野菜ソムリエPro. AndyのBlog

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今年の西瓜を振り返る。

2010年08月26日 22時19分26秒 | 野菜&果物
以下の3枚の写真は、今年育てた西瓜。
7月末に撮影。
どれも自根栽培である。


この西瓜は皆さんご存知の西瓜。
果肉は赤。重さは6kg~10kgになる。
これも15年余り自家採種。


この西瓜は、17年ほど前に鳥取に海水浴に行った際、
旅館の夕食のデザートに出た西瓜の種を採種し、それを
自家採種し続けたもの。
果肉は赤。

写真ではそんなに大きくないが、
もっと果実は大きくなり、重さは10kgを超える。
生育は大柄で、肥料の吸収力が旺盛。

ちょっとでも窒素肥料が多いと実がつきにくくなり、
実がついても日持ちしない。


3枚目は中が黄色のクリーム西瓜。
これも自家採種。
重さは6kg程度。中玉。
この3枚の西瓜の中では一番おとなしく、
あまり株が繁茂しない。
そして、ちょっと生育が遅め。

3種類とも生育の性格が異なる。

さて、今年の西瓜は不作だった。
例年の半分ほどしか収穫できず。
つるがあまり繁茂しなかった。

原因は4月~5月の低温。

今年の西瓜の肥料は、以前にもこのブログで取り上げたが、
元肥は牛糞と米ぬかのみ。

追肥も米ぬかと、液肥を500倍に薄めたものを葉面散布。

油粕は全く使わなかった。

ところが、牛糞と米ぬか。
これらの肥料はゆったり効き、
しかも、低温ならなかなか効いてこない。

4月~5月が低温。

4月に最高気温が10度のときや、
5月に最高気温が20度を下回ることもあった。

そのため、ただでさえ低温なのに、加えて肥料が効くのが遅かったため、
6月にようやく生育を始める始末だった。

つるがのびて葉が10枚位で1番目の雌花がついていたことから、
肥料が十分効いていなかったことがわかる。

ちなみに葉の枚数と1番目の雌花の関係だが、
ちゃんと生育していれば、葉が15枚位で雌花がつく。
ちなみに肥料過多の場合は20枚位で雌花がつく。

その後もつるが十分伸びないうちに花が咲いてしまった。

来年は元肥に牛糞、米ぬかに加えて、
有機質で即効性の肥料を少し加えてみたいと考えている。
量は牛糞、米ぬかの3分の1くらい。

しかし、収穫した西瓜は格段に日持ちがしたし、
糖度は低いものの、十分食べることが出来た。

ただ、種がいつもより多い気がした。
1番果でも。

ふつう1番果はそんなに種はまともなのが出来ない。

とにかくどれもかしこも種だけは立派だった。

これは西瓜自体が不作だったことから、
子孫本能がいつもより早く働いたのだろうか?

生育中にひび割れした西瓜があったが、その西瓜が、
ひび割れした部分が見事に乾いていた。

これが化学肥料を使っているとひび割れするや否や腐る。

これを元に、来年の栽培計画を立てたい。
来年も株間は4mにしたいと考えている。


コメント
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