12月4日、chibiさんとの相互交流を行いました。オフ会は昨年10月以来となります。その後、とんかつ+ミニオフ会の企画があったのですが、chibiさんのプリアンプが当日調子が悪くなり、急遽とんかつのみとなったのは記憶に新しいところです。したがってお会いするのは約1年ぶりとなります。chibiさんとは同じ沿線です。ホーム&アウェーのダブルヘッダー+感想戦のパターンが定着しつつあります。今回は前半が拙宅、約1時間の移動を挟んで、後半がchibiさん宅の流れとなりました。
師走の最初の土曜日は、終日好天でした。このところ昼間暖かく、朝夕冷え込むパターンが続いていて、体の方も慣れてきました。12月後半は冬らしい寒さになるようです。オフ会の午前中は、いつものように掃除と音出しを行いました。オフ会が何度か続くと掃除自体は楽になります。
システム最上流部です。MFさんの貸出機、私のMFPCが混在しています。ありがちですが、貸出機がそのまま鎮座してしまうパターンとなっています。何度か現有システムと直接比較をしましたが、戻し難い現実があります(汗)。そんな訳で貸出機のみで再生しました。MFPCのその後については、あらためて紹介します。
長津田駅でchibiさんをピックアップし、前半戦スタートです。ジャズ、洋楽ポップス、クラシックを駆け足で聴いていただきました。前回からの変化点は、①新DACの導入、②MFPCのランクアップ(貸出機)、③DAC足元へのWELLDELTA導入、あたりです。音への影響の強い①②があったので、かなり違って聴こえたのではないかと想像します。低音がより引き締まり、ジャンルが変わっても破綻の気配がない、といった嬉しいコメントをいただきました。chibiさんのお好きなライブ音源を楽しんでいただけたのが、何よりでした。
電車を2本乗り継いで、chibiさん宅へ移動し、後半戦スタートです。
Naguraの真空管式のプリアンプ はコンデンサの問題で、復旧は早かったようです。システムの上流は、変更が無いようでした。トラウトマン大佐さん製作のPCからサウンドカード経由でアナログ信号を出します。再生ソフトは「JRiver Media Center」で、正面のモニターを見ながら操作します。LINNのネットワークプレイヤー、Octaveのプリメインアンプは既に手放したとのことでした。システムが定まってきましたね。今回のサプライズはSPの追加です。同じキソアコースティックのHB-1が導入されていました。
そのHB-1です。HB-X1を手放したわけではなく、それは別の場所で箱に入れて保管されていました。聴く音楽や気分でSPを変えられるのは、小型SPならではの楽しみ方ですね。HB-1が登場したとき、反響が大きかったことを憶えています。もう12年も前のことです。HB-1XがHB-1の改良であることを考えると、性能だけならHB-1Xなのでしょうが、オーディオはそう単純ではありません。SPの配置も前回から見直されていました。内振りは変わりませんが手前に出されていました。スーパツィータのKITHIT HIT-ST2 、健在でした。
普段はしまってあるルームチューニング材を配置し、鑑賞スタートです。ジャズ、ポップスを中心に次々とかけていただきました。アンドレア・モティスに太田裕美と、拙宅でも聴ける音楽へのご配慮も。 音場は前に出でてくる感じで、後方展開の拙宅とは逆です。この点は一貫していて、chibiさんのお好みの表れだと思います。前回との違いを感じたのはSPの音の濃さ。上手い表現が見当たりませんが、太いタッチの絵画を見ている印象を持ちました。今後、chibiさんが二つのキソアコをどう使い回されるのか、注目していきます。
感想戦はコロナ前の6月以来となる「海賊船」でした。お店の方は満席で、表面上は昔の姿が戻っているように見えました。美味しいお刺身を、ビールと濁り酒でいただきました。例によって話があちらこちらに飛びつつ、オーディオ談義が続きました。つい、お酒のペースが上がってしまいました。
充実の土曜日の午後となりました。chibiさん、ありがとうございました。