珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

赤羽オフ会(前編~ベルウッドさん宅訪問)

2023-02-12 17:46:17 | オフ会
2月4日は久々に赤羽でオフ会でした。ベルウッドさん、いたちょうさんのお宅をハシゴする形式は、2019年のオフ会でも同様でした。コロナを挟んで早3年と8ヶ月が経過しました。この間、飲み会等でお会いしてましたので、お二人に対する久しぶり感はありませんが、赤羽には懐かしさがありました。この日のお昼と夜は赤羽でした。直接見ることはできませんでしたが、昼呑みも健在のようです。オフ会も戻りつつあります。Jリーグの声出し応援に、マスク着用の自己判断・・・漸く出口が見えてきた感じでしょうか。

腹ごしらえに並んだラーメン屋さんが思ったより混んでいたこともあり、更に足を延ばして両面焼きそばの「あぺたいと」へ向かいました。私のオーダーは焼きそば(中)と餃子のセットでした。拙宅の近くにある想夫恋(日田の焼きそば)に比べると、ジューシーです。セットの餃子は厚皮でやはり具は肉汁たっぷりでした。美味しい焼きそばの紹介ありがとうございました。移動はいたちょうさんの車です。まずは高台にあるベルウッドさんのお宅へ向かいました。東洋大学が進出するなど街並みは今でも変わり続けている、とのことでした。


早速、システムが展開されている2階のリビングルームに通していただきました。これまで5回ほど訪問させていただいており、見慣れた光景ですが、ルームチューニング、機器の足元などはいろいろと試行錯誤で追い込まれているようでした。例えばSP後方にある音響調整部材、アンプ下のボード等です。スピーカーT4Limited Special の下のウェルフロートが2重になっていました。多層化の効果は、バベルにも通じるのかも知れません。アンプの下のボードは珍しいスプルースです。天井の浮雲は外したものの結局戻したそうです。


ハードウェアの構成は大きくは変わっていませんでした。デジタルはMFPCからエソテリックのGrandioso K1 (USB-DACとして活用)への流れとなっています。前回はRoonで選曲してHQ playerで再生されていましたが、今回はRoon Bridgeという仕組みでRoonで再生されているようでした。送り出しがDirettaである点は拙宅と共通しています。前回無かったPandaが加わっています。アナログは、不動のGT2000X、DL-103の組み合わせです。メイン機器が載るラックのスパイクは、拙宅同様ウェルデルタで受けています。


デジタル、アナログ半々で聴かせていただきました。以前よりノイズ感の少なさはベルウッドさんのサウンドの特徴のように感じていましたが、更に澄み切った印象を持ちました。リンダ・ロンシュタットの「Walk Away Renee 」は私もレファレンスでよく聴くのですが、相方のアン・サヴォイ のヴォーカルまで手に取るようでした。中森明菜の「セカンドラブ」(セルフカバー)も落ち着いたサウンドでした。途中、高低のバランスを変えた実験がありましたが、当初設定が好ましく感じられました。

MFPC回りの進展、機器の足元のチューニング、部屋の音響調整等、3年半の取り組みがしっかりサウンドに表れていると感じました。オーディオオフ会の面白いところは、3年経過しても前のサウンドの記憶が残っていることです。皆さんの取り組みの成果を共有できるのが嬉しいです。時間の関係でクラシックの再生はありませんでしたが、そちらは次回の楽しみにさせていただきます。音の変化はアナログにも表れていました。音の粒立ちが全般に良くなったように感じました。そしてアナログはこれまた楽しい昭和歌謡のオンパレードです。

この日の課題曲「石狩挽歌」です。後半のいたちょうさん宅でもEP盤で聴かせていただきました。盤によってドスの効き方が違うという話が出ました。いたちょうさん曰くアルバムの方は再録音ではないか、とのことでした。拙宅にはオリジナル盤が無いので、比較できませんが『なかにし礼と12人の女優』は用意できます(笑)。


いたちょうさん押しの南沙織は「20才まえ」をかけいただきました。小椋佳いいですよね。社会人になりたての頃、ギター弾き語り付きの講演会に行ったこと、はっきり憶えています。小椋佳さんがボート部だったことは知りませんでした。ベルウッドさんの青春時代の思い出話と共にアナログ鑑賞が続きました。


昨年10月、スイートサウンドさんから紹介いただいた森恵の「グッバイ・マイ・ラブ 」がデジタルの部でかかりました。本家の方はアナログで登場です。太田裕美の『手作りの画集』では「茶色の鞄」をよく聴いていました。ベルウッドさんの選曲は、リアルタイムで思い入れをお持ちの「都わすれ」でした。歌詞の切なさが沁みます。


小坂明子、あべ静江、70年代のど真ん中ですね。小坂明子は前回も登場しました。「コーヒーショップで」はデビュー曲だったのですね。あらためて聴くとやっぱり演奏も歌詞もいいです。ドラム、木管(オーボエ?)、電子ピアノと続く前奏に妙な懐かしさと昭和歌謡を感じます。



予定されていた2時間は、予想通りあっという間に過ぎてしまいました。コロナを挟んでの久しぶりの訪問でしたが、路線はそのままに音を磨かれていることが分かりました。時間の関係でヴォーカル中心となりました。次はクラシック、ジャズもお聴かせいただければ、と思います。ベルウッドさん、お招きいただきありがとうございました。Philewebは終わってしまいましたが、発信されているブログは、時々お邪魔させていただいております。引き続きよろしくお願いいします。

いたちょうさん宅での後編に続きます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする