珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

風薫る週末に・・・その2

2014-06-01 09:54:34 | ライブ
翌日曜日も好天に恵まれました。この日はGRFさんから東京アカデミーオーケストラ(以下TAO)のコンサートにお誘いいただきました。やはりクラッシックコンサートに頻繁に通われるベルウッドさんもご一緒です。会場は私の地元のフィリアホールです。ホールまでは自宅から歩いて40分ほどです。14:00集合でしたので、食後の散歩を兼ねてご覧の田園風景を見ながらホールに向かいました。歴戦のお二人に少々緊張したのは確かですが、これも経験です。フィリアホールは1月のツィメルマンのリサイタル以来ですから4か月ぶりです。TAOは一昨年の11月以来2度目になります。


私が到着して、しばらくするとベルウッドさんが来られました。2月の群馬シャコンヌホールの催しでご一緒だったのですが、ベルウッドさんが途中退席されたため、話す機会を逸していました。Philewebでのコンサート評から幾分厳しい方かと思っていましたが、実際はそんなことはありませんでした(笑)。間もなくGRFさんも合流です。2階にしましょう、という流れになり席を確保した後はロビーコンサートです。目の前で弦楽四重奏を聴く機会はそうそうありません。女性ヴィオリストの凛とした姿に魅かれましたが、それは私だけではなかったようです。


クラシックのコンサートに行く機会はそれになり増えていますが、最初から2階の席に座るという選択は意外でした。GRFさんには「好きな場所にどうぞ」とも言っていただきましたが、敢えて2階の音を聴くことにしました。どうも映画のイメージからか正面優位という先入観がありますが、考えてみるとここには音楽を聴き来ているわけです。ホールは間接音(反射音)込みで設計されてますし、フィリアホールの評判は高いとも聞きます。聴ける位置の自由度は高いはずですね。実際、音に違和感は無く、オーケストラ全体を見渡せるという利点もありました。


コンサートのタイトルは『チェコ、民族の響き』で、チェコにゆかりのある作曲家の作品が取り上げられていました。演奏に手厳しいお二人もプロ、アマの違いを考慮してだと思いますが、全般的に高評価だったようです。
 スメタナ 弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯」より抜粋(ロビーコンサートです)
 ヤナーチェク 弦楽合奏のための組曲
 モーツァルト 交響曲第38番(別名プラハです)
 ドヴォルザーク 交響曲第7番
このうち、家に音源があって馴染みがあるのは38番のみ、という時点でビハインドなわけですが、以前に比べると知らない曲でも演奏を楽しめるようになりました。オーディオのおかげで、音と曲、あるいは細部と全体といった具合に、多面的に聴くようになりました。

TAOは指揮者を置かないオーケストラとホームページでも謳っています。メンバーの7、8割は著名な大学のオーケストラのOBと伺いました。我々と同じ会社員も多いことでしょう。アフターや休日を練習に重ね、年2回の演奏会で燃焼する・・・エールを送りたくなります。「神がかり的な演奏は期待できないが、アマならではの一体感を楽しめる」とはベルウッドさんのコメントです。甲子園球児の喩は分かり易いですね。指揮者がいないとう点で、私が連想したのはフットボールの方です。本番(試合)では絶えずリアルタイムでの修正が求められたでしょう。2階席からはその様子も楽しませていただきました。

コンサート後は近くのイタリアンレストランで軽く飲食です。陽が長いのでテラスにしましたが、これが心地よい時間となりました。1時間半ほどだったでしょうか、もう1週間前になるので忘却しつつありますが、コンサート以外にも何かと話題が発散しました。まだまだ物差しの不足を再認識することとなりましたが、GRFさん、素晴らしいコンサートに誘っていただきありがとうございました。
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