話題も出ました。
オクターブのプリメインアンプV110SEです。V80SEも検討されましたが、分析的な度合いが強くないと判断されたV110SEを選ばれました。球はKT120です。当初はSEはV40だけでしたが、結局70、80、110いずれもSE化されました。同席のいたちょうさんはV70SE、私はV40SEです。
オクターブのアンプでは外部強化電源が欠かせません(苦笑)。こちらはその上位クラス、Super Black Boxです。値段が値段だけに、音が良いからといっても手が出しにくいところです。Philewebの日記よれば、中古品を試す機会があったようです。
B&W Signature805です。805Dが出る前のSPで、もう十数年使われているそうです。純正のスタンドが美しいですね。我々の訪問の前日、べルウッドさんとgenmiさんが訪問された際に、若干のクリニック、弄りがあった模様です。中央線805友の会、新たなメンバーが増えました。
CSEのクリーン電源、TXR-650です。全般にサウンドにノイズ感の少なさを感じていましたが、貢献していると思います。
愛犬2匹(種類がパグだそうで、ハンドルネームの由来が判りました)には、1Fの待機場所に移動していただき音楽鑑賞スタートです。パグ太郎さんはクラシックに造詣が深く、べルウッドさんの独壇場の感が強かったPhilewebのクラシック系の日記に新風を吹き込んでいます。いろいろと勉強になりますので、是非このまま続けてください(笑)。想像通り、1、2曲を除いてクラシックでの再生となりました。声楽から、室内楽、協奏曲、交響曲まで、いろいろと紹介いただきましたが、初めて聴く音源が殆どでした。パグ太郎さんのコレクションは奥深いです。
個人的なハイライトはポゴレリッチのスカラルッティです。拙宅では感じられない微細なうごめきのようなものが感じられ焦りました。Super Black Box、あるいはV110SEによるもなのか・・・。ちなみにこのBoxは5000円程度で買えるのでお買い得です。
Orisukeさんの日記で紹介されていた、ケルテスのハイドン交響曲です。録音の良さ、鮮度感をかぶりつきで楽しみました。そう言えば、これもデノン絡みです。ハイドンはチェロ協奏曲を聴くことがほとんどですが、交響曲も面白い世界が広がっていそうです。
アルルの女の第二組曲は中学の音楽の授業でスコアを追いました。曲のイメージが刷り込まれていますが、ドイツのオーケストラ(ドレスデン)が演ずると随分変わるものですね。genmi邸でも聴かせていただいた、イザベル・ファウストのシューベルト、入荷待ちです。
おやつの休憩時にBGM的にかけていただいた、パガニーニのヴァイオリンとギター向けの作品集は、浸透力のある音で染み入りました。ベートーヴェンの弦楽四重奏はやっぱり難しく、半分夢見心地になっていたかも知れません。失礼しました。
感想戦で伺いましたがパグ太郎さんのオーディオ歴は長く、そのご経験を感じさせるサウンドでした。途中でアッコルドに通ずるのではと申し上げましたが、とても落ち着きのある、そしてノイズ感の少ない音に感心しました。セッティングによるものか分かりませんが、部屋を音で満たすというより、しっかりと演奏者と向き合うような音作りにも感じました。勿論、分析的ではありません。805で眠れるような音が理想、といった話が出たと記憶していますが、アンプの選択が功を奏したのかも知れませんね。上流の機器はまだ導入3か月ですから、これからの熟成が楽しみですね。
4時間ほどの滞在の後、再び荻窪界隈に出て、延長戦へ移行です。いくつか選択肢がありましたが日本酒を飲める「むつみ家」を紹介いただきました。荻窪で飲むのは昨年の杉並公会堂以来です。中央線沿線は駅ごとに街のカラーが変わるので面白いです。
美味しい肴とお酒で、オーディオ談義、音楽談義、が続きました。年齢的にはいたちょうさん、パグ太郎さんが同年齢で、私が5年ほど若輩ですが、誤差範囲の同世代です。話が弾みます。例によって、いたちょうさんはハイペースでした(笑)。
締めは荻窪ラーメンでした。北口に出て右方向だったと記憶しています(苦笑)。既に行列ができていましたが、味の裏付けとも言えます。実際、人生初?の荻窪ラーメンでしたが、二重丸の美味しさでした。場所は頭に入ってますので、フラっと立ち寄るのもありですね。
パグ太郎さん、いたちょうさん、秋の入り口でのサウンド交流ありがとうございました。
システムは2階のリビングルームで組まれていました。勾配のついた天井が高く、開放感溢れる空間です。ラックスマン+オクターブ+B&Wの組み合わせは、8月に訪問させていただいたgenmiさんと同じです。SACD/CDプレイヤーのみの再生の、極めてシンプルなシステムです。クアドラスパイアのラックは足元がキャスターのタイプでした。これは臨機応変にシステムを移動させる(後ろ壁側へ寄せる)ためで、リビングオーディオを円満に行うための策とのことです。これまで英国アーカムの機器を使われていたそうですが、3か月ほど前に一新され、Philewebにも積極的に日記をアップされています。
最上流はラックスマンのSACD/CDプレイヤーのフラッグシップ、D-08uです。導入時にはLinnのDSなども検討していたそうですが、出音を聴いてディスク再生を選ばれました。ラックスマンのプレイヤーは何故かセンターに位置しない・・・そんな話題も出ました。
オクターブのプリメインアンプV110SEです。V80SEも検討されましたが、分析的な度合いが強くないと判断されたV110SEを選ばれました。球はKT120です。当初はSEはV40だけでしたが、結局70、80、110いずれもSE化されました。同席のいたちょうさんはV70SE、私はV40SEです。
オクターブのアンプでは外部強化電源が欠かせません(苦笑)。こちらはその上位クラス、Super Black Boxです。値段が値段だけに、音が良いからといっても手が出しにくいところです。Philewebの日記よれば、中古品を試す機会があったようです。
B&W Signature805です。805Dが出る前のSPで、もう十数年使われているそうです。純正のスタンドが美しいですね。我々の訪問の前日、べルウッドさんとgenmiさんが訪問された際に、若干のクリニック、弄りがあった模様です。中央線805友の会、新たなメンバーが増えました。
CSEのクリーン電源、TXR-650です。全般にサウンドにノイズ感の少なさを感じていましたが、貢献していると思います。
愛犬2匹(種類がパグだそうで、ハンドルネームの由来が判りました)には、1Fの待機場所に移動していただき音楽鑑賞スタートです。パグ太郎さんはクラシックに造詣が深く、べルウッドさんの独壇場の感が強かったPhilewebのクラシック系の日記に新風を吹き込んでいます。いろいろと勉強になりますので、是非このまま続けてください(笑)。想像通り、1、2曲を除いてクラシックでの再生となりました。声楽から、室内楽、協奏曲、交響曲まで、いろいろと紹介いただきましたが、初めて聴く音源が殆どでした。パグ太郎さんのコレクションは奥深いです。
個人的なハイライトはポゴレリッチのスカラルッティです。拙宅では感じられない微細なうごめきのようなものが感じられ焦りました。Super Black Box、あるいはV110SEによるもなのか・・・。ちなみにこのBoxは5000円程度で買えるのでお買い得です。
Orisukeさんの日記で紹介されていた、ケルテスのハイドン交響曲です。録音の良さ、鮮度感をかぶりつきで楽しみました。そう言えば、これもデノン絡みです。ハイドンはチェロ協奏曲を聴くことがほとんどですが、交響曲も面白い世界が広がっていそうです。
アルルの女の第二組曲は中学の音楽の授業でスコアを追いました。曲のイメージが刷り込まれていますが、ドイツのオーケストラ(ドレスデン)が演ずると随分変わるものですね。genmi邸でも聴かせていただいた、イザベル・ファウストのシューベルト、入荷待ちです。
おやつの休憩時にBGM的にかけていただいた、パガニーニのヴァイオリンとギター向けの作品集は、浸透力のある音で染み入りました。ベートーヴェンの弦楽四重奏はやっぱり難しく、半分夢見心地になっていたかも知れません。失礼しました。
感想戦で伺いましたがパグ太郎さんのオーディオ歴は長く、そのご経験を感じさせるサウンドでした。途中でアッコルドに通ずるのではと申し上げましたが、とても落ち着きのある、そしてノイズ感の少ない音に感心しました。セッティングによるものか分かりませんが、部屋を音で満たすというより、しっかりと演奏者と向き合うような音作りにも感じました。勿論、分析的ではありません。805で眠れるような音が理想、といった話が出たと記憶していますが、アンプの選択が功を奏したのかも知れませんね。上流の機器はまだ導入3か月ですから、これからの熟成が楽しみですね。
4時間ほどの滞在の後、再び荻窪界隈に出て、延長戦へ移行です。いくつか選択肢がありましたが日本酒を飲める「むつみ家」を紹介いただきました。荻窪で飲むのは昨年の杉並公会堂以来です。中央線沿線は駅ごとに街のカラーが変わるので面白いです。
美味しい肴とお酒で、オーディオ談義、音楽談義、が続きました。年齢的にはいたちょうさん、パグ太郎さんが同年齢で、私が5年ほど若輩ですが、誤差範囲の同世代です。話が弾みます。例によって、いたちょうさんはハイペースでした(笑)。
締めは荻窪ラーメンでした。北口に出て右方向だったと記憶しています(苦笑)。既に行列ができていましたが、味の裏付けとも言えます。実際、人生初?の荻窪ラーメンでしたが、二重丸の美味しさでした。場所は頭に入ってますので、フラっと立ち寄るのもありですね。
パグ太郎さん、いたちょうさん、秋の入り口でのサウンド交流ありがとうございました。