お店の試聴会は土日開催が普通ですが、解放感のある金曜日の夜というのも、たまにはいいかも知れません。先日フェーズテックのフォノアンプの記事を書きましたが、その中で触れたEA-1000の試聴会に昨日参加してきました。アナログ100%の試聴会は、製品を聴くことよりレコードを聴くことが目的だったりしますが、今回は製品、レコード共に楽しめました。Saxophone Colossusのオリジナルをモノラルカートリッジで初体験。これは堪らない人には堪らないんでしょうね。EA-1000は、左右の広がりと中央部の厚みの両立が開発テーマだったようで、自分の求める方向とのマッチングは高いと思いました。
最近読んだオーディオ、音楽関係の古い書籍を紹介します。瀬川冬樹さんと黒田恭一さんの本です。瀬川冬樹さんの名はオーディオ系のブログでも未だに見かけます。好意的に捉えている方が多い感じがします。瀬川さんが亡くなられたのは81年、私がSS誌を立ち読みし始めたのは90年代以降です。従って、瀬川さんの文章に直に触れたのは古書が最初となります。黒田さんも、SS誌のディスク紹介を書いている人、程度の認識しかありませんでした。クラシックのイメージが強かったのですが、ジャンルを超えて音楽を聴かれていたようです。後で知ったのですがBURRN!誌(ロックの雑誌です)にも長い間寄稿されていたとは。
読んだのは「瀬川冬樹のステレオテクニック」です。Amazonで1000円程度で買えました。表題の通り、テクニックに関する事項もありますが、むしろ、スピーカー、アンプ、プレーヤーの原理を解説している章が面白かったです。高校の物理を思い出しながら、そして瀬川さん自身のイラストに助けられながら理解が進みました。プレーヤーは勿論アナログです。アナログを再開した身には、アナログしか書いていない本は逆に貴重です。30年以上も前の本なのに内容は陳腐化してません。裏を返すとオーディオの進歩って遅いのかも知れませんね。ケーブル病など陥りがちな落とし穴への警告も、ちゃんとされています。
たまに覗いているaudio identityの中で黒田さんの「音楽への礼状」の復刊の記事がありました。早速、小学館からの文庫本を取り寄せました。お気に入りのアーティストへのお礼が、手紙形式で綴られています。基本は柔らかいトーンですが、時に、厳しい口調が混ざって、却ってアーティストへの愛情を感じることができます。ジャンルありきではなくアーティストありきの視点が、私には心地よいです。オーディオに力を入れるようになり、私もジャンルが広がり、購入するソフトの量も増えました。買ってきたソフトの音を気にせず単純に曲を楽しむことができたら理想です(要はオーディオにのめり込む前の聴き方ですが)。
早いもので2月最後の週末となりました。この時期は日がどんどん長くなるので、季節の進みを余計に早く感じます。近所の梅が咲き始めて大分経ちました。梅のいいところは、楽しめる期間が長いことです。少し余裕が出たら鎌倉あたりに行ってみようかと思ってます。
最近読んだオーディオ、音楽関係の古い書籍を紹介します。瀬川冬樹さんと黒田恭一さんの本です。瀬川冬樹さんの名はオーディオ系のブログでも未だに見かけます。好意的に捉えている方が多い感じがします。瀬川さんが亡くなられたのは81年、私がSS誌を立ち読みし始めたのは90年代以降です。従って、瀬川さんの文章に直に触れたのは古書が最初となります。黒田さんも、SS誌のディスク紹介を書いている人、程度の認識しかありませんでした。クラシックのイメージが強かったのですが、ジャンルを超えて音楽を聴かれていたようです。後で知ったのですがBURRN!誌(ロックの雑誌です)にも長い間寄稿されていたとは。
読んだのは「瀬川冬樹のステレオテクニック」です。Amazonで1000円程度で買えました。表題の通り、テクニックに関する事項もありますが、むしろ、スピーカー、アンプ、プレーヤーの原理を解説している章が面白かったです。高校の物理を思い出しながら、そして瀬川さん自身のイラストに助けられながら理解が進みました。プレーヤーは勿論アナログです。アナログを再開した身には、アナログしか書いていない本は逆に貴重です。30年以上も前の本なのに内容は陳腐化してません。裏を返すとオーディオの進歩って遅いのかも知れませんね。ケーブル病など陥りがちな落とし穴への警告も、ちゃんとされています。
たまに覗いているaudio identityの中で黒田さんの「音楽への礼状」の復刊の記事がありました。早速、小学館からの文庫本を取り寄せました。お気に入りのアーティストへのお礼が、手紙形式で綴られています。基本は柔らかいトーンですが、時に、厳しい口調が混ざって、却ってアーティストへの愛情を感じることができます。ジャンルありきではなくアーティストありきの視点が、私には心地よいです。オーディオに力を入れるようになり、私もジャンルが広がり、購入するソフトの量も増えました。買ってきたソフトの音を気にせず単純に曲を楽しむことができたら理想です(要はオーディオにのめり込む前の聴き方ですが)。
早いもので2月最後の週末となりました。この時期は日がどんどん長くなるので、季節の進みを余計に早く感じます。近所の梅が咲き始めて大分経ちました。梅のいいところは、楽しめる期間が長いことです。少し余裕が出たら鎌倉あたりに行ってみようかと思ってます。
アナログはイイですね。
私も気に入ったプレイヤーが見つかれば是非再開したいと考えております。
それにしても最近本当に日が長くなりましたね。
同時に以前より日差しの暖かさも感じられるようになりましたが喜んでばかりはいられません。、
我が家は今年も花粉症対策が始まったので簡単に家を出入りできなくなりました。
この対策は5月の連休直前まで続きます(苦笑)
まあ、あのくしゃみと目の痒みを見ていると協力してあげないとかわいそうなんですけどね。
アナログ、いいプレイヤーが見つかるといいですね。
大事にされているレコードがまた、活きます。
今年は杉花粉が多いようですね。私は一時期に比べて
耐性が上がったのか、以前のようなつらい日が減って
いる気がします。何とか3月をしのぎたいところです。
偶然にも私も最近、瀬川冬樹のステレオテクニックを読みました。色々示唆に富んだ文章で面白くまた勉強になりました。
私は現代オーディオから入り、その後ビンテージオーディオにはまったタイプなのですが、ビンテージオーディオを聴くとオーディオの進化とは?と考えさせられることが多いです。
また、自身で思っていたオーディオの常識というのは宛にならないものだなーとも感じています。
奇遇です。オーディオ装置の仕組みを理解するのに
とても参考になる本ですね。いまどき、このような本は
ありません。お使いのホーン式についても、詳しい
説明がありました。
現代オーディオからビンテージへ移行されるのは
珍しいことではないように思います。最近は、
ビンテージにPCオーディオといった組み合わせも
ありますから、広い時間軸の中で装置を組みあわ
せる、そんな楽しみも出てきました。
何度かビンテージのSPの音を聴きましたが、
遜色は感じませんでした。