昨年末のオーディオ振り返りの中で、MFPC上の再生ソフトRDP(Realm Discovery Player) について触れました。今年に入って、その最新版であるバージョン7.17.6を導入しました。まだ導入して2日ですが、従来再生では今一つ聴き取りにくかった音が聴こえて驚いています。耳タコ音源を中心に聴いていますが、何かしらの発見があります。Analyzed形式のファイルが16bitから32bitに変わり、変換作業はやり直しですが、出音を聴いてしまうと仕方無いといった状況です。
最近のDACは32bitでの処理が普通になっているようです。そこで、あらかじめ32bitのAnalyzed形式の音源ファイルを用意し、それをKS(カーネルストリーミング)と呼ばれる伝送方法でDAC側に送るコンセプトです。音源のファイルサイズは倍になりますが、いわゆるハイレゾではありません。階調表現がより細かくなったと理解しています。従来の16bitのAnalyzed形式の音源に比べて、細かい音がしっかり定位します。カッチリした音はカッチリと、柔らかい音は柔らかく再生されます。声の消え際に、思わず唸ってしまいました。
Oさん製作のDACには中華DDC SU-2を介して、I2S信号を入力しています。このDACにはUSB入力があり、MFPCとの直結を試みました。当初音は音が出ずに焦りましたが、PC再起動で無事音が出ました。DACのUSBにはXMOS系の基板が使われていてKSモードを受け付けたようです。DDCを使っても32bit化の効果は感じられたのですが、USB直の方がより効果が出る印象です。画面からも分かるように、サンプリング周波数はCD規格の44.1kHzとなっています(入力がI2S2となっていますが、実際はUSBです)。
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