先の日曜日、K&Kさんご夫妻と丹沢の塔ノ岳、鍋割山に登ってきました。今年、最初の山行です。K&Kさんにはオフ会や定位の実験でお世話になっていますが、今回は舞台を山に移しての交流というわけです。K&Kさんご夫妻の登山は、私よりずっと本格的です。毎年のように海外へ出られ、ヨーロッパアルプスやヒマラヤも経験されています。この秋も大きな計画があると伺いました。トレーニングへの便乗参加を快く受けていただき、3人で登ることとなりました。私の昨年の山行は好天続きでしたが、今年もその流れは変わっていないようです。
小田急線の渋沢駅で待ち合わせて、バスで登山口付近まで移動後、早速登山開始です。塔ノ岳へのルートはいくつかありますが、今回は大倉尾根を使いました。大倉尾根はご夫妻のベンチマークコースになっています。花立山荘までの1000mを2時間で登ることが、モンブラン登山ツアーの参加条件と聞きました。通常の登山では300~400m/1時間ですから、かなりのペースです。何気なく参加したものの、最初の休憩でトレーニングであることを再認識して焦った次第です。
高度を上げるに連れて、富士山の存在感が増してきました。しかしここは、景色より時間、団子より時間ですので、先を急ぎます。それにしてもK&Kさんの奥様のお元気なこと・・・。何とかモンブラン基準には達しましたが、日常の訓練や、登りの際の歩幅の大事さを実感した次第です。
塔ノ岳からは素晴らしい富士山を堪能することができました。横浜北部の場合、屏風のように立ちはだかる丹沢山塊にブロックされるので、富士山はその頂がちょこんと見える程度です。その屏風に直接登ると、見事な富士山が待っていました。K&Kさんご夫妻も、私も富士山には登っていないことで一致しました。私自身、何時でも登れると先延ばし続けて、かなりの年数が経ちました。世界遺産に東京五輪ですから、まだ混雑は続くでしょう。私にとっては富士山はまだまだ、眺める山なのかも知れません。先入観と違って、南東の斜面の雪が何故か広いですね。
富士山から右に転じると冠雪した南アルプス連峰が素晴らしかったです。これも楽しみにしていたショットです。甲斐駒と聖岳が映っていないのは不覚でした。この写真の右半分を大学2年時に、左半分を3年時に縦走したのは、いい思い出となっています。
神奈川と言えば湘南も切り離せません。丹沢登山の楽しみの一つは山から見る海や都会の景色です。相模湾、江の島、三浦半島が手に取るようでした。三浦半島の奥には房総半島も見えています。昨年5月に千葉の伊予岳から富士山を眺めましたから、当然逆もあり、となります。
塔ノ岳を後にして次に向かったのは、お隣の鍋割山です。ここの鍋焼きうどんを食べるのが、この日の主目的だったという話もあります。途中、残雪が凍った道ではアイゼンの出番かと迷う場面もありましたが、結局、不使用のまま通しました。
実にボリュームのある鍋焼きうどんでした。かなり有名なようで、春秋のハイシーズンとなると1時間待ちもあるそうです。具には南瓜も入っていて、ほうとう鍋に近いイメージでした。ボリュームの多さは女性にはハードルになるかも知れません。山では食べ物を残してはいけない(食事は貴重)という意識があり、汁までいただきました。
鍋割山からそのまま大倉へ下りるルートもあるようですが、林道歩きを嫌って、再び塔ノ岳方面へ戻り、大倉尾根を下ることにしました。陽が少しずつ色を帯びてきましたが、終日風も弱く、展望を楽しむことができました。戻った立花山荘から駿河湾を見ることができました。
伊豆大島も近いですね。ここから大倉までは一気に下ります。下りを侮ってはいけないことは、年齢を重ねた後の登山で経験済みです。下山後、渋沢駅のドーナツ店で感想戦をしばし楽しみ、散会となりました。
都会が近いという丹沢のロケーションにも拠っているでしょうが、昨今の山ガール、山ボーイブームが本物であることを感じました。勿論、従来からの中高年登山組も健在ですし、殆ど空のリュックで走るトレラン系の人もいました。老若男女が多様なスタイルで楽しむ対象になったんだなぁと、約30年前を知る一人として感慨が深いです。転じてピュアオーディオはどうでしょうか?益々ガラパゴス化していないでしょうか?どちらも私にとっては大事な趣味ですが、オーディオの方は行く先が心配です。音楽は間違いなく裾野が広いんですけどね。
ともあれ、K&Kさん、奥様、実りある1日をありがとうございました。秋の大一番を前に、トレーニングの機会もあることかと思います。またご一緒させてください。
小田急線の渋沢駅で待ち合わせて、バスで登山口付近まで移動後、早速登山開始です。塔ノ岳へのルートはいくつかありますが、今回は大倉尾根を使いました。大倉尾根はご夫妻のベンチマークコースになっています。花立山荘までの1000mを2時間で登ることが、モンブラン登山ツアーの参加条件と聞きました。通常の登山では300~400m/1時間ですから、かなりのペースです。何気なく参加したものの、最初の休憩でトレーニングであることを再認識して焦った次第です。
高度を上げるに連れて、富士山の存在感が増してきました。しかしここは、景色より時間、団子より時間ですので、先を急ぎます。それにしてもK&Kさんの奥様のお元気なこと・・・。何とかモンブラン基準には達しましたが、日常の訓練や、登りの際の歩幅の大事さを実感した次第です。
塔ノ岳からは素晴らしい富士山を堪能することができました。横浜北部の場合、屏風のように立ちはだかる丹沢山塊にブロックされるので、富士山はその頂がちょこんと見える程度です。その屏風に直接登ると、見事な富士山が待っていました。K&Kさんご夫妻も、私も富士山には登っていないことで一致しました。私自身、何時でも登れると先延ばし続けて、かなりの年数が経ちました。世界遺産に東京五輪ですから、まだ混雑は続くでしょう。私にとっては富士山はまだまだ、眺める山なのかも知れません。先入観と違って、南東の斜面の雪が何故か広いですね。
富士山から右に転じると冠雪した南アルプス連峰が素晴らしかったです。これも楽しみにしていたショットです。甲斐駒と聖岳が映っていないのは不覚でした。この写真の右半分を大学2年時に、左半分を3年時に縦走したのは、いい思い出となっています。
神奈川と言えば湘南も切り離せません。丹沢登山の楽しみの一つは山から見る海や都会の景色です。相模湾、江の島、三浦半島が手に取るようでした。三浦半島の奥には房総半島も見えています。昨年5月に千葉の伊予岳から富士山を眺めましたから、当然逆もあり、となります。
塔ノ岳を後にして次に向かったのは、お隣の鍋割山です。ここの鍋焼きうどんを食べるのが、この日の主目的だったという話もあります。途中、残雪が凍った道ではアイゼンの出番かと迷う場面もありましたが、結局、不使用のまま通しました。
実にボリュームのある鍋焼きうどんでした。かなり有名なようで、春秋のハイシーズンとなると1時間待ちもあるそうです。具には南瓜も入っていて、ほうとう鍋に近いイメージでした。ボリュームの多さは女性にはハードルになるかも知れません。山では食べ物を残してはいけない(食事は貴重)という意識があり、汁までいただきました。
鍋割山からそのまま大倉へ下りるルートもあるようですが、林道歩きを嫌って、再び塔ノ岳方面へ戻り、大倉尾根を下ることにしました。陽が少しずつ色を帯びてきましたが、終日風も弱く、展望を楽しむことができました。戻った立花山荘から駿河湾を見ることができました。
伊豆大島も近いですね。ここから大倉までは一気に下ります。下りを侮ってはいけないことは、年齢を重ねた後の登山で経験済みです。下山後、渋沢駅のドーナツ店で感想戦をしばし楽しみ、散会となりました。
都会が近いという丹沢のロケーションにも拠っているでしょうが、昨今の山ガール、山ボーイブームが本物であることを感じました。勿論、従来からの中高年登山組も健在ですし、殆ど空のリュックで走るトレラン系の人もいました。老若男女が多様なスタイルで楽しむ対象になったんだなぁと、約30年前を知る一人として感慨が深いです。転じてピュアオーディオはどうでしょうか?益々ガラパゴス化していないでしょうか?どちらも私にとっては大事な趣味ですが、オーディオの方は行く先が心配です。音楽は間違いなく裾野が広いんですけどね。
ともあれ、K&Kさん、奥様、実りある1日をありがとうございました。秋の大一番を前に、トレーニングの機会もあることかと思います。またご一緒させてください。
富士山の南側に雪が多いのは、南岸低気圧の南風の所為でしょう。丹沢はいまブームになっているそうです。
この日は会心の天候でした。富士も大島も南アもよかったですし、筑波山も見えてました。K&Kさんから聞きましたが、ヒルは丹沢でも出るそうです。
どうも北斜面が解けにくいイメージがあるので南東が広いのは違和感がありました。確かに平地が雨でも富士山では雪になりますね。
冬の丹沢でもかなりの人が入ってましたので、春秋は大変なことなってそうです。あとは平日作戦ですが、現役だと難しいですね。