ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

130103 ウイーンフィル、ニューイヤーコンサート、7時間ドラマ「白虎隊」、三賀日終わる

2013年01月03日 | アフターセブンティ

2013年の正月も大宰府天満宮初詣で終了。十数年ぶりに妻も着物をきての初詣、やはり形からかえると気分も引き締まる。9時半に出発、これが10時になると渋滞に巻き込まれる。運よくいつもの駐車場が1台分あいておりスムースに初詣。息子は大吉、われわれ夫婦は小吉、息子に良縁があるかな。梅が枝もち、豚バラ焼き鳥、いつものメニュー。車中での豚バラ、これがうまい。梅が枝もちと豚バラが昼飯替わり。1時半ごろ息子のタイ土産。とうがらしのきいた辛いラーメンで昼食。日本の食品の品質管理は世界1だが東南アジア諸国のそれはどんなかな?

正月二日目は8時初風呂。ミカンを数個浮かしたミカン風呂。ふつうはミカンの皮を乾燥させて数個分袋にいれて湯にうかべるのが普通のやり方らしいがとにかく朝ぶろで温泉気分、気持ちがいい。昼過ぎ、長女の一家4人がやってくる。さっそくお屠蘇、ビール、御雑煮、おせち料理と続く。今日は孫たちのご機嫌もすこぶるよさそう。娘むこの実家のご両親は2日から仕事とか。サービス業はいたしかねない。孫たちもひととおり食べ終わるとじっとしていない。食べ終わった息子も孫たちの相手に大変となる。ジェンガやトランプやなにやかや、わいわいがやがやの時間がすぎる。5時ごろ早い夕食にして長女一家が帰って行った。嵐が過ぎ去った感じだが楽しい人時であった。

元旦は午後7時から恒例のウイーンフィルのニューイヤーコンサートを楽しんだが二日は17時から24時までの7時間時代劇ドラマ「白虎隊」をみてしまった。今、なぜ白虎隊なのかの放映趣旨はともかく会津藩(福島県)の豪放磊落家老、西郷頼母役の北大路欣也の演技にはまってしまった。徳川幕府の大政奉還から明治維新への移行期の会津藩の生きざまを通じて命の尊さ、連鎖をうたった時代劇だが多数の有為の人材を輩出した会津藩の子供の教育の在り方がおもしろい。武士道そのものだが6歳から9歳までは什(じゅう)と称して遊びの什、学びの什など集団体験学習の場があってそれぞれの家が持ち回りで教育にあたったとある。そして什の掟という戒律をつくって徹底的に暗唱させ身につけさせたという。今の世から見ればえっと思う内容だが1、年長者のいうことに背いてはならぬ 2、年長者にはお辞儀をせねばならぬ 3、うそをついてはならぬ 4、卑怯なふるまいをしてはならぬ 5、弱いものをいじめてはならぬ 6、戸外でものをたべてはならぬ 7、ならぬことはならぬ。当たり前のことではあるが理屈抜きでならぬものはならぬと絶対統制をした。10歳からは白新館という塾で切腹の仕方までふくめて徹底的に武士道をたたきこんだ。当然こんな厳しく子供を教育する年長者にはそれにふさわしい人格陶冶がが要求されたことになる。領主の本分は幕府の言いなりになるのではなく領民を幸せにすることであるというわけだ。

目先の欲得で動く人間、政局ばかりの政治屋、理念をわすれた経営者が跋扈する現代への警告なのかもしれない。日本の右傾化が云々されてはいるが世界にかんたる日本人としてのバックボーンの確立は必要だとは思う

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