先の4連休の3日目、神奈川県西部の山北にある大野山に登ってきました。好天日を狙った散歩感覚の登山です。小田急線と御殿場線をつないで、登山口のある谷峨駅へ向かいました。御殿場線は、東海道本線の国府津から御殿場を経て沼津へと続く、JR東海の路線です。谷峨までが神奈川県、駿河小山からは静岡となります。先の大寒波で、北日本、北陸は記録的な大雪となりましたが、裏腹に関東南部は晴天が続いていました。昨年の浜石岳、年初の沼津アルプスに続いての富士山展望登山となりました。
谷峨駅から登山口に向かう途中、富士山の上部が顔を覗かせていました。確かに冠雪はしていますが、連日の大雪のニュースからすると、雪が少ないと感じました。標高は高くとも、あくまでも太平洋側の山です。
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登山道は、しっかり整備されていて歩き易かったです。どんどん高度を上げると、富士山の裾野まで見えるようになりました。御殿場市街や沼津方面の愛鷹山も見えてきました。
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頂上が近づくに連れて樹林が減り、ススキが目立つようになりました。この時期は枯れすすきですが、秋は見事な光景になりそうです。足元は乾燥して歩くだけで砂埃が舞うほどでした。
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富士山をズームで。富士山の一部?宝永山が手に取るように分かります。南側斜面の雪が多いのは、南岸低気圧の影響です。御殿場演習場の砲台の音もよく聞こえていました。
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山頂に近づくと、湘南方面の見通しもよくなりました。開けているのは、小田原市街でしょうか?伊豆大島や遠く房総半島も確認できました。
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標高723mの山頂に到着です。山頂は平らで、ピークらしいピークがありませんでした。帰りの御殿場線の時間を気にしつつ、滞在時間は短めにしました。
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普段、丹沢と大山を東側から眺める機会が殆どなので、西から見る光景は新鮮でした。足元には丹沢湖も見えます。おそらく檜洞丸、畦が丸、大室山あたりが見えていると思われます。
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御殿場線の本数が1時間に1本程度しか無いので、下山を急ぎました。途中、江の島を確認することができました。登山道を終え、歩道に出てからが長かったですが、発車10分前に無事、山北駅に着くことができました。
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以前から登りたかった大野山に、登ることができました。丹沢西部にはま行けていない山があります。電車の時間さえ押さえておけば、御殿場線は活用しがいがありそうです。
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