GWオフ会、第3弾はこの時期の名物イベント、Harubaruさん宅でのマラソンオフ会でした。私は4年連続での参加となりました。今年は4日間で総勢30名の来訪を受けたと聞きました。Phileweb関係は午後の部~懇親会に組まれていましたが、午前は午前で別のお客様(やはりオーディオ)を迎えたそうです。Harubaruさんの交流の広さと同時にタフぶりが際立ちます。この日は全体の3日目で、ご一緒はGRFさん、K&Kさん、そねさん、Lotus Rootsさんとお馴染みのメンバーです。神奈川組でGRFさんを迎える構図でもありました。本厚木でGRFさんと中華料理でお昼をとり、駅近くの高層マンションへ向かいました。
昨年は、3つのビッグなサプライズ①B&W800D3導入、②PCオーディオへの舵切り、③マランツ#7の導入があり、話題を呼びました。システムの骨格は基本、昨年と同様でしたが、PCオーディオ周りは多々進展がありました。Harubaruさんは多方面にオーディオ仲間がいて、その方々の力をご自身の音づくりに活かされています。マランツ#7や真空管アンプ、ウェルフロート等々。ファイル再生に関しては、philewebつながりのMFさん、asoyajiさんのお力が大きかったですね。昨年の目玉、B&W800D3はずいぶん前からここに存在していたが如く、リビングルームに馴染んでいました。
この日の主役、ファイル再生の上流群です。PCは大きく2系統でした。奥のラックに収まっているトリプルPCと、床(の上のボード)に置かれたmini PCです。それぞれにasoyaji DACが使用されました。手前のディスプレイ、キーボードは音源の格納時に使い、タブレットからの指示で再生します。
床置きのPC群を詳細に。一部ブラインドテストではCHORD社のHugo2(左上)を使いましたが、その後はmini PC(右上)とasoyaji DAC(手前)をそれぞれバッテリー駆動する方式での再生となりました。機器構成が複雑化する傾向のあったPC再生において、このシンプルさは驚きです。MFさんの熱意が伝わってきます。
プリンアンプの往年の銘機、マランツ#7です。もちろん、当時のままではなく手が入れられています。チューバホーンさんや横浜のMさんがお使いのマランツ#7も同じ方の手によるチューニングと聞いています。いかに銘機とは言え、易々とは鳴らないのでしょう。箱に値打ちがあるなんて話もありました。
弩級の真空管パワーアンプも健在でした。昼の部はプッシュップル、夜の部はシングルでの再生となりました。3年前に初めて見たときは豪華なアンプに驚きましたが、こちらの目もすっかり慣れました(笑)。当時ラック下段にあったプッシュプルアンプは最上段に来ています。
冒頭のブラインドテストは、①トリプルPC+asoyaji DAC、②mini PC+Hugo2、③エソテリックK-01(CD再生)での同一音源の比較です。曲はエヴァ・キャシディのライブ盤から「枯葉」でした。以下、あくまでも個人の感想です。③は全体の中では固い印象でした。ノイズフロアの少なさで②が良いと感じました。①はテープヒスが②より多めに感じて次点にしました。GRFさんから天井の高さの違いが指摘され、聴きどころを抑えていないなぁと反省しました。K-01は2014年に生産終了となっていますが、当時のフラッグシップ機です。PCオーディオの進展ぶりを実感した次第です。
続いてはmini PC、asoyaji DACの組み合わせで(いずれもバッテリー駆動)、皆さんの持ち込み音源の鑑賞です。GRFさんは、杉並公会堂で録音したジャズのDSD音源を持ち込まれました。昨年末のGerman Physiks友の会におけるデモンストレーションは記憶に新しいです。800D3の間近で聴く、DSD5.6MHz音源は説得力ある音で、皆さん唸っていました。Lotus Rootsさん、そねさんの音源をHarubaruさんがリッピングしている間、私の音源(といっても由紀さおり、小柳ルミ子、ユーミンですが)をかけて場をつなぎました。
そねさんの音源です。ハイスピードのジャズ音源に、Bloom(女性ヴォーカル)と、そねさんワールドが醸し出されています。
しばじゅん、手島葵とオフ会でおなじみの音源です。こちらもそねさん持ち込みです。デジタルボリュームの設定のせいか、あるいはリッピングの調子のせいか、この時の手島葵は、らしくありませんでした。GRFさんはどうも巻き舌がお苦手なようでした。
アルゼンチンの歌姫リヒア・ピロです。相変わらずLotus Rootsさんの女性ヴォーカル選曲は渋いです。透明感の高いヴォーカルが気になって後日調べたら、日本でも普通に買えますね。この盤ではありませんが、ジャズのスタンダード集を早速、ポチりました。
常連?のK&Kさんの音源は既にHarubaruさんのストレージに格納済です(笑)。今回の選曲は淡路島ではなく、ヴァイオリンとピアノによる「春よ来い」でした。K&Kさん、ヴァイオリンの音色に注目されていました。システムによっては高額なヴァイオリンにも聴こえるそうです。実際、安いヴァイオリンが使われていたそうですが、Harubaruさんのシステム見事に正解でした。モニターSPの面目躍如でしょうか。同じ音源が拙宅にもあります。確認してみましたが、さほど安くは感じられなかったです。ウィーンアコースティックは音を盛っているのかも知れません。
1年ぶりのHarubaruサウンド、十分に楽しませていただきました。800D3を1年鳴らしこんだ成果なのか、全体的に昨年より音が落ち着いた印象です。それでいて、元来の音の解像度は高いままです。細かくも自然な音だったように思います。「海を見ていた午後」は細部まで丁寧に描写されていました。音の進化には上流であるPCオーディオの進化も一役買ったものと思います。午後6時以降の懇親会ではBGM的な鳴らし方となりました。途中、ご配慮で話題のピリスをかけていただきました。小音量ながらハッさせられる場面が度々でした。
懇親会は打ち解けた雰囲気で進行しました。皆さんが持ち込んだおつまみ、お惣菜、そしてHarubaruさんの手によるポトフ等を、ビールと共にいただきました。Harubaruさんもマラソンオフ会も残り1日となり、少々安堵感が出ている様子でした。途中、GRFさんが2枚のお皿を使ってSP調整のポイントを披露されました。忘れかけていたことを思い出すことができ感謝です。遠方のGRFさんは早めの退席となりました。残った神奈川組で午後9時半くらいまで長居してしまいました。毎年のことですが、大変なオフ会を敢行されるHarubaruさんに感謝しつつ散会となりました。
Harubaruさん、ご一緒した皆さん、GWの楽しい半日をありがとうございました。
昨年は、3つのビッグなサプライズ①B&W800D3導入、②PCオーディオへの舵切り、③マランツ#7の導入があり、話題を呼びました。システムの骨格は基本、昨年と同様でしたが、PCオーディオ周りは多々進展がありました。Harubaruさんは多方面にオーディオ仲間がいて、その方々の力をご自身の音づくりに活かされています。マランツ#7や真空管アンプ、ウェルフロート等々。ファイル再生に関しては、philewebつながりのMFさん、asoyajiさんのお力が大きかったですね。昨年の目玉、B&W800D3はずいぶん前からここに存在していたが如く、リビングルームに馴染んでいました。
この日の主役、ファイル再生の上流群です。PCは大きく2系統でした。奥のラックに収まっているトリプルPCと、床(の上のボード)に置かれたmini PCです。それぞれにasoyaji DACが使用されました。手前のディスプレイ、キーボードは音源の格納時に使い、タブレットからの指示で再生します。
床置きのPC群を詳細に。一部ブラインドテストではCHORD社のHugo2(左上)を使いましたが、その後はmini PC(右上)とasoyaji DAC(手前)をそれぞれバッテリー駆動する方式での再生となりました。機器構成が複雑化する傾向のあったPC再生において、このシンプルさは驚きです。MFさんの熱意が伝わってきます。
プリンアンプの往年の銘機、マランツ#7です。もちろん、当時のままではなく手が入れられています。チューバホーンさんや横浜のMさんがお使いのマランツ#7も同じ方の手によるチューニングと聞いています。いかに銘機とは言え、易々とは鳴らないのでしょう。箱に値打ちがあるなんて話もありました。
弩級の真空管パワーアンプも健在でした。昼の部はプッシュップル、夜の部はシングルでの再生となりました。3年前に初めて見たときは豪華なアンプに驚きましたが、こちらの目もすっかり慣れました(笑)。当時ラック下段にあったプッシュプルアンプは最上段に来ています。
冒頭のブラインドテストは、①トリプルPC+asoyaji DAC、②mini PC+Hugo2、③エソテリックK-01(CD再生)での同一音源の比較です。曲はエヴァ・キャシディのライブ盤から「枯葉」でした。以下、あくまでも個人の感想です。③は全体の中では固い印象でした。ノイズフロアの少なさで②が良いと感じました。①はテープヒスが②より多めに感じて次点にしました。GRFさんから天井の高さの違いが指摘され、聴きどころを抑えていないなぁと反省しました。K-01は2014年に生産終了となっていますが、当時のフラッグシップ機です。PCオーディオの進展ぶりを実感した次第です。
続いてはmini PC、asoyaji DACの組み合わせで(いずれもバッテリー駆動)、皆さんの持ち込み音源の鑑賞です。GRFさんは、杉並公会堂で録音したジャズのDSD音源を持ち込まれました。昨年末のGerman Physiks友の会におけるデモンストレーションは記憶に新しいです。800D3の間近で聴く、DSD5.6MHz音源は説得力ある音で、皆さん唸っていました。Lotus Rootsさん、そねさんの音源をHarubaruさんがリッピングしている間、私の音源(といっても由紀さおり、小柳ルミ子、ユーミンですが)をかけて場をつなぎました。
そねさんの音源です。ハイスピードのジャズ音源に、Bloom(女性ヴォーカル)と、そねさんワールドが醸し出されています。
しばじゅん、手島葵とオフ会でおなじみの音源です。こちらもそねさん持ち込みです。デジタルボリュームの設定のせいか、あるいはリッピングの調子のせいか、この時の手島葵は、らしくありませんでした。GRFさんはどうも巻き舌がお苦手なようでした。
アルゼンチンの歌姫リヒア・ピロです。相変わらずLotus Rootsさんの女性ヴォーカル選曲は渋いです。透明感の高いヴォーカルが気になって後日調べたら、日本でも普通に買えますね。この盤ではありませんが、ジャズのスタンダード集を早速、ポチりました。
常連?のK&Kさんの音源は既にHarubaruさんのストレージに格納済です(笑)。今回の選曲は淡路島ではなく、ヴァイオリンとピアノによる「春よ来い」でした。K&Kさん、ヴァイオリンの音色に注目されていました。システムによっては高額なヴァイオリンにも聴こえるそうです。実際、安いヴァイオリンが使われていたそうですが、Harubaruさんのシステム見事に正解でした。モニターSPの面目躍如でしょうか。同じ音源が拙宅にもあります。確認してみましたが、さほど安くは感じられなかったです。ウィーンアコースティックは音を盛っているのかも知れません。
1年ぶりのHarubaruサウンド、十分に楽しませていただきました。800D3を1年鳴らしこんだ成果なのか、全体的に昨年より音が落ち着いた印象です。それでいて、元来の音の解像度は高いままです。細かくも自然な音だったように思います。「海を見ていた午後」は細部まで丁寧に描写されていました。音の進化には上流であるPCオーディオの進化も一役買ったものと思います。午後6時以降の懇親会ではBGM的な鳴らし方となりました。途中、ご配慮で話題のピリスをかけていただきました。小音量ながらハッさせられる場面が度々でした。
懇親会は打ち解けた雰囲気で進行しました。皆さんが持ち込んだおつまみ、お惣菜、そしてHarubaruさんの手によるポトフ等を、ビールと共にいただきました。Harubaruさんもマラソンオフ会も残り1日となり、少々安堵感が出ている様子でした。途中、GRFさんが2枚のお皿を使ってSP調整のポイントを披露されました。忘れかけていたことを思い出すことができ感謝です。遠方のGRFさんは早めの退席となりました。残った神奈川組で午後9時半くらいまで長居してしまいました。毎年のことですが、大変なオフ会を敢行されるHarubaruさんに感謝しつつ散会となりました。
Harubaruさん、ご一緒した皆さん、GWの楽しい半日をありがとうございました。