阪南大学起業塾10周年シンポジウムの続きです。
またまた生意気な記事ですがご容赦ください。
第2部は、パネルディスカッション。
テーマは「ビジネスの基本は人づくり」。
パネリストの司会は、このブログではおなじみ、
ナニワのウェスタン社労士、Charlie先生。
パネリストは
・Charlie先生
社労士、「起業塾」講師。
開講から毎年講師をされており、まさに起業塾の「大御所」です。
・山本 恵子氏
(株)山創 代表取締役&コミュニティスペース「空くぅ」オーナー
・貴島 清美氏
(株)ディプロム代表取締役、「起業塾」講師
・浅田 慎太郎氏
(有)スライヴ代表取締役、2003年「起業塾」受講生、僕の学生時代の親友。
・加藤 彩乃氏
阪南大学流通学部2回生、2010年度「起業塾」受講生
僕の講義を聞いて下さった受講生の1人で、
僕が講義したことを実践して下さっています。
改めて、有難うございます。
・梶山 国宏先生
阪南大学経済学部教授 起業塾メイン担当
ゆったりしていて、しかもインパクトがある
Charlie先生の第1声で、ディスカッションが開始。
以下、印象に残ったことを中心にご紹介します。
・求められる人材について、学生と企業の考え方に大きな差異がある。
これは、昨今の学生の就職活動の問題点の1つです。
企業は、コミュニケーション力や人間性は持っているものと認識しています。
しかし、現実は異なっている状態です。
これを聞いてふと思ったのが、
「人材」を「専門分野」に置き換えて、
「学生」を「その専門分野を学ぼうとする人」
「その専門分野で生きていこうとする人」と置き換えても
当てはまる気がしてなりません。
自分が生活者に提供しようとしているモノを
もう一度考え直す機会となりました。
・自分で仕事を創るという発想がない。
仕事を創る。というよりも、分かりやすく言えば
オリジナルの創意工夫がない。
言われたこと、当たり前のことを
当たり前にやっているということです。
学生の就職活動において、企業の面接官は
必ず以下の2つの質問がされます。
「自己PR」
「学生時代に一番力を入れたこと」
この内容にそのことが現れているそうです。
・「3つのタイプの人材」
積極的学習者 10%
…スキルアップの為に損得を関係なく学習する人
消極的学習者 60%
…特になること、自分の得意(専門)分野しか学習しない人
学習拒否者 30%
…学ばない、問題を問題と認識しない人
学習拒否者が30%も。
Charlie先生もこれについて深刻に述べてはりました。
ディスカッションはCharlie先生の以下の言葉で幕を閉じました。
「ビジネス=社会そのもの。直接商売ではない。」
「自立する能力。それをつけさせるのが社会全体の役目」
「意識の変革のためには、私達(社会)も変革を!」
最後に、ディスカッションのパネリストの皆様、
名刺交換をさせて頂いた皆様、
阪南大学の皆様
大変お世話になり、有難うございました。
またまた生意気な記事ですがご容赦ください。
第2部は、パネルディスカッション。
テーマは「ビジネスの基本は人づくり」。
パネリストの司会は、このブログではおなじみ、
ナニワのウェスタン社労士、Charlie先生。
パネリストは
・Charlie先生
社労士、「起業塾」講師。
開講から毎年講師をされており、まさに起業塾の「大御所」です。
・山本 恵子氏
(株)山創 代表取締役&コミュニティスペース「空くぅ」オーナー
・貴島 清美氏
(株)ディプロム代表取締役、「起業塾」講師
・浅田 慎太郎氏
(有)スライヴ代表取締役、2003年「起業塾」受講生、僕の学生時代の親友。
・加藤 彩乃氏
阪南大学流通学部2回生、2010年度「起業塾」受講生
僕の講義を聞いて下さった受講生の1人で、
僕が講義したことを実践して下さっています。
改めて、有難うございます。
・梶山 国宏先生
阪南大学経済学部教授 起業塾メイン担当
ゆったりしていて、しかもインパクトがある
Charlie先生の第1声で、ディスカッションが開始。
以下、印象に残ったことを中心にご紹介します。
・求められる人材について、学生と企業の考え方に大きな差異がある。
これは、昨今の学生の就職活動の問題点の1つです。
企業は、コミュニケーション力や人間性は持っているものと認識しています。
しかし、現実は異なっている状態です。
これを聞いてふと思ったのが、
「人材」を「専門分野」に置き換えて、
「学生」を「その専門分野を学ぼうとする人」
「その専門分野で生きていこうとする人」と置き換えても
当てはまる気がしてなりません。
自分が生活者に提供しようとしているモノを
もう一度考え直す機会となりました。
・自分で仕事を創るという発想がない。
仕事を創る。というよりも、分かりやすく言えば
オリジナルの創意工夫がない。
言われたこと、当たり前のことを
当たり前にやっているということです。
学生の就職活動において、企業の面接官は
必ず以下の2つの質問がされます。
「自己PR」
「学生時代に一番力を入れたこと」
この内容にそのことが現れているそうです。
・「3つのタイプの人材」
積極的学習者 10%
…スキルアップの為に損得を関係なく学習する人
消極的学習者 60%
…特になること、自分の得意(専門)分野しか学習しない人
学習拒否者 30%
…学ばない、問題を問題と認識しない人
学習拒否者が30%も。
Charlie先生もこれについて深刻に述べてはりました。
ディスカッションはCharlie先生の以下の言葉で幕を閉じました。
「ビジネス=社会そのもの。直接商売ではない。」
「自立する能力。それをつけさせるのが社会全体の役目」
「意識の変革のためには、私達(社会)も変革を!」
最後に、ディスカッションのパネリストの皆様、
名刺交換をさせて頂いた皆様、
阪南大学の皆様
大変お世話になり、有難うございました。
諸事情で更新できずすいません。
2/5(土)、野菜ソムリエ1次試験の後、
一目散に阪南大学起業塾10周年シンポジウムに参加してきました。
「起業塾」といえば、このブログでも度々書かせて頂きましたが、
かつて受講していた科目で、昨年4月に講義をさせて頂いた科目です。
端的に言えば、「起業家養成科目」です。
シンポジウムは2部構成で、
第1部は、記念講演として、
関西では知る人ぞ知る新聞「日本一明るい経済新聞」編集長の
竹原信夫さんの講演。
テーマは「アイデアで勝負する関西の元気企業」
第2部は、パネルディスカッション。
テーマは「ビジネスの基本は人づくり」
まずは第1部をご紹介します。
竹原さんは、元気な中小企業の取材現場を踏まえて、以下の
お話をして頂きました。
●分かりやすく、楽しい新聞を!
これが、日本一明るい経済新聞を誕生させた理由です。
新聞といえば、特に最近は事件や事故、災害などの暗い話ばかり。
時事ネタで会話しても、果たして明るい気持ちが出なくなるのでは?
そう感じて、明るい情報を新聞として編集し、
周りを明るくしようということで、
「日本一明るい経済新聞」が誕生しました。
明るい情報として、例えば、
ユニークなビジネスやユニークな商品を手がけている会社、
黒字経営を続けておられる知る人ぞ知る会社などを
紹介されておられます。
これでしたら、元気になりそうです。
●ちょっとのアイデアで業績アップ
とある会社の事例をいくつかご紹介頂きました。
印象に残っていることをご紹介します。
1、黒字経営を続けているA社では、
お客様を玄関までお見送り、あるいはお出迎えをされるそうです。
しかも、お客様が到着する10分前からスタンバイしているとか。
また、お客様の靴に靴べらを置き、すぐに靴が履けるようにしているそうです。
ある日、そこの社長さんが、いつも右側の靴に靴べらをおいているのに、
その時は左側に置いているのを発見。
社長さんは置き間違いと思い、右側に置こうとしたら、
従業員が
「そのお客さんは左利きなので左においているのです。
お茶を飲まれるとき、左手で飲まれたから左利きと分かりました」
と回答。
ここまで徹底しているのです。
2、そうじで業績アップのB社。
最近、3S活動をされている会社さんが増えていますが、
とあるB社は社員150人の製造業の会社。
ここの会社では、「社員は1日2コのゴミを拾う」という
スローガンを掲げました。
当然、そうじをしています。
すると、オフィスもきれいになり、社員は明るくなり、
それが営業にもつながり、
業績がアップしたのです。
ある日、とあるお客様がこの会社をご訪問。
そのスローガンを見て、
「1日2コにせず、1日10コにしなはれ!」
と社長に忠告。
すると、社長はこう切り出しました。
「1日10コにするやろ?
1日目、2日目は10コ拾うわ、
ところが、3日目から『今日は7コでエエか。10コもないし』
5日目は『今日は5コでエエか』
7日目は『今日は3コでエエわ』
10日目は『今日はやめとこか…』
という具合で、だんだんやらへんようになるねん。
あまり目標は高くしすぎたらアカンねん」
実際、目標を高く設定しすぎて、
挫折する企業さんも少なくないそうです。
3、ほめて元気を育てる。
最近、ビジネスでも女性優位といわれていますが、
これは必須になりつつあるのでは…なんて感じています。
僕は特に痛感しています。
●Think Different
大阪風で言えば、「ヨソと違うアイデアを」ということです。
野菜ソムリエ協会の福井理事長がよくおっしゃってる「付加価値」「+α」
(福井理事長の本『野菜ソムリエを作ったわけ』にも書かれています。)
そのヒントを1つ。
「なんでやねん」が大事とおっしゃっていました。
福井理事長の本『野菜ソムリエを作ったわけ』にも、
全く同じことを書かれています。
そういう考え方が、ヨソと違うアイデアにつながるとおっしゃっていました。
●いつも元気な社長の発想「あいうえお+番外編」
社長さんに限らず、生活者にも当てはまるかもしれません。
・あ…明るい
・い…意思が強い
・う…運がいい
・え…縁を大切に
・お…大きな夢を
・番外編 4つ
靴が揃っている
トイレがピカピカ
朝が早い
夫婦仲がよい
印象に残った事例をご紹介。
「う…運がいい」
交通事故で足を骨折した2人の男性のお話。
2人とも生命の危機に追い詰められたほどの大怪我だったそうです。
それぞれお見舞いに訪れた方に対する会話の一部です。
Cさん
「いや~、もうちょっとで頭蓋骨折れるとこでしたんやて。
しかし足だけですんで、ワシは幸せですわ~」
Dさん
「骨折してしもて、ワシはツイてないわ~」
★ここで問題です★
この2人のうち、1人は毎年数億の売上を出している中小企業の社長さんです。
Cさん、Dさん、どちらでしょうか?
答えは後ほど。
「え…縁を大切に」
ある会社E社の理念は「経営は損得にあらず」。
一見、「何をいうとるんや?」と突っ込みたくなるかもしれません。
ところが、ここの会社。
毎年数十億円の売り上げを出している会社なのです。
以前、起業塾で
「人、物、カネ、情報。この4つが必要。しかし一番大事なのが『人』」
と、学びました。
最近「カネ」に焦りを感じていたのですが、
このお話をお聞きして、再確認させていただきました。
でも、この世の中。なかなか難しいことだと思います。
「+α その2 朝が早い」
7時までに出社しておられる社長さんの会社は、
帝国データバンクのデータより、
殆どつぶれていないというデータが出ているとか。
「早起きは三文の徳」といわれますが、それを象徴していますね。
さて、締めとして、竹原さんは
・「デフレ時代こそ1円高く売るアイデアを!」
・「さあ!行動しよう」
・「素人の発想、声を大切に!」
というメッセージを発していただきました。
1円高く売る。この1円とは、「付加価値」「+α」です。
…と、第1部をご紹介しました。
最近、殺気立っている(?)せいか、
表現がキツい所もあるかもしれません。
その点ご容赦ください。
さて、次は第2部をご紹介します。
★文中の問題の解答★
Cさんです。
2/5(土)、野菜ソムリエ1次試験の後、
一目散に阪南大学起業塾10周年シンポジウムに参加してきました。
「起業塾」といえば、このブログでも度々書かせて頂きましたが、
かつて受講していた科目で、昨年4月に講義をさせて頂いた科目です。
端的に言えば、「起業家養成科目」です。
シンポジウムは2部構成で、
第1部は、記念講演として、
関西では知る人ぞ知る新聞「日本一明るい経済新聞」編集長の
竹原信夫さんの講演。
テーマは「アイデアで勝負する関西の元気企業」
第2部は、パネルディスカッション。
テーマは「ビジネスの基本は人づくり」
まずは第1部をご紹介します。
竹原さんは、元気な中小企業の取材現場を踏まえて、以下の
お話をして頂きました。
●分かりやすく、楽しい新聞を!
これが、日本一明るい経済新聞を誕生させた理由です。
新聞といえば、特に最近は事件や事故、災害などの暗い話ばかり。
時事ネタで会話しても、果たして明るい気持ちが出なくなるのでは?
そう感じて、明るい情報を新聞として編集し、
周りを明るくしようということで、
「日本一明るい経済新聞」が誕生しました。
明るい情報として、例えば、
ユニークなビジネスやユニークな商品を手がけている会社、
黒字経営を続けておられる知る人ぞ知る会社などを
紹介されておられます。
これでしたら、元気になりそうです。
●ちょっとのアイデアで業績アップ
とある会社の事例をいくつかご紹介頂きました。
印象に残っていることをご紹介します。
1、黒字経営を続けているA社では、
お客様を玄関までお見送り、あるいはお出迎えをされるそうです。
しかも、お客様が到着する10分前からスタンバイしているとか。
また、お客様の靴に靴べらを置き、すぐに靴が履けるようにしているそうです。
ある日、そこの社長さんが、いつも右側の靴に靴べらをおいているのに、
その時は左側に置いているのを発見。
社長さんは置き間違いと思い、右側に置こうとしたら、
従業員が
「そのお客さんは左利きなので左においているのです。
お茶を飲まれるとき、左手で飲まれたから左利きと分かりました」
と回答。
ここまで徹底しているのです。
2、そうじで業績アップのB社。
最近、3S活動をされている会社さんが増えていますが、
とあるB社は社員150人の製造業の会社。
ここの会社では、「社員は1日2コのゴミを拾う」という
スローガンを掲げました。
当然、そうじをしています。
すると、オフィスもきれいになり、社員は明るくなり、
それが営業にもつながり、
業績がアップしたのです。
ある日、とあるお客様がこの会社をご訪問。
そのスローガンを見て、
「1日2コにせず、1日10コにしなはれ!」
と社長に忠告。
すると、社長はこう切り出しました。
「1日10コにするやろ?
1日目、2日目は10コ拾うわ、
ところが、3日目から『今日は7コでエエか。10コもないし』
5日目は『今日は5コでエエか』
7日目は『今日は3コでエエわ』
10日目は『今日はやめとこか…』
という具合で、だんだんやらへんようになるねん。
あまり目標は高くしすぎたらアカンねん」
実際、目標を高く設定しすぎて、
挫折する企業さんも少なくないそうです。
3、ほめて元気を育てる。
最近、ビジネスでも女性優位といわれていますが、
これは必須になりつつあるのでは…なんて感じています。
僕は特に痛感しています。
●Think Different
大阪風で言えば、「ヨソと違うアイデアを」ということです。
野菜ソムリエ協会の福井理事長がよくおっしゃってる「付加価値」「+α」
(福井理事長の本『野菜ソムリエを作ったわけ』にも書かれています。)
そのヒントを1つ。
「なんでやねん」が大事とおっしゃっていました。
福井理事長の本『野菜ソムリエを作ったわけ』にも、
全く同じことを書かれています。
そういう考え方が、ヨソと違うアイデアにつながるとおっしゃっていました。
●いつも元気な社長の発想「あいうえお+番外編」
社長さんに限らず、生活者にも当てはまるかもしれません。
・あ…明るい
・い…意思が強い
・う…運がいい
・え…縁を大切に
・お…大きな夢を
・番外編 4つ
靴が揃っている
トイレがピカピカ
朝が早い
夫婦仲がよい
印象に残った事例をご紹介。
「う…運がいい」
交通事故で足を骨折した2人の男性のお話。
2人とも生命の危機に追い詰められたほどの大怪我だったそうです。
それぞれお見舞いに訪れた方に対する会話の一部です。
Cさん
「いや~、もうちょっとで頭蓋骨折れるとこでしたんやて。
しかし足だけですんで、ワシは幸せですわ~」
Dさん
「骨折してしもて、ワシはツイてないわ~」
★ここで問題です★
この2人のうち、1人は毎年数億の売上を出している中小企業の社長さんです。
Cさん、Dさん、どちらでしょうか?
答えは後ほど。
「え…縁を大切に」
ある会社E社の理念は「経営は損得にあらず」。
一見、「何をいうとるんや?」と突っ込みたくなるかもしれません。
ところが、ここの会社。
毎年数十億円の売り上げを出している会社なのです。
以前、起業塾で
「人、物、カネ、情報。この4つが必要。しかし一番大事なのが『人』」
と、学びました。
最近「カネ」に焦りを感じていたのですが、
このお話をお聞きして、再確認させていただきました。
でも、この世の中。なかなか難しいことだと思います。
「+α その2 朝が早い」
7時までに出社しておられる社長さんの会社は、
帝国データバンクのデータより、
殆どつぶれていないというデータが出ているとか。
「早起きは三文の徳」といわれますが、それを象徴していますね。
さて、締めとして、竹原さんは
・「デフレ時代こそ1円高く売るアイデアを!」
・「さあ!行動しよう」
・「素人の発想、声を大切に!」
というメッセージを発していただきました。
1円高く売る。この1円とは、「付加価値」「+α」です。
…と、第1部をご紹介しました。
最近、殺気立っている(?)せいか、
表現がキツい所もあるかもしれません。
その点ご容赦ください。
さて、次は第2部をご紹介します。
★文中の問題の解答★
Cさんです。