珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

BOさん宅、定点観測オフ

2018-05-02 10:04:38 | オフ会
今年のGW、横浜方面は好天に恵まれています。汗ばむ陽気で、GWを境に衣替えとったところです。今晩、天気が崩れるものの後半はまた持ち直すようです。GWは3日連続のオフ会で幕を開けました。28日はこの時期に相互訪問させていただいているBOさんのお宅訪問でした。ご一緒は大田区のYさんで、1月末のYさん宅訪問時の3名が再び集いました。1月からそれなりに時間が経過しましたが、花粉が収まる時期を所望されたYさんの意向を踏まえ、GW開催となりました。花粉と言えば、私も今年は苦戦しました。耐性がついてきたものと思っていましたが、想像を超えて難敵だったようです。

最寄駅で待ち合わせて、車でお宅へ移動後、早速オーディオ部屋へ。BOさんのシステムは半地下にあります。玄関のあるフロアから下って行くと、一気に室温が下がるのが分かります。この日、外は初夏の雰囲気満載でしたがが、丁度クーラーをかけたかのうようでした。


BOさんのシステム構成は、最初に訪問した4年前と基本変わっていません。送り出しはSDTrans384です。アクリルの天板が変化点でしょうか。手前のSDカードに各種音源が入っていて、都度差し替える方式です。スマホからの選曲に慣れた私には無理ですが、ここは譲れないものがあるわけですね。タスカムのレコーダーが再生機の候補に上がったようですが、定位置を奪うまでは至りませんでした。直近ではHarubaruさんとの交流でmini PCによる再生も耳にされたとか。日進月歩のファイル再生の世界です。利便性と音を両立した方式が、いつかはこちらに導入されると想像しますが・・・。


フルデジタルに拘るBOさん、パナソニックのAVデジタルアンプも不動です。映像も楽しまれているBOさんにとって、プリアンプ、DACと筐体が増えることは望ましいことではありません。シンプルで機能的であることは、ご愛用のB&Oの機器にも通じますね。


いつものように、クラシック、ジャズを中心に渋い選曲で沢山聴かせていただきました。3人共、いわゆるSPが消え、後方に展開する音場を求めています。その上で、ジャズやヴォーカルものなども楽しむという点も共通しています。ヴォーカル比率は高低あって、私、BOさん、Yさんの順番でしょうか。部屋やSPの個性は異なりますが志向が同じなので、話題も音場表現が多かったですね。BOさんのお宅に行くと、音源が増える傾向にあります。初っ端のゼルキン&アバド「モーツァルト、ピアノ協奏曲22番」から惹かれました。同じコンビの21番の方はよく聴いてますが、欧州盤を早速ポチりました。


ヴォーカルは大御所を聴かせていただきました。アナログ・プロダクションズから出たプレスリーのSACD、生々しいですね。録音し直しの声など、その場の空気感が伝わってくる1枚です。一発録りと言えば、美空ひばりですね。こちらの盤は4年前の訪問や、拙宅オフでも登場しました。愛聴されているのでしょう。北欧のOPUSは音場感を楽しめるジャズ作品を出しています。3年前に訪問した際、ワンポイントステレオ録音のヴィブラホンの音場表現に驚いたことは、よく憶えています。『ラウンドミッドナイト』はスタンダー集で、ピアノの音色の美しさも魅力です。音楽的にもオーディオ的にも楽しめます。


Yさんが持ち込まれた音源です。オルフェウス室内管弦楽団のバロック作品集は、すっかりオーディオチェック用として有名になった感があります。私もオーディオに熱が入る前から所有していますが、同じジャケットでも収録曲が異なります。Yさんの盤には、当方の盤には無い「水上の音楽」が入っています。マーキュリー・リヴィング・プレゼンスからの選曲も「水上の音楽」(指揮はドラティ)で、同一曲の音場違いを比較しました。Yさんは、ご自宅での印象との違いを語られていました。「水上の音楽」はオルフェウスの別アルバムがあることが判り、現在オーダー済です。


チェリビダッケのBOXから、「シェラザード」「ブルックナー、交響曲3番」と続けて聴いて、オーディオ鑑賞はお開きとなりました。EMIのBOXはYさんをかなり刺激したようです。熱心にメモを取られていました。ドイツ人はブルックナーをよく聴く、ブルックナーはドイツ人の琴線に触れる・・・なんて話もでましたが、マーラーと共に私には未知の領域のままです(苦笑)。


BOさんのシステムは、大きな変化こそありませんが、ストレートな送り出しによる音色表現、部屋の広さとSP配置を活かした音場表現は相変わらず魅力的でした。Yさんもきっと満足されたことと思います。その後、最上階のリビングで奥様お手製の美味しいお料理とお酒をご馳走になりました。楽しいオーディオ談義、音楽談義が続きました。仮想アース、音の焦点などマニアックな話題も交えて・・・。ダリの平面SPがきっかけで、BOさんとYさんをおつなぎでき、良かったです。それぞれに音場表現を追求しながら、適宜交流させていただければ幸いです。

番外編: 『カメルーンのオペラ』(長岡さんのファンであれば分かるかと思います)も、興味深くてポチってしまいました。BOさんの音源は要注意です(爆)。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする