朝から久しぶりの雨、今日は昼からはじめてのろくろ陶芸。「ロクロ成形のツボ」を楽天ショップの残ポイントでで購入。「畳の上の水練」では実際のところはわからないが・・・早めの昼食をおえて会場へ。12時半から会長から会則その他説明を受ける。簡単に考えていたがきっちり会則をつくり、連絡網や役割分担など明確にしている。午前の部と午後の部があり総会員数は22名。午後の部に欠員ができ、会員のI氏の紹介ということでメンバー入りしたということ。先生は小石原窯の窯元、辰巳窯のN先生。まだ若そう。メンバーは11名中、男は4名、女性がここでも元気。13時作陶会スタート、新人紹介され挨拶。ブルーシートが敷かれた床にロクロが11台並んでいる。早速N先生から粘土(キロ100円)の菊練りの指導を受ける。土の硬さを整え気泡を抜き、キメをそろえる重要な工程。実際やってみるとそれなりの腕力もいるし、コツを体得しないと難しい。練った跡が菊の文様になることから菊練りというがいきなり体力勝負、汗をかく。50回ぐらい練りこんだ後巻き取りと称してロクロにおくため紡錘上に戻す。
次にロクロの使い方の指導。ドスンと粘土をロクロ台に落として土の底を盤面にしっかりくっつけて行く。傍のたらいの水で手を濡らす。電動ろくろには主電源と左右回転切り替えスイッチがある。時計まわりに回転させながら右のハンドルで回転スピードを調整。いよいよ土殺し(土の上げ下げでさらに気泡をなくし土を整える)の作業。先生は簡単に上げたり下げたりされるがいざ自分でやってみるとスムースに行かない。この土殺しを5~6回やって成形に入る。まったくのロクロ初心者がもう成形かと思うが先生が親指を真ん中に突っ込むとすーと空洞ができてゆき茶碗の形状になる。次に「しっぴき」という取っ手に糸がついた道具ですっと切り離す。成形された茶碗が一つできる。さあ、やってみてください。そんあ無茶なと思うがやるっきゃない。まあ水と粘土でエプロンもGパンもどろどろ。余計な作業が多いんだろうね。
次回に成形品を電気炉で素焼きするスケジュールになっているらしく11月には本格的に登り窯で実習するとのこと。ということで新米の私もなにか素焼きできるものをつくったらどうですかと隣のベテラン女性がアドバイス。それじゃということでぐい飲みを作ることにして何とかできたのが上の写真。ふつうなら成形品を少々乾燥させて、次の作陶日に削り工程をして素焼きにはいるが、丸かんなで厚みを調整して次回の素焼きに間に合わせることにする。
三時半ごろから後片付け。私のロクロ周りは汚い。まあ最初はこんなものですと先輩たちはいう。4時、すっかりきれいになって皆でミーティング。入会費、会費、土代をはらって、11月の小石原登り窯実習の打ち合わせ。事前のまき割り、釉薬、窯詰、神事など、いろいろ大変そう。まあ「なんでもやってやろう精神」で入会したがさてさてどうなることやら